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少年ジャンプ2023年39号感想

2023年39号 表紙
  • 表紙:キルアオ

  • 巻頭カラー:キルアオ

  • センターカラー:鵺の陰陽師

  • センターカラー:暗号学園のいろは

  • 読み切り:妹尾の頭部

キルアオ

page 18 ドキドキタッグマッチ
殺し屋は色物にしないとならない決まりでもあるのか?と思ったけど、多分そうしないと話が重くなってしまうんだろうな……としみじみ思うくらい派手なバトル展開。十三→ノレンの気持ちが完全に対娘になってるところが微笑ましかった。ところどころに挟まるギャグのキレの良さが好き。

夜桜さんちの大作戦

作戦191. 双子喧嘩
この喧嘩が後のピンチフラグ……と思っていたらピンチになったのは七悪の方だったオチ。ちなみに私はテレパシーで語り合う狂一郎と七悪の方に感情移入しながら読んでいます。

アオのハコ

114 挑戦者
恋愛&スポーツものを書くのって難しそうだと思うんだけど(スポーツに一途=恋なんてしないみたいになりがちなため)、アオハコはその辺り本当にバランス良く書いていてすごいと思う。大喜の負けフラグが拭えないまま大会が始まってしまいそうなところがちょっと不安。

SAKAMOTO DAYS

DAYS 132 世紀の殺し屋展
この世界における殺し屋、堂々としすぎでは!?
こういうのって普通裏マーケット([[HUNTER×HUNTER]]のヨークシンみたいな……)として開催されると思うんだけど、このマンガでは普通の美術館でやるらしい。このマンガのこういうむちゃくちゃを気に入って好きになったのでもっとむちゃくちゃやって欲しい。赤尾・有月に関してはまだ濁しているものの、全ての元凶(っぽい)、現殺連会長が出てきたのでそろそろデカいドンパチが起きる予感もある。頂上戦争みたいになって欲しい。ORDERが1人追加で出てきたのも楽しみ。

ちなみに個人的には「世紀の殺し屋展でなんらかの理由により赤尾の冷凍保存された遺体が展示(保存)されていて、なぜか同会場に精神移動装置もあり、なんだかんだあって赤尾が蘇ってくれたら」うれしいと思う(そんなに都合のいいことは起きないと思う)。

友人「ないとは言わないけど、本編がそんな特定の性癖の人向けみたいになっても大丈夫?」
大丈夫じゃないと思う。

鵺の陰陽師

第15話 代葉の怒り
切ない!!!!!
代葉の怒りがもっともなのも、学郎がそれでも助けたいと思うのも共感できるので読んでいて切ない!!!ただ、この勝負、鵺さんと狂骨の実況・解説でお送りしているため、大変わかりやすくて良い。学郎は今回痛みで揺らいだけど、自分が揺らいだことを飲み込み、理解した上で決意を新たにするところが良かった。頑張れ!!!!!

ウィッチウォッチ

122 災いの日-⑨
災いの日サブタイトルも次で2桁の大台に乗る!みんな頑張って欲しい!
音夢とケイゴの関係って思ったよりも序盤から積み重ねてきたものだと言うことを最近知ったため(最近序盤を単行本で読んだ)、ここで音夢が名乗りを上げて登場するの、激アツ。

暗号学園のいろは

第三十七号 「二兎追う者は一等兵」
このマンガというか、この学園で出される勝負ってルールが不明瞭だったり、勝ちの定義が不明瞭だったりして、そこを含めて「解読」して勝たなければならないってところが厳しすぎる。とはいえA組がストレート勝ちしたのは素直に気持ちいい。
次はメタバース編、校外編みたいに続いていくんだろうか?

逃げ上手の若君

第123話 公家の戦い1337
まだ時行組の2年後ビジュアルに慣れていないのでしっくり来ないところもあるけど、そのうち慣れると思う。今週の北畠顕家の戦いが派手かっこよくて良かった。北畠顕家のキャラクター造形ってヘイト管理めちゃくちゃ大変そうだなと思うけど私は好き。

アスミカケル

Round10 選択肢
話の進め方が上手すぎてこんなに濃いのにまだ10話!?ってびっくりした。展開が早ければいい作品というわけではないと思うけど、週刊連載(しかもジャンプ)となるとある程度の「早さ」は必須なのかもしれないな……と思う。
MMAのこと全く知らなかったし、作中で出てくる他の格闘技のこともほとんど知らないのにちゃんと頭に入ってくるし、説明がくどすぎない案配もすごい。マンガ全体の構成力とは別に、ネーム力も高い作品だと思う。

ちなみに、ちょっと実際のMMAの動画も見てみようと思って見てみたものの、ちょっと痛そうなシーンが多くてじっくり見られなかった。もうちょっと慣れてからまた見てみたい。

