何か質問しなさいよ~!

このNoteで何の話をするのがいいのかなぁ~と、ぼんやり思っているのですが、たぶん、私の興味があることを書き連ねていけばいいのだろうと勝手に思って、そうするか~!みたいな、一人ノリ突っ込み的な回答となったので、今回は最近あった話からピックアップすることにしました

先週の金曜日、会社(フランスの会社です)にて、他部署の部長(Peerです)の上司が来日し、そのタウンホールが開催されたので、そこから思い出したことと思ったことを書いてみようと思います

まあ多分に私の生い立ちが影響をしているのだとは思いますが、昔から根暗に『こういう事言われたら、こう返そう!』って常に考えちゃうタイプの人間でして、それも他人に馬鹿にされたらこう言い返すぞ!みたいな、今思い返すとヤバい系。って、友人たちは「ああ、だからあんなに言葉が刃物のようなのね」と納得できるとは思いますが、独りロールプレイングが長い通勤時間のお供だった時期もあったりして、結構この独りロールプレイングは自分の人生に役立っております

どう役に立っているのかというと、スンゴイ綿密にどう返されたらぐうの音も出ないのか?を考えるので、他人を論破できるんですよ!って、論破する必要がなくても、正論をどーーーんと他人の目の前に置ける!相手は正論なんで何も言えないわけですな。なので皆さんもこのロールプレイングお勧め~!って言いたいけれども、違うんです。結婚なんてして歳取ってみたら、正論をぶつけるだけが正しいわけじゃない、ということも理解してきたので、まあ、ほどほどに使ってください。要は負けないために相手のことをよく観察して考えるので、Stakeholder Mappingとかに通ずる物もあり、交渉術としては力が付くので、営業職の方とかはやってみるといいかも?

で、なんでこんな話をしたのかというと、最初に戻ってタウンホールの件。外資系で働いていると、exposure (露出・・・要は存在のアピールですね)の一環で、こうやってビジターがあってタウンホールと呼ばれる会議が設定されると、それなりにハイポッツ (High Potential=将来有望視されている社員)に「質問せい!」って声がかかります。声を掛けてくるのは、タウンホールの開催者だったり(といっても上司からの推薦を受けて)、上司からだったり・・・つまり、サクラ要員ってわけだけども、サクラ要員でもこの機会を無駄にせずに使おう!という気になったりして、Win-Winの関係になるわけですね~

会社のトップ中のトップが来る場合は、粗相がないように(要は忖度だよね)事前に質問の内容チェックなどが入ったりしますが、一度上司に「質問の回答が本当に欲しいと思って質問を作るな」と言われたことがあります。どういうことかというと、私のロールプレイングで得たスキルが光っちゃうわけですが、相手を追い詰めちゃっているわけです。回答しにくーい質問になってしまっていて、周りには面白いかもしれないけど、それ聞いてどうすんの?みたいなシラケにつながるって言ったほうが解かりやすいかもしれませんが、なんかそんなレベルの質問でした。そしてその上司が「答えを既に知っている内容でも良くない?」とアドバイスしてくれたことから、気楽に自由に質問を考えられるようになったわけです

しかし、そんな他人もするような質問ばかりだと全く目立たないので、私らしさを出すために、クスって思える質問にしようといつも思っています。が、スベッたらそれはそれで「オイオイ!」っていう状態になるので、当たり障りがないけど、今回の来日の目的や今のマーケットの状況を鑑みた内容にしつつ、ちょっとカジュアルなやつ、という結構せまーい範囲の質問を考えることに落ち着きました

でもねー、やっぱり質問するのって緊張するんですよ。いい質問が浮かんでも、みんなの前で質問あります!って手を挙げるのはキンチョー!です。外資系で働いて早20年(ぐらい)。ここの緊張をほぐす術を未だに開発できていないので、手のひらに「人」って3回書いて飲み込んで!(この間笑点メンバーが「酒」って書くって言ってたな!)みたいなアドバイスしかできないのですが、まあ質問した先に広がる世界は別物である、みたいな気持ちで挑むのがいいのかも?

なーんて偉そうに言ってみましたが、私の昔のチキンぶりを披露して今回の投稿は〆ておこうかな。その昔アメリカの会社で働いていた時、会長来日に併せて、当時走りだったDigital Transformationの話がメインでした。そこでDigitalの担当者としては質問せねばならぬな状況で、聞きたいけれど"Pharmaceutical"という発音が当時私には難しくて難しくて・・・(今は言えます!)。そこに引っかかって最後まで手が挙げられず・・・

今でも緊張するけど、頑張って何か質問しなさいよ~!!(自分に言い聞かせてます)


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