少年ジャンプ2024年13号感想
2024/02/26発売
表紙:ONE PIECE
巻頭カラー:ONE PIECE
センターカラー:Dear Anemone
センターカラー:【読切】STRANGE LOVERS
センターカラー:夜桜さんちの大作戦
読み切り:STRANGE LOVERS(丸山暁星)
読み切り:煽り飯(泉博士)
今週は呪術廻戦がおやすみでちょっと寂しい号でした。ジャンプ・ショート・フロンティアの読み切りも含めて読み切りが2本収録されていました。読み切りが好きなのでうれしい。
ONE PIECE
巻頭カラー
女性陣大集合じゃんどうした!? と思ったら「HEROINES【Colorful】」が発売されるんですね。ところどころワンピマガジンを買って読んでいたんですが、読めていないものもあったのでこうしてまとめてもらえるのは助かります。
レイジュがたしぎに絡んでるのはなんだか新鮮。そういう意図ではないと思いますが、ウタとナミの仲が良さそうなところ(ロビンがそれを微笑ましそうにみているところ)は「そうはならなかったIF」を感じさせてちょっと泣けてくる。
グラばこ
ナレッジキングの話だったのでつい読み込んでしまった。私も受験(?)しているんですが、半分とちょっとくらいしか正解できなかったので、この知識量は本当にすごいと思います。また、ナレッジキング2冠の方が小学校の先生だというのもすごいな……と思いました。
第1108話 〝応答せよ、世界〟
前回のカリブーの引きから。黒ひげって意外と考古学とか好きだったはずなのでカリブーの持ってる情報はだいぶ気に入るんじゃないかと思うんですが、黒ひげ本人にお目通りなるかどうかの瀬戸際って感じですね。読者視点だと「やめてくれ~~~!」ですが、ここまで来たらまあ、十中八九黒ひげに会って情報を伝えるところまでは行きそう。
ボニーの威権順位については、ベガパンクがサターン聖を裏切ったことがバレないように隠していたんだと思っていましたが、「ボニーが海軍に狙われないようにするため」というのが本題だった様子。この考え方からもベガパンクのボニーを思う心と本来の優しさが垣間見えます。本当に死なないで欲しい。
それにしても一気に海軍のキャラが出てきた……。ドール中将がサウロの部下だったことよりも、ドール中将がもう40歳近いということに驚きました(20年以上前サウロが上司だったという発言から)。このマンガ、女性も結構長く働いている。
巨人はただ大きいと言うだけで脅威なのに、その上強いって反則みたいな強さですね。ルフィ視点で仲間側なので頼もしいところですが、敵側にいたら一発で戦意を喪失する自信があります。人間の中では結構大きいはずのフランキーが小さく見えるんだからすごい。
妙な姿になったサターン聖が全然しゃべらなくなってしまったのが不気味。これが悪魔の実の能力かどうかは不明ですが、そういう副作用があるタイプの実なんでしょうか。
自分が運んでいる最中にベガパンクに怪我をさせてしまうのは結構メンタルにダメージがあると思うんですが、めげずに逃げ続けるところが立派だし、ここで船長の「逃がすわけ…」「ねェだろ……!!!」は心強すぎる。
そして不穏な音(ピー)の後に流れ始めるベガパンクの放送によって世界の「真実」が語られ……、語られそう!!!というところで次回に続く。こんなところで!?という気持ちもあり、でもなんだかんだ途中で邪魔が入って最後まで聞けないのかも!?という気持ちもあり……。でもこの日が「大きな事件」の日になることは以前に語られているので、今回は本当に「真実」を聞けるのかもしれません。最終章ってすごい!!!
