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ありがとう、大好きだよ

本当に突然、ひとつの命とお別れしました。

私には、命の恩人と言っても過言ではない
大切な友人夫妻がいます。
そしてそのご夫婦のお宅には、
個性豊かで可愛いねこたちがいるのですが、
その中でも1番仲が良かった子が
突然虹の橋を渡りました。

ここ1年ほど
命とは、魂とは、
そんなことも学んできていたので、
これがこの子の定められた生涯だとわかっているはずなのに、
寂しさと悲しさが溢れてしまい、
まだまだ涙腺崩壊しています。

実は私、これまでに祖父母や同僚、父など
何度も「お見送り」を体験していて、
でもその度に、明確な形で悲しみを感じられたことがなくて
自分でもずっと戸惑っていました。
もちろん、手続きなど対応に追われてそれどころじゃなかったというのもあるのですが、
なんというか「あぁいなくなってしまったのだな」と心に隙間風が吹くものの
泣いたり、何もできないぐらい落ち込んだりすることはありませんでした。
見送った相手との関係性が悪かったというわけでもなく
私は悲しみという感情を忘れてしまっているのではないだろうかと
自分でも心配になるほどでした。


でも今回、もしかしたら初めて、
悲しみというものを認識し、対峙している気がします。


友人宅のドアを開けて入るやいなや、
駆け寄ってくれていた可愛い存在。
その映像がふとした拍子に脳裏に甦り
その度に涙が溢れてきてしまいます。

何か大切なことを教えてくれているんだろうな。
そう捉えて、残してくれたギフトをしっかり受け取るべく、
少しずつ乗り越えていこうと思います。

ありきたりですが、
全ての物事に当たり前なんてない、
いつ終わりを迎えるかは私たちにはわからない。
だからこそ、目の前にある幸せをしっかり受け止めて
1日1日を大切に生きたいと、改めて思いました。


今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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