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少年ジャンプ2023年50号感想

今週はONE PIECEをはじめ、アンデラ、逃げ若、ウィッチウォッチ辺りで「家族」について考えさせられる回が多かったですね。なんか示し合わせた!?みたいなシンクロをしてるところもあってちょっと笑ってしまいました。なんか色々考えてしまった話が多くて全体的に長め。

こういうのがあるので本誌で最新話を追うのはやめられねぇ!!!

2023年50号表紙

2023/11/13発売
表紙:あかね噺
巻頭カラー:あかね噺
センターカラー:夜桜さんちの大作戦
センターカラー(読み切り):小羊虎を成す
センターカラー:ツーオンアイス


あかね噺

第86席 新風会

巻頭カラーは秋!!!って感じのいい感じのイラスト。
こういう雰囲気は現代物ならではってところもあってよかったです。画風と雰囲気があっていて和みます。

本編はしっかり新風会の様子。
このマンガ、嫌味なキャラクターは実力がない……ということもなく、しっかり実力を示してくるので悔しい。そうでなければこの会自体に出られていないという説得力があり、「芸」について真剣に向き合っている作風とも合っているんですが……、悔しいものは悔しいですね。それを見てたひかるがしっかり落語に向き合っている様子が描かれているのもよかったです。あかねと戦うためのキャラクターでは終わらないところがかっこいい。

また、今回はこぐま兄さん回といっても過言ではなく、この変わり身はマンガの表現としても映えるし、「古典の使い手」という設定も以前の描写からすんなり納得できるいいキャラクターだな~と思いました。

ただ、落語家がやる噺は自分で勝手に覚えるものではなく、師匠(?)から教わるものみたいな決まりがあったような覚えがあるんですが、こぐま兄さんのこれはどういう扱いなんだろう? というところは気になります。とはいえミスってことはないと思うので私の勘違いかも。

アンデッドアンラック

No.183 三人で

リップもラトラもライラもおめでとう!!!

この展開は前々からシンデレラの劇などで示唆されていたので驚きはなかったんですが、こうして形で表されると本当によかったな~~~という気持ち。

現代の日本の法律では成り立たない形の婚姻で、ラトラもリップもこれが「今は一般的な形ではないし、必ずしも周りから祝福されるわけではない」こともわかった上での決断という部分がしっかり書かれていてよかったです。
この関係は単純に「リップに二人の妻がいる」という関係ではなく、あくまで三人が同じように望んだ形であるというところを重要視するべきだと感じました。は当人たちが最善だと感じるものを外野が否定するというのも不思議な話だし、この関係がよくないものだと感じるのもまた既存のルールに縛られた考え方なのかもな……とか色々考えてしまいました(もちろんルールそのものが常に悪いものだという話ではないです)。

新たに誰かを傷つけるものでなければ、誰かを傷つけることでしか守れない理は否定してもいいのかもしれない、理(ルール)は常に時代とともに変化し、私たち(社会)はそれを受け入れることが必要なのかもしれないですね。

なんかアンデラの話じゃなくなってきたので話を元に戻すと、そういう「ルールの否定の先にある幸福」を否定者であるリップが示したのは作品のテーマと重なって上手いなと思いました。全体的にリップはかっこつけたセリフが多かったですが、まあ、人生に一度きりの初恋が成就するってシーンでかっこつけたくなる気持ちはわかります。
ラトラ(不信の能力持ち)の「…ったく後悔するわよ。100%」でこの先の3人に後悔はないことが確定したのも最高でしたね。

ちなみに、こんなだまし討ちみたいなサプライズ結婚はヤバいだろという気持ちもちょっとはあるんですが、これに関してはマンガとしてのテンポ(尺)や、リップとライラがラトラの気持ちをちゃんと理解できていたという信頼があるのでこんなもんかなって気もする。

そして今回はゆったり結婚式回かと思っていたら示唆される「突撃!太陽のアンディ救出作戦!」と「不燃(アンバーン)捜索」のスタート。世界救済RTAの名は伊達じゃない(そんな呼ばれ方はしてないと思う)。

ONE PIECE

第1098話 “ボニー誕生”

なんかもう全体的にこれを少年ジャンプでやって良いんだ!?って気持ちと、過酷すぎてつらい……って気持ちでしばらく内容が頭に入ってこなかった。天竜人の描写が日に日にヤバくなってるけど、最後はちゃんと解決するの!?これを!?本当に!?みたいな気持ちになってきた。ドフラミンゴの家族があんな目に遭わされたのもわかってしまう(本来は人種でまとめてヘイトをぶつけるのはよくないというのもわかる)のがつらい。