ウィッチウォッチ
145 演漫アナザーストーリー
6巻の内容!?懐かしい!!!って口に出たんですが、私は当時本誌読みではないので言うほど懐かしくはなかったです。ついノリで……。
前情報がないと笑えないタイプの話か?と思ったんですが、説明は最小限に抑えて本編へ。そもそもこの前情報も「狼天狗が学園祭のコントで大すべりした」くらいの内容なのでそんなに説明することもない。
黒歴史を突くタイプの笑いだと読むのがキツいな……、と思っていたら全然違う方向からの笑いがメインだったのがよかったです。結果的には前回と同じ道を辿るというオチでしたが、そうなった理由はしっかり用意されているし、その過程もおもしろかったのでかなり満足度の高い回でした。
この感想を書いている最中、「ショートケーキ」と「消毒液」の音が似てることに気付いてもう1回笑った。
僕のヒーローアカデミア
No.415 拒絶
記憶の交錯が起きる中でのデクと死柄木が戦闘を継続中。紙面という二次元の媒体に三次元の概念で回想を挟む、この構図と書き込みを見ているとこんなの週刊誌でやるもんじゃない(いい意味で)!!!って気持ちになります。
簡単に譲渡しきれるとは思っていませんでしたが、思ったよりも長引くか……?というところで飛び出したのがエリちゃんというのも激アツ展開を思わせます。ただ、こんなヤバい戦場にエリちゃんが駆り出されて欲しくないというのもあって、複雑な気持ち。
アオのハコ
#138 バドミントンの日
部活と恋愛はちゃんと線を引いていますよ、という回。
自分の彼氏と君の彼氏が試合になったら自分の彼氏を応援するよ、というのは当たり前だと思うのでわざわざ言う必要はないのでは?と思いましたが、そういう割り切りが難しい年代の話なのかも……、という気もします(流石に嫌味でこういうことをいう関係ではないだろうし)。
どっちかというと同じ部活のメンバーの方が「どっち応援しよう……」ってなると思う。実際こういう場面にぶつかったことはないんですが、「先輩を応援するべき」って空気になっちゃうんだろうか……、とか嫌な感じの想像をしてしまい、勝手に心がきゅっとなりました。
SAKAMOTO DAYS
DAYS 156 スポーツマン
四ツ村と神々廻と周の関係性が複雑な上、ここに南雲も一枚噛んでいるせいでもうめちゃくちゃ。ただ、結構どろどろの関係になりそうな関係でもサラッと描写してくることが多い作品なので(意外とキャラクター同士の絡みが少ないのと、登場人物が全体的にドライだからか?)、なんだかんだここもサラッと解決するかもしれない。
周が神々廻を覚えていたのは想定内でしたが、神々廻の方も周がわかったのが意外でした。顔を覚えているかどうか以前に、成長すると結構顔が変わったりするので……。それだけ四ツ村に似ている、かつ神々廻にとって四ツ村の印象が強いのか?と思うと「やっぱあんま割り切れてないじゃん!!!」みたいな気持ちに。
全体的にサラッとした人間関係が多いSAKAMOTO DAYSにおいて、南雲→赤尾に次ぐレベルで神々廻→四ツ村の感情は湿っぽい書かれ方をしている気がします。豹も結構湿っぽいところがあったので、ORDERの男たちがなんとなく湿っぽいのかもしれません。
熊埜御の仲間に対する執着はギャグ描写にしては狂気じみているので、アルカマルでトラウマになるようなことがあったんだとおもいますが、周りがあんまりわかってくれていなさそうでかわいそう。ハルマも「すまん」とかいいながら結局スポーツ戦法に戻っちゃってるし……。
先週のタイトルが混戦だったのと、強さに格差がありそうだったのでチーム戦みたいな感じで進めるのを予想していたんですが、今週であっさり1vs1×3の図式に。神々廻と熊埜御、周とキャロライナ・リーパーはそれぞれ仲間をやられた因縁があるので納得のマッチアップ。主人公なのにあんまり因縁のない相手と戦うことになったシンはどうなる?という感じですが、ここで幼少期の伏線の回収が来たら熱いですね。
Dear Anemone
第2話 変化
先週の第1話が主人公と世界観説明で、今回がアネモネの存在と目的の提示って感じの構成でわかりやすいですね。しかし2話になっても書き込み量は相変わらずで、ホラーとは別の部分で恐怖を感じさせてくる。
