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少年ジャンプ2023年49号感想

今週はドクストの番外編が掲載されていますが、個人的にドクストは今読んでいる最中なので感想は飛ばしています。また、一ノ瀬家の大罪が最終回です。お疲れさまでした!!!

2023年49号表紙


2023/11/06発売
表紙:SAKAMOTO DAYS
巻頭カラー:SAKAMOTO DAYS
センターカラー:カグラバチ
センターカラー:Dr.STONE
センターカラー:逃げ上手の若君
連載終了:一ノ瀬家の大罪

SAKAMOTO DAYS

DAYS 142 ×の狙い

スラーの表記が×(バツ)なのかX(アルファベット)なのかわからなくていつも困ってる(由来的にはバツの方が正しいのはわかっているんですが、フォントを見たときにエックスっぽいときもあるため)。

表紙と巻頭カラーの見開きイラストはそれぞれテイストが違っていて、両方ともめちゃくちゃかっこよくてよかったです。坂本さんも太っているバージョン、痩せているバージョン両方出てる。強いて言えば見開きの方はルーいてもよかったんじゃ!?

3周年記念企画のファンアートコンテスト、私は見るだけですが楽しみです。

本編では×の狙いが「本人が死ぬと爆発する爆弾を埋め込まれた真冬・虎丸をORDERにけしかけ、確実にORDERに爆発をぶつける」というエグい作戦であることが判明。前回「そこまでする?」って感想を書きましたが、それ以上の作戦が来てしまったので動揺しています。この作戦を鹿島が知らないのは結構無理がある気がするんですが、突発的にこの作戦にしたんだろうか……。また、ORDERになりたい真冬はともかく、現時点で既に逃げたがっている虎丸の爆弾をどう利用するのかは気になります。

真冬がORDERになりたい理由は「兄を超えたい」くらいだと思っていたんですが、ここまでこだわっているとなるともう少し別の理由があるのかもしれない。

会場に麻樹が到着(PM 01:45)したところで今週は〆。来週から話が大きく動きそうな雰囲気。

キルアオ

page 28 進路

学園もの!!!学生の悩み!!!って感じの回で、キルアオの扱えるジャンルの広さを痛感させられる回でした。今回に限った話ではないんですが、このマンガ(というか十三)は「殺し屋になりたかったわけではない」「なれるなら他の道に進みたい」みたいな感情が強そうなのが意外というか、良い味を出しているような気がします。

そして来週はラーメン回。本当に持ちネタの幅が広い。

ONE PIECE

第1097話 “ジニー”

これは本編の話ではないですが、麦わらストア11thのオリジナルショッパーのゾロが中指立ててるように見えてちょっとびっくりした(人差し指だった)。

サブタイトルは前回の“くまちー”に続き人名の“ジニー”。
とりあえずはゴッドバレーの事件から8年は2人が幸せに暮らせていたようでよかったです。

ここでもくまは住民の痛みを弾き出し、自分が引き受けるという優しい面を見せてくれて……本当につらくなった……。
というか、今までスリラーバークでルフィの痛みをゾロに引き受けさせたの、結構キツい試練を与えたよな~~~とか思っていたんですが、「弾き出した痛みは放って置くと本人に戻る」という性質を知ってあの行動にも納得ができました。本当に長いスパンで伏線があるマンガですごい。

また、ここでくまが革命軍に参加した経緯も発覚。個人的にはドラゴンが一時期海軍にいたのにも驚きました。世界情勢の作り込みが」本当に半端ない。

ジニーも革命軍に入ったし、この流れだときっとくまとジニーの子どもがボニーなんだろうな~~~、結婚式のシーン見たいな~~~~、とかのんきなことを考えていたら不穏な終わり方で泣いてしまった。もしかしたら来週もっと泣くことになるかもしれない気もします。ONE PIECEの過去話って容赦ないから……。

カグラバチ

第8話 円 法作 ~俺は変わるんだ~

カラーかっこいい!!!やっぱ刀+金魚のセンスはすごい。

なんか最近の呪術みたいなサブタイトル来たな……、とか思っていたら本編は結構エグかった。このマンガは悪人の改心を許さないタイプ、ダーク系世界観で行く!という意思が強く感じられてよかったです。

オークションまで修行回かな~と思ってたんですが、敵の方から攻めてきたせいで思ったよりも戦闘開始に。戦闘シーンがかっこいいマンガなので、こう、絶え間なく戦闘シーンがあるのはいいと思いました。SAKAMOTO DAYSも割とそういうところあると思う。

アオのハコ

124 喜ばしいこと

キルアオが学生らしい回をやってる!と思ったらこっちはこっちで学生らしいイベントをやっていました。IH編に入ってしまうとスポーツに真面目な回が続きそうなので、その前にキャラクターたちのこういう面を見せてくれるのはありがたい。

大喜と千夏先輩に関しては、今までは2人の関係、世界をメインに描いてきたところをもう少し広げて書いていく感じなのかも。大喜は頑張って欲しい。

呪術廻戦

第241話 バカサバイバー!!~勝ち残れ~

高羽の過去話来ると思ってなかったから結構びっくりした。こんなの「高羽:オリジン」じゃん。

ごめーーーん!がONE PIECEのパロなのは流石に気づけましたが、その後の羂索の「美しい本気の土下座だ」で笑ってしまってそれどころでは……、でもこれが術式の影響だったら高羽の術式も強すぎる。そりゃ羂索も顔がわくわくになっちゃうよね。と言うところで来週は休載。

「獲るぜ爆笑!!満点大笑い!!」とか言ってる場合!?と思うけど、高羽にとっては1億人呪霊化なんかよりもこっちの方が大切なのかもしれない、と真面目に思わせてくるところがすごい。やっぱ来週も呪術廻戦、読みたいよ。

夜桜さんちの大作戦

作戦201. お開き

今回で一件落着……と見せかけてからの本筋への繋ぎが絶妙。
Dr.もずといい、アレクサンド龍といい、金級のスパイが旦側についているというのもなんだか不穏。この流れだと他にも敵に回っている既存キャラがいるのでは!?という感じで、不安と期待が半々。

間髪入れずに七悪VSもずが始まるスピード感も緊迫感があってよかったです。

全然お開きにならなかった嘘サブタイトル回。

あかね噺

第85席 私の秘策

今回でようやくあかね噺もバックナンバーを読んで本編に追いついたので、万全に楽しむことができます。うれしい。

前回勘違いしていたんですが、勉強会を満席にするのは「最終的に」の話だったっぽく、4人からもっと増やすために奔走するあかねたち……という流れ。というか、落語界の独自ルールでそれが厳しくなっているのも本当に大変そう。そこで着ぐるみという案が出てくるのもあかねらしくてよかったです。

また、阿良川新風会側のひかるの心境も書かれたのは意外でしたが、めちゃくちゃうれしい。あかね、ひかる、からしのバチバチの関係(?)をこれからも見守りたい。

ツーオンアイス

第7話 道端の花

夏夜がノリで綺更とのペアを推してくる大人にならず、ペア競技でやっていく覚悟についてちゃんと話してくれるのがよかった。「ペアを組んだ=救える」にはならない、という厳しさにも触れていたのも印象的。

同時に綺更側でも隼馬のスケートを見て自分の在り方を反省するという……、全体的にスケートに対する真摯さを感じられるところがこの作品の良さに直結しているな~と感じました。直球の真面目さというのは1つの武器だと思うので、これで上手く軌道に乗ってくるといいな……!!!と思います。

アンデッドアンラック

No.182 黒点

もう1つの円卓についてはもうちょっと情報出すのを引き延ばしてくるかな……と思っていたんですが、アンデラはそういう出し惜しみとか全然なかった。

マスタールーム、上位十理の居場所、彼らの居場所が太陽の黒点であること、アンディがそこで彼らを抑えていること、と一気に情報が出てきて、流石にこいつ(おそらく「死」の理?)しゃべりすぎじゃない!?!?!?と思った。理側はゲームを楽しんでいる様子だったので余裕なんだろうな……。

ここで新章開幕……新章開幕!?
おそらく上位十理を倒す流れになるんだろうけど、なんかホントに先が読めなくてドキドキする。

逃げ上手の若君

第132話 山分け1337

引き続き休暇回。とはいえ、食糧難を催しにし、その褒美でも士気を高める北畠顕家の手腕もちゃんと表現されていて、そういう部分の丁寧さが光る回。
また、時行と新田の少年同士の交友は微笑ましく、微笑ましいが故に南北朝時代の残酷さに胸が痛くなる……。この時間がずっと続いて欲しい……。みたいな気持ちになりました。なんかもう本当に読むたびに心がめちゃくちゃになる。また戦が始まったとき、自分の心が耐えられるか不安。

魔々勇々

No.9 「決意の朝に」

掲載順位、今この辺だけど今後どうなっていくのか本当に気になります!!!次回でツーオンアイスCカラーなので、その後から反映されてくる感じなのかも。

本編の内容的に、今回でこのマンガの大きな縦軸が示された感がありました。
とはいえエヴァンとエンドは特殊な勇者と魔王だったのか?とか、多くの勇者と魔王が同じ世界にいたからと言って勝手に闘い争うことになるのか?なるとしたらその理由は?とかわからないことは多いんですが、コルレオがそれを防ぎたいと決意してくれたのは大きな一歩だと思います。

エヴァンの元仲間(死んだ?)の1人の名前が今回の黒幕「グリシャ」と同じなのも偶然ってことはないと思うので、この辺も「もどき」辺りと繋がる伏線なのかも。

ミネルヴァの血まみれピースといい、コルレオの決意顔といい、雰囲気がすごくいいので今後もテンポよく良い感じに進んでいって欲しい。やっぱ今週もアンケ入れよ。

鵺の陰陽師

第25話 第6支部

複数ヒロインものにはしないのかな~と勝手に思っていたんですが(というか周防先輩の方は恋愛感情皆無だと思っていた)、今回みた感じだと複数ヒロイン路線で行くのかな!?という感じもあって心がざわつきました。個人的にいわゆる負けヒロイン(この言い方もちょっとよくないですが)を見るとかなり悲しくなってしまうため……、でも悲しいけど興奮もする……。まだ全然わかってないのに急に悲しくなったり興奮したりしてしまった。

今回は支部の紹介と、周防先輩と代葉の会話回って感じで……、なんかラノベみたいな回だった。

暗号学園のいろは

第四十七号 「河童の流れ弾」

麻雀はわかるから(ポーカーはあんまりわかってない)きっとわかるはず!と思ったんですが、やっぱルールが難しかったです。まあ、しりとりでも難しいんだからそりゃそうか……という気持ちもあります。

ただ、こういうところから色々なゲームのことを知れるのはうれしい。

今回は今まで大人しそうな雰囲気ながら凍との関係も匂わせていた雁音さんがクソ強であることがわかって興奮しました。なんか鵺での興奮を引きずったまま読んだせいもあるかもしれません(基本掲載順に読んでいるため)。

開戦!のコマがツーカーポーカーのセルフオマージュなのも好き。

僕とロボコ

第160話 マルチバースとロボコ④

ワンチャン、敵のロボコが本物のロボコの線はあるかな……と思っていたんですが、もっと酷い世界から来ているロボコだったので笑ってしまった。今回全体的にギリギリなネタ