ジニーは「下界」に戻ってきた際あえて「下界」という言い方をしたと思っているんですが、そうやって「もう自分は会う価値のない人間だ」と主張しているようにも見えて本当に切なくなりました。

以前、天竜人に連れて行かれた娘が哀れな姿になって戻ってきて数日後に自殺した、という話がありましたが、あれももしかしたらジニーと同じ病だったのかな……とか色々考えてしまう展開でした。“青玉鱗”が自然光に当たると進行する難病で治癒は困難だったはずなのに現在のボニーが普通に外に出ていることを考えるとボニーは治っているんだと思いますが、この「治療」も悲劇に繋がっているような気がしてキツい。治療と引き換えにくまはサイボーグ化を受け入れたのでは?みたいなことを考えてしまう。
そもそも本当にこれ「病」なのか?何かの実の力なのでは……。

ここまででも相当つらいのに、ここからソルベ王国がめちゃくちゃになるなんて本当にどうかしてる。悪夢にも程がある。ここからくまがどうなるのか、私は結果だけを知っていて、どうすることもできないのがもどかしすぎる。私はくまのなんなんだ。

しかし、ボニーって7年前に5歳ってことは今は12歳ってことで……、それで今こんなに悲しい目に!?って思うとなんかもう本当に悲しい。ベガパンクもめちゃくちゃ心配するはずだと思う。私も他人のはずなのにすげ~心配になってきた。

来週は休載。今回原稿が未完成だったのもあるし、休載を挟みながらでも体調には気をつけて元気に連載を続けて欲しいと思います。

夜桜さんちの大作戦

作戦202. もずと龍と旦

最近掲載順位が高い!気がする!アニメへの期待も高まります。

今回あっさり(?)旦側の面子が明かされましたが、こっちにも数字順の兄弟っぽい存在がいるのが狂気じみていて怖かった。

また、もずの研究が「蘇り」で、龍はその力を求めて旦側に……と言われたときは「なるほど!」と思いましたが「龍パパはそんなものに縋るような弱い人じゃない」「必ず何か考えがある」と言われていたので、これはスパイとしての潜伏なのかも。よく考えたらこれスパイマンガだし……。ただ、それを聞いていたもずを旦の方に戻すのはまずいはずなのでもずは一旦夜桜ファミリー側で管理、敵としての活躍があるとしてもちょっと先になるかなと思いました。

モノローグで新たな展開も示唆したし、ここから反撃開始か!?と思ったけどひふみとあるふぁのスタンプ集めがまだかも。

SAKAMOTO DAYS

DAYS 143 エントリー

スラーはやっぱりアルカマル組以外のメンバーのことは駒だと思ってるのかもしれない感じでちょっとショックでした。敵としてはそれくらいの方がいいとは思うんですが、優しかった有月の人格ってどうなっちゃったんだろう……。この辺りはウータンが坂本に伝えている情報から何かわかるのかもしれません。
ただ、有月の性格が変わっていたらそもそも楽を始めとしたアルカマル組が気付くと思うので、現在の行動は有月としておかしくないものの可能性もあるよな~~~とは思います。少なくとも熊埜御は元から殺連のことを憎んでそうだったし……。

真冬が急ぎORDERになりたい理由は兄が関わってそうではあるものの、今回はちょい見せ。爆弾のことはわかってるけど、自分はORDERに勝つ予定なので関係ない(というか死んだ後にどうなるかに興味がない感じかも)って覚悟の決まり方はすごいけど、虎丸との意識の差がデカすぎなのでそこはどうなるんだろうという感じ。

また、麻樹はもっと小心者なのかと思ってたんですが、悪役にぴったり!!!みたいな造形してたので思わず笑ってしまいました。南雲があんな疲れた顔してるの初めて見た。南雲ってこんな顔することあるんだ。これだと赤尾の死の真相関係なく普通に「死んでくれ~~~」感あるので、むしろそれを探るために7~8年もこいつの下についてるの本当に忍耐力あるなと思います。社畜度が上がる。
また、麻樹がこの性格だと赤尾リオンが「美しい女暗殺者」としてのブランド持ってたらその体を雑に保管してたりしない!?みたいな変な方向への期待もありました。未だにリオン完全復活の可能性を捨てられない哀れなファンだと思ってください。

危険人物としてマークされた真冬(とシン)と戦うことになったのは大佛。武器もなくエレベーターをこんなめちゃくちゃにしてくるの、マジでORDERって化け物なんだなと再認識しました。南雲だとシンと面識がある(上に多分悪いことしないだろうとも思われてそう)、神々廻だと爆弾の件を話せばシン側についてくれてる可能性がある、と考えるとここは大佛一択なのはわかりますが、このままだと普通に真冬が殺されそうな気がするので第三者の助けは……あるかも!!!なければシンの覚醒イベントが……あるかも!!!

ちなみにここで真冬爆弾が爆発すると麻樹はやられないんですが、スラー的には麻樹の戦闘能力はあまり気にしてないので、周りのORDERを何人か戦闘不能にできればいいって感じなんでしょうか。まあ、恨みがありそうなので止めは自分で刺したいだろうしな……。

しかし、ちゃんと毎回バトルしててこのマンガすごいな。

僕のヒーローアカデミア

No.406 掴め!!おまえの“個性”

倒すべき敵が弔とAFOに絞られてきて、それぞれデクと爆豪が戦っている状態……、ってことで、最終章もかなり終盤に近付いているのを肌で感じます。最近は映画のカットインを思わせる大ゴマも多く、魅せる画面構成だな~と言う雰囲気。普段はスマホで読んでいるんですが、思わずiPadで見開きにして読みました。

元々強い“個性”である爆豪が「追う」側になっている構図も激アツで、最初から弟(OFA)以外に興味がなかったはずのAFOが爆豪に最も憎いらしい駆藤を重ねて見る程に大きな存在になっているというのがすごい。ここでまた「自分を見ていない!」というキレ方をするんじゃなくて「俺ァ爆豪のかっちゃんだバァアカ!」って冷静に(冷静ではないかも)煽り返せているのも精神的な余裕を感じます。

っていうか、自分で自分をデクが呼んでいる呼び方、「かっちゃん」って自称するのマジですっっっごい。なんか……、ヒロアカってデクが主人公だけど、そこにはずっと爆豪の存在があったんだな……とかなんか色々こみ上げてきました。このままヒーロー名「大・爆・殺・神 ダイナマイト」じゃなくて「爆豪のかっちゃん」にしたら?と思います(そんなことある?)。

【読切】小羊虎を成す

遥川潤

主人公とその相棒のキャラがよくておもしろかった。絵ももう今すぐ連載できるんじゃない!?ってくらいに上手くて……今すぐ連載できるんじゃない!?(そう簡単な話じゃないと思う)

好きだな~と思ったので名前で調べてみたんですが、以前ジャンプ+で好きだな~と思った読み切りの作者さんでした。なるほど。

かくも素敵なヌミノーゼ

善と悪の狭間、善のような悪、を描くのが好きなのかな、という印象があります。どちらかというと、今回本誌に載った話は良くも悪くも読みやすくなっていた印象でした。ただ、それでもこのキャラクター性だとジャンプでの連載は難しそうだな~~~という感じもします。力量不足という意味ではなくて、雑誌のカラー的にここまで「人間の悪」を前面に押し出す感じがハマるのか?という……。
最近だと人造人間100がややそういう雰囲気でしたが、あれは怪物としてのNo.100のパートナーとしての善、あしびが主人公だったので成り立ったのかな~と思います。ただ、個人的にはそういう作品があってもおもしろいと思うので、この方向性で頑張って欲しい気持ちもあります。

アオのハコ

125 喜ばしいこと

先週のサブタイトルと見比べて、もしかしてアオのハコのサブタイトルって「○○こと」で統一されてる!?って思ったんですが別にそんなことはありませんでした。完。

「彼女いるんですか?」に対してどう答えるんだろう……、隠すためだとしても「いない」って答えたら結構ショックだな~と思っていたんですが、はっきり「言えない」って返事だったのでよかった……よかったんですが、いいの!?みたいな面倒な気持ちに。この辺りは大喜本人から理由が語られたのでよかったです。細かいところですが、「言えない」って言ったとき、大喜が困った顔してなかったのもよかった。

しかし、新入生の登場で物語がどう動くんだろう……というのがこういう方向(周りバレ)に進むとは……。今さらですが、恋愛ものってやること色々ありますね(本当に今さらすぎる)。

逃げ上手の若君

第133話 恋愛1337

Xでも同じことを言っている人が多かったんですが、よりによってONE PIECEとアンデッドアンラックと恋愛ネタが被ってしまっていたのでどんな事故なんだよ……と思いました。サブタイトルも「恋愛」で直球です。

当時の政略結婚の話を現代のマンガに上手く取り入れるのって大変だな~としみじみ感じました。これが教育用のマンガで、事実を描けばいいものであればそれでいいんだと思いますが、あくまで「少年ジャンプの連載マンガ」、エンターテイメントとしての表現は難しそう。そんな中で雫は色々と未来への覚悟も決まったようでよかった。

そして、ここで足利直冬の登場とともに物語が動き出すことが示唆され……、今後本当にどうなっていくんだろう……という気持ち。というかこの辺多分そろそろ歴史の方を見てみないとマジでわからなくなりそう(現時点で私はなんで足利尊氏と足利直冬が戦うことになるんだろうと思っている)。

解説の若君は政略結婚の話をしてくれると思っていたのに、普通に魚の話だったので笑ってしまった。おもしろく読めたので満足ではあります。

キルアオ

page 29 コキノレン

思ってたよりもノレンがラーメンオタクで、思ってたよりも十三がオッサンで、思っていたよりもシンがめちゃくちゃでよかった。今回は全体的にコメディと言うよりもギャグに振り切っている回で、こういう振れ幅、芸の広さに魅力があるマンガだな~~~と思います。そしてこれを毎回言っています。私の語彙力がないんじゃなくてキルアオが安定しているからだと思いたい。

そしてラストでは新たな幻獣組(ユニコーン)が登場。女性だったのが意外でした。

カグラバチ

第9話 淵天VS刳雲

先週のセンターカラーもかっこよかったけど、今回の扉(サブタイトルが入ってるページ)もポスターみたいでかっこいいな。先生のデザインセンスがいいのか、デザイン担当の方のデザインのセンスが良いんだろうな……と思います。

今回は柴&薊の会話とチヒロVS双城の戦いをクロスオーバーさせながら現在の妖刀の在り方、存在についてを説明していてテンポがよかったし興味深く読めたのでよかった。あと戦闘シーンのセンスの良さがすごい。

双城が自分の好きなものについて自分が一番よくわかってる!!!って語った相手が自分よりもそれについて詳しい(というかその身内)だったのはなんか普通にかわいそうだったし、自分もこうならないように気をつけよう……みたいな変な気持ちになりました。なんか他人事じゃない気がしてちょっと変な視点で読んでしまった。

ツーオンアイス

第8話 雪空の晴れた先

隼馬が綺更の演技に見惚れた後、つまりこれより良いものはないのだろう、と思った後に男子のNo.2の演技を見せ、それが綺更の点数を(換算だとしても)ゆうに抜いている、という現実を突きつけるというある意味残酷な見せ方が印象的でした。

こんなのちゃんと見せてから隼馬にペアを選んで欲しいと思っているだろう綺更、勝負にフェア過ぎてきっと今までこの性格で苦労してきただろうな(実際している)というのを感じさせてきてよかったです。
ここから「ペアを滑りたい!」って心を決める瞬間が待ち遠しくなって来ちゃった……。

惜しむらくは私がスケートの知識があんまりないせいで、スケートの技(?)がどれがどれくらいすごいかと言うのがあんまりよくわかっていないところ(かろうじてメダリストで読んだことを思い出してるくらい)。週刊マンガの尺で細かく書くのは難しそうだし、そういうところを含めて、書くのが大変そうなマンガだな~と思います。

鵺の陰陽師

第26話 3人の秘密

ラブコメ回は1回だと思った!?まだあるよ!!!って回でした。読者は学郎の人となりと代葉の境遇を知っているのでまあいいか……って感じですが、周防先輩視点だと「こいつら何!?!?!?」ではある。

あと周防先輩がぬるっと鵺さんを受け入れている空気感もなんか好きです。

新たな隊員を見つけるために謎の大会が開かれてめちゃくちゃになる辺り、ごく初期のめちゃくちゃを思い出して「やっぱこういう独特なテンションが持ち味なところあるな~~~」とまだ1年も経ってないのに懐かしくなりました。

周防先輩の本当の気持ちは如何に!?ぬえおんはハーレムものになるのか!?待て次回!!!

ウィッチウォッチ

132 新生活

第二部「小さな魔女の冒険」スタート!

小さなニコとの新生活編スタート!まさかここからが2部とは……。そう考えるとまだまだマンガ自体は続いてくれそうでうれしいです。

宝石を白に近づけていくという目的があった1部同様、2部は「魔力のこもった蝶を集めてニコを元に戻す」というわかりやすい指針があって良い感じ。ただ、モリヒトとニコのラブコメはしばらく見られないのかな~ってところはちょっと寂しいです。でもこれに関しては私よりもモリヒトの方が大変だと思うので頑張って欲しい。ニコが元に戻ったときに愛おしさでモリヒトが爆発しないか心配です(逆に娘にしか思えなくなってないかも心配)。

魔々勇々

No.10 「ドキがムネムネ」

個人的に好きなマンガではあるんですが、どういう方向に舵を取っていくのか未だにわからない部分があるので色んな意味で目が離せません。好きだからこそちょっと心配でもあります。

パンネロがめっっっっっちゃ強かったり(マママより強くない?)、逆にグリシャがそうでもなさそうだったり、でもなんか企んでたり、伏線は結構ありそうな感じ。

これから勇者と魔王を仲間にして仲良くできるって証明する!って言うのはマママの気持ちも汲んでるしいいと思います。ただ、おそらく次に出会うだろう勇者が癖強そうなのでこれからどうなっていくのか……、そもそも世界観についてはしばらく語られない感じなのか……、ちゃんと進んではいるんですが、短期~中期目標が見えないのでちょっと不安定な感じが続いている印象。

僕とロボコ

第161話 君に届かないとロボコ

今回は中編の揺り戻しなのか、シンプルなギャグ回でした。1コマ目から飛ばした感じのスタートでしたが、それは別にいつものことかも。

少女マンガのパロディの画面構成が上手くて、この技術、カラーだけで発揮されるものじゃないんだな……、としみじみ思いました。

暗号学園のいろは

第四十八号 「駆逐八丁手八丁」

麻雀対決は思ったよりもあっさり決着。麻雀のルール上でなにが起きたか(主に役と点数計算)はルールがわかっている上でちゃんと読まないとわからないんですが、その辺は雰囲気で流して勝った負けたがわかればいいか……って感じで読んでいます(実際の麻雀とはルールが違うので本来はそこも読まないとならないですが)。

この辺り、ちゃんと理解しながら読みたい人にはハードルが高いというのは頷けるところだな~と思いました。西尾維新先生はその辺り概要と迫力が伝わればいいと思ってそうですが実際のところどうなんだろう。

いろは君の「そーゆーのは帰るおうちがある人だけに言ったげて。」はかなりぞっとしましたが、雁音さんが嫌味で言ったわけではない言葉にこの反応というのは結構余裕がない状態だったのかな~という印象。ここで雁音さんが脱落というのは結構痛手というのは後々響いてきそう。やっぱりこのモルグ発掘……、というかこの世界自体が、きな臭いですね。

次週からの東洲斎さんの軍事裁判も楽しみです。

アスミカケル

Round21 ×ける

タイトルをサブタイトルで回収、ここでか~~~!!!熱いですね。

バトル回なので感想が難しいんですが、今回の決着に関しては自分の信念を相手に伝えて、相手もそれに納得した上でプロになる、その為の降伏を引き出せたところはスポーツとしてきれいにまとまってよかったと思います。アスミカケルは競技に対するそういうスタンスはかなり真面目で、そこが個人的には好きで応援したいところです。

アイスヘッドギル

最終話 アイスヘッドのサガ

ここで最終回!!!
タイミング的に予想はついていましたが、やはり寂しい気持ちはあります。

最終話の感想と言うよりは全体を通しての感想になりますが、話の骨組みやキャラクター性はしっかりしていていいマンガだったと思います。最終回への流れも駆け足ではありましたが破綻していると感じる部分は少なく、物語としてよかったので……。
惜しむらくは全体的な物語の進行速度、世界観(人物やアイテム)の情報開示のタイミングが週刊誌の流れと上手く噛み合わなかった部分があるのかなという印象でした。私はもちろん週刊誌でマンガを連載したことはないので具体的な話はできませんが、こういうのは慣れとかもあるんだろうな……と思います。次回作、まずはGIGAの新作読み切りを楽しみにしたいと思います。

お疲れさまでした!!!

WEEKLY週ちゃん

こういう企画でも未だにネタになるブルーアイズって本当にレジェンドだな……と思います。いつもここの感想は書いてないんですが(なに書けばいいかわからないので)、なんかすごいなと思って書いてしまった。

少年ジャンプ2023年51号 予告

アオのハコ「重大発表」巻頭カラー。重大発表……、やはりアニメ化だろうな~!めでたい!(フライング)
また、暗号学園も1周年特大センターカラーとのことでこれもめでたいですね。

2023/11/20発売
表紙:アオのハコ
巻頭カラー:アオのハコ
センターカラー:鵺の陰陽師
センターカラー:暗号学園のいろは
センターカラー(読み切り):フレイム・ブルー

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