人外の強者と利害関係を元に協力関係を築くというのは最近の作品だと人造人間100が記憶に新しいところです。現状主人公とアネモネは協力関係と言えるほどの関係を築けていませんが、それを築くのが3話になりそうな雰囲気。
今回の最後で主人公が海に飛び込んでいたように見えましたが、アネモネが植物である以上、海水はマズいんじゃない!?と思うんですがそこはどうなんだろう。でも敵も結構強そうだったのでここでそんなピンチになっていたら普通に死ぬ気がするので、そこは「進化」で大丈夫!ってことになるのかもしれません。
カグラバチ
第22話 拮抗
シリアスかつ戦闘シーンはめちゃくちゃ硬派でかっこいいのに、日常シーンになると様子がおかしくなるのは本当になんなんだろう。集中線のことをなんらかのおもしろツールだと思っているとしか思えない。私はめちゃくちゃ好きなのでもっとやって欲しい。なんならめちゃくちゃ大ヒットして変なスピンオフマンガが始まって欲しいまであります。
シャルが本当にかわいいし、なぜか柴さんとシャルのテンポが似てるのもいい。チヒロの腕は治らないままなのかと思っていましたが、シャルが能力を上達させて日々治すのに挑戦している様子なのを見ているといつか治って欲しいなという気持ちになります。実際治るんじゃないか?これは。
神奈備サイドを見た感じこっちはこっちで一枚岩ではない雰囲気もあり、この辺は今後色々話が広がっていきそうな感じで楽しみですね。とりあえず神奈備も楽座市には来るようなのでここでチヒロと緋雪の再戦か、個人的な希望としては共闘が見られるとうれしい。
次回辺り漣家に潜入するのかな~と悠長に構えていたらぬるっと侵入していた柴とチヒロに笑ってしまった。あんまりにも普通に居たので最初読んだとき何が起きてるのかわかりませんでした(読み返して「あれ?これ柴?」になった)。
相手は相手でそれに慌てることもなく冷静に対処。次回も戦闘回か!?と期待が高まりまったところで次回センターカラー。連載が順調っぽくてうれしいです。
逃げ上手の若君
第146話 再会1338
戦いが終わって一段落からの敵、しかもかつての友人である吹雪との再会……、という畳みかけるような展開。吹雪に関してはこういう形で史実の人物になるなんてことある!?というショックが未だに抜け切れていないので、いよいよこのときが来てしまったという緊張感があります。
というか、吹雪が最終的にどうなるか知りたくなくて意図的に高師冬のことを調べていなかったんですが、そろそろ調べた方がいいのかも。覚悟を決めた方がいいのかも。
しかし、どんな強敵が来ても「逃げる」ことで喜びを感じてしまいがちな時行につらい戦いをさせるという点では他の追随を許さない人選ではあります。この戦い、小競り合いくらいで一旦終わってくれるといいなと思っているんですが、どうなっちゃうんだろう……。
【読切】STRANGE LOVERS
丸山暁星
ポップな絵柄と軽快なテンポで読みやすく、ラストまで満足度の高い読み切りでした。戸の上で「この読み切りが連載になったらどんな感じなのかな?」という期待も感じられるタイプのストーリーだったので、ジャンプ本誌の読み切りとして結構レベルの高いものだったように感じました。
霊能力者と霊、それぞれのキャラクターもその関係性もよかったし、それを利用した事件解決というのもわかりやすくて好みでした。オチ(?)の犬も良い味出しててよかった。
全体的に優しい雰囲気の作風で、読んでいて嫌な気持ちにならないところもこの作家さんの強みなんじゃないかな~~~と思ったので、いつか別の作品も読んでみたいです。
今思ったけどLOVERSってタイトルの割に恋人要素は薄めだったな。
僕とロボコ
第174話 アカネとアカネ
どう見てもコピーロボットじゃん!!!というのは逆説的にどう見てもコピーロボットだからこそ許された蛮行なのかもしれません。どう見てもコピーロボットだな……。
本物との入れ替わりを狙ってくる、というのは人間コピーものの定石だし、オチも最初からわかると言えばわかるんですが、「ロボコがOM」という点で一瞬「まさかロボコ……、裏切った!(!?)」とハラハラさせられてしまったのが悔しい。
最後ちょっと不穏に終わらせているのもちょっとホラーでよかったです。夏にまたこういう回やって欲しい。
夜桜さんちの大作戦
作戦215. ひふみVS狂一郎
カラーは夫婦デートでめっちゃいいなと思いました。基本的に2人の仲がどうこうなる展開は少ない作品だとは思うんですが、2人とも過去が結構壮絶+結婚してからも敵に襲われ続けていてあんまり心安まる時間がなさそうという状況なのでこうして普通に楽しそうにしていると本当によかったね……。という気持ちになります。
アニメ情報もどんどん出てきているので放映が楽しみ。
狂一郎が本気を出すとマジでめちゃくちゃ強いの、もはや反則では?という気持ち。手放しに狂一郎かっこいい!!!ってあんまり言いたくないのに、決め回では本当にかっこよくて悔しすぎる。そもそも開花が「無」ってなんだよ!!!かっこよすぎる!!!中二のときに出会ってたら真似してたかもしれない(開花を?)。
無というのは属性的にちょっとマイナスなイメージがありますが「姪の悩み、痛み、悲しみを全て無に還す」という形に帰結させたのもかっこよすぎる。
エネルギーが無尽蔵に生み出される(様子)のひふみの開花はこの「無」に対し「生産」「有」あたりなのかなと思わないこともないんですが、狂一郎と対になるよりもあるふぁとひふみで対になった方が美しいのでそれはないか……という気がしています。
また、二刃サイドは一と二を逃がして帰ってくるものだと思っていたんですが、思っていた以上に二刃が強すぎてなんか捕まえられそうになってる……、長女こわ……、というところで次回へ。修行パートは短めになると思っていたんですが、旦の子どもたちを関わらせることで単なる修行に止めずに話が進んでいるのはいいですね。
超巡!超条先輩
第3話 決闘者巡査長
1話丸々遊☆戯☆王パロディじゃん!!!というめちゃくちゃな回ですが(まあ同じ出版社だし許可は取ってるだろうし……)、遊戯王を知らないと楽しめないネタはしっかり控えていて、知っているとなおおもしろいくらいの案配に止めているのがいいバランス。左門くんネタもこっそり紛れ込んでいてサービスがよかったですね。
そもそもギャグマンガって今日日扱いが難しいテーマも多いと思うので、こういうバランス感覚がしっかりしていないと書くのが難しいんだろうな……(今回の子どもに大人げないネタや血税デッキネタ辺りは扱い方を間違えると即炎上みたいな要素を含んでそう)。
※ 私自身は差別的だったり、何かを傷つけて笑いを取るのはよくないとおもっています。ただ、そういうものを完全に避けるというのも多方面への正しい知識がないと難しいと思うので難しいな~と書いています。一応。
自分をヒーローだと思えていない理由もしっかりしていて、こういう倫理観の取り方は好印象だなと感じているので、是非!!!連載が続いて欲しいですね!!!
アンケート!!!入れてます!!!
あかね噺
第99席 もう一つの効果
父が初めて高座を見に来てくれているときにこの扉絵はちょっと涙が出る。
言っていることは「ファンがつくとやりやすい!」という至極まっとうなことだと思うんですが、この辺りは「その人を目的に行く」ことが多いアイドルや歌手とは違うんだな~という印象。この辺は漫才とかもそうなのかもしれない(SQで連載している漫才のマンガをまだ読めていないので急に読みたくなってきた)。
落語関係者ではない友人からの一言で新たな世界の扉を開く、という展開も「落語」という芸を閉じたものにせず、これからに繋いで行きたいという意気込みが見えた気がしてここもよかったです。
それにしても、いつの間にか「平行世界=マルチバース」という認識が強くなっていたことに驚きを禁じ得ません。パラレルワールドとか、多世界解釈とかそういう単語じゃないんだな。もともと「マルチバース」という言葉自体が多元宇宙論の英語読みらしいのでそんなに違いはないと思うんですけどね。
また、他の方の感想でも見かけたんですが、落語の登場人物の話は現状「マルチバース」というよりも「スターシステム」の方が適切なんじゃないか?とも思います。ただ、ここで「スターシステム」と捉えず「マルチバース」と捉えることで「それぞれの世界」を自分の世界とレイヤーで考えることに意味がある可能性はありそう。スターシステムとして捉えるとどうしても「落語を演じている世界」が1つ上の階層になってしまうのでちょっと他人事っぽさが残り、今回のラストのシーンには繋がらない気がする。
次回は第100回!!!表紙&巻頭カラーもあわせておめでたいですね。
アンデッドアンラック
No.196 Set!!!
ピンチなのは重々承知なんですが、タコだから滑る!!!はちょっとおもしろかったです。
今回でついに世界初の理が「魂」であることが確定。マスタールール戦だけあって情報がざくざく出てきてうれしい。
風子のピンチで出てきた見知らぬ人々は「どうして私達は否定能力に選ばれたのか」のモノローグと「キミを選んで本当に良かった」という台詞から、歴代の否定能力者たちなのかな~と思うんですが、彼らが歴代の不運の能力者で、この世にはもういないと思うとそれだけでめちゃくちゃつらい気持ちになってきますね(ただし今ループに関しては風子がアークでループを乗り越えているので否定能力を持っていなかった可能性がある)。
ただ、それだとするとビーストが「奴ら」として認識しているのも謎なんですが、アンデッドアンラックのことなのでこの辺は次号で明かされるでしょう!!!
いつのまにか風子が魂弾みたいなものを普通に撃ってて本当に怖かった。
キルアオ
page 42 センチメンタル大狼
暴力は悪っぽい理論なのにトンファーで殴りかかってくるのはいいのか!?問題、もうちょっと考えてみると、拳銃というのは防衛に使うにしても殺傷力が高すぎる(=人を殺傷する目的が強すぎる)というラインがあるのかもしれないな……、というところにたどり着きました。この辺は銃のない国に住んでいる故の感覚かもしれません。
実際大狼に弁解出来ない理由があるのも事実なので、この状態で何かを信じてもらうのが難しいというのはわかります。
ただ、普通に学校に行けなくなって悲しんでいる十三はかわいそうでした。「行ったら…逮捕されちゃうから…」があまりにも切実。殺し屋やってたのが悪いというのはそれはそうなんですが、十三ってちゃんと教育を受けられずに殺し屋になってしまったっぽいところがあるので、その辺どうなんだろう……。
みんなと一緒のときは襲わない、という辺り獅童もちゃんと見極めはしたいと思っているようでこの辺りは好感度が高いです。猫田どうするんだろうとおもってたら普通に従兄弟としてその場にいるのはちょっとおもしろかった。
そして殺し屋側からの刺客におわせ。サーフィン編ではアクションがあまりなかったのもあり、ここら辺でバトル要素もやっておこう!!!というのが感じられていいですね。
魔々勇々
No.23 信じて送り出した自慢の息子
なにからなにまで林先生のペース!!!という回で気持ちよかったです。ポケットから絶対ポケットに入らない勇者図鑑出てくるところ、何度見てもおもしろい。
過去の勇者と戦うことで能力を引き出すという修行も「なぜかハロハロの魂を読み取れない」「過去にはコルレオの世界にも紋章術があった」という伏線を生み出していて、単なる修行だけでは終わらないテンポの良さ。マママの出番も盛り込んでくれてうれしかったです。
ただ、ここでグリシャの拠点が見つかるというのはちょっと早いような気がして……、でもどうなんだろう……!!!いい意味で展開が読めない作品なので、毎回の引きでハラハラしてしまう。
鵺の陰陽師
第39話 学郎の選択
先週の引きからのパワーアップイベント。鵺さんはあまり契約者を試すタイプの怪異ではないので、個人的にはストレスがあまりなくて好きです。
また、3つの中からどれかを選ぶイベントは主人公は運が強いのが定石だなと思ってさらっと読んでいたんですが、他の方の感想を見ていたら学郎の目にエフェクトが入っているので、ちゃんと選んだのでは?という説があり、確かに……と思いました。そうだとしたらそこはもっとわかりやすく書いてくれた方がよかったな~と思うんですが、もしかしたらこの後落ちついてから言及がある可能性はありますね。
武器がパワーアップし、レベル3を圧倒する学郎と四衲。最後はちゃんと連携が取れたので一安心しました。が、まだ周防先輩と代葉の方が残っているので油断はならない状況が続きますね。
【読切】煽り飯
泉博士
ジャンプ・ショート・フロンティアの作品。
いわゆる飯テロの話で、煽り合い……、というと穏やかではないが、実際グループLINEをするくらいの仲良しグループなので嫌な感じはない。煽り行為も因果応報的な流れで発生し、にんにく罪(にんにく罪?)は犬に嫌われることで購った印象。
短いながらヘイト管理が上手く、仲良しでいいな~と思わせてくれるいい作品でした。あと絵が熟れた感じで上手くてよかったです。
グリーングリーングリーンズ
第12話 「初」
ついにコンペが始まり、グリーンへ。今までは練習のシーンがほとんどだったので、こうして試合が始まるとわくわくしますね。
元々ゴルフのルールはわからないんですが、わからなくても珀の目指していることはわかるのでそこに着目して読んでいれば楽しめる構造になっているのが上手いと思いました。一緒に回っている女の子もかわいい。
初グリーンの結果は1打目とラストが天才的だったものの、真ん中があまり振るわず……という初心者主人公としてはいい感じの落とし所。そこで「2打目が完璧だったら行けてたはず!」という精神力を見せてくれるところに本作品の主人公の魅力が出ていてよかったです。
ツーオンアイス
第21話 You'll Never Walk Alone.
隼馬、綺更ペアの通しを別のキャラクターの視点から見ることで、彼らのやっていることをしっかり伝えたい、というのがわかる回だったと思います。かなり後ろ向きな理由でペアを始めたキャラクターがその良さを感じるというのはわかりやすいし、このマンガでは度々語られている「見る方」の視点を描くというのもよかった。
隼馬、綺更ペアはそんな無可有の心の内なんて知る由もなく、その上で4年後のオリンピックを目指すという決意を口にできるのは彼らの成長を感じられるいいシーンでした。ただ、このペースだと早々に時間が飛んでさあオリンピック!にもなりかねないペースなので、どうなるんだろう……、という不安も残ります。
累々戦記
第11話 底
先週、もう分断されちゃうのかよ!と思いましたが、なんだかんだ敵のボスと主人公の一騎打ちってかっこいいな……と早速手のひらを返してしまいました。手に累が装備されている(?)シーンは絵もよくてかなりよかったです。
そして、下は下で苦労している雰囲気もあり、そこで朝風と凪斗・戸神の協力関係を進めておくというのもいいテンポ感。
いいテンポ感とか行っていたら床をぶち抜き、涅森の元に朝風たちが帰還するも、そこには新キャラ3人組が!!!そしてそのうちの1人は涅森の兄!?というところまで一気に進んでしまった。展開が巻きに入っているような気がしますが……、どうだろう!?
作者コメント
Dear Anemoneのコメントに「アナログ職場なので」と書いてあるのをみて戦慄。まさかあの書き込みをアナログで……?こわい……。
カグラバチの重版はうれしいニュース。このまま勢いをつけて頑張って欲しいですね。
末永裕樹先生が観たらしい哀れなるものたちってなんだろう? と思って調べてみたところ、2023年公開のイギリス・アメリカ・アイルランド合作のシュール的なSFロマンティック・コメディ映画とのこと。ちょっとおもしろそうなので見てみたいと思ったんですが、このあらすじで「R18+」ってどういうこと!?(あと少年は見に行けないヤツじゃん!!!と思った。)
キルアオの40話、41話の銃にミス(安全装置が外れて撃鉄が起こしてあるとのこと)があるらしい。あとで確認してみよう。こういう作画ミスは個人的にはあまり気にしない方なんですが、銃関係は結構突っ込まれていることが多い印象。
グリーングリーングリーンズの寺坂研人先生、自分でもゴルフをやっているようだったので驚きました。弱虫ペダルの渡辺航先生もそうですが、スポーツものって自分と縁があるものを書く人が多いのか、書き始めてから始めるのか、どういうかんじなんでしょうか(もちろん自分ではやらない人もいると思いますが)。
累々戦記は戸神ちゃんのパン●について。こういうのってちょっと古い感性というか、最近は避ける傾向にあるのかな~と思っていたので意外。個人的にはあんまり好きな話題ではないですね(そもそも履かないことある?とも思う)。
少年ジャンプ2024年14号 予告
次週はあかね噺が表紙&巻頭カラー。「化ける」がテーマなら坂本があるんじゃないかと思ったんですが、いませんでしたね。化けてるわけじゃないからかも(?)。
2024/03/04発売
表紙:あかね噺
巻頭カラー:あかね噺
センターカラー:カグラバチ
センターカラー:僕とロボコ
センターカラー:Dear Anemone
この記事が参加している募集
いただいたサポートは大切に使わせていただきます!