アンデッドアンラック

No.172 動けたんだ
さっき↑で展開の早さの話をした直後にアレだけど、早さで言ったらこっちの作品も半端ない。ループ前ではじっくり書いていたクエストを「なんかボロボロ!」×数回で済ませて一気に卒業式までたたみかけてくるとは思ってなかった。世界救済(難易度ベリーハード)RTAと言っても過言ではない勢い。チカラくんは加入しないかもしれないと思っていたため、加入してくれて本当にうれしい。人柄的にも能力的にも。

ちなみにちょうど先日、追いかけて読んでいた単行本が本誌に追いついたんだけど、最初から読むとこのマンガのおもしろさは数倍になる。すげ~マンガだ、ホントに。おもしろすぎる。

僕とロボコ

第150話 幻とロボコ
ここまで長い話になると思ってなかったけど、それが作中でも突っ込まれるとも思っていなかったので思わず噴き出してしまった。でもラストの展開は熱くてよかった。

一ノ瀬家の大罪

第38話 けんたの記憶
思ったよりもけんたが問題を起こすのが早い!!!
過去シーンから見た感じ、居なくなった母親の「また同じだけぶつからね」の言葉を信じて暴力を繰り返していたが……って感じなのかな。颯太はけんたに「家族ではないこと」を求めていたけど、けんたは颯太に「家族であること」を求めていた故のすれ違いだろうけど、こうみると唯一まともそうに見えてた颯太もだいぶヤバい感じがする。どう収集つけるんだろう。

テンマクキネマ

19 渋谷に降る雨
大体想像通りの展開ではあるものの、盛り上げるところは盛り上げてクランクアップまでこぎ着けたのは純粋に気持ちいい。「渚」の発表と姫希の母親の件が同時に解決してくれたらすごくすっきりしそうだけど、キリよくなりすぎかも。

妹尾の頭部

【読み切り】伊原大貴
妹尾の頭部としか言いようがない読み切り。
突っ込みのキレの良さがマジですごい。異常にキレが良くてこのテンポ感もめっちゃ好き。毒のあるタイプの作風だから人を選ぶ可能性はあるけど、それでも私は伊原先生のギャグセンスがめちゃくちゃ好きだ……と思う。地味に作画コスト抑えてるのも好き。
またスピンオフも書いて欲しいけど、先生的にはオリジナルで連載を持ちたいんだろうな~とも思うし、なんにせよまた先生のマンガが読めてうれしい。

人造人間100

第35話 答え合わせ
博士の過去も出てきて、いよいよ話も大詰めという雰囲気。
過去編もダークファンタジーとしての世界観がとても良い。博士にとっての「理想の人間」は「死ぬ前のその人」であって、性能面の話をしていたわけではなかったってことなのかな~と思うけど、それはあまりにも人造人間側に救いがない気がする。でも、この先生だと「人造人間は博士という人間のエゴから生まれた自分勝手な存在だから、元から救いなんてない」って方向に行くような気もする。どうなるんだろう。
扉前のNo.100の横顔やラストのページの「袋」の山、絵的な美しさもあって好き。

ドリトライ

第16話 最後の戦い
こっちはこっちでサブタイトルが「最後の戦い」!!!大詰めだ!!!
憧れていた父親が堕ちていたというショックな展開からの大勝負はなんだかんだアツい。意外にも夕華さんの過去がクソ重く、そりゃ主人公のこと助けるわ……になった。私はそういう甘さのある女性が好きなので夕華のこともっと好きになってしまった。
公式戦ではないからか、表現も結構ぶっ飛んだ感じになっていて、バトルマンガとして読みやすい回だった。

アイスヘッドギル

第9話 装飾王
逃げるような感じで出てきた国に戻って大丈夫!?って思ってたけど別に大丈夫じゃなかった。でも一緒に来たグレイティストがもっと大丈夫じゃない人だったから結果的に大丈夫そう(どういうこと?)。グレイティスト好きだけど仲間になるにしては身分や年齢が離れてるので難しそう。
今回の話はわかりやすくて良かったんだけど、正直蜂矢先生は旅をしているシーンよりも1話や今回みたいな、国の様子とかの書き方の方が上手いような気がする(でももうちょっと国側の設定も出してくれるとありがたい)。

※ 呪術廻戦、僕のヒーローアカデミア、あかね噺は過去分を読めていないため、まともな感想が書けなそうなのでスキップしています(すみません)。

次号(40号)

表紙・巻頭カラーはONE PIECE(流石)。
センターカラーはあかね噺、アスミカケル、夜桜さんちの大作戦の3作品。
ジャンプフェスタ2024のお知らせもあるみたいなので楽しみです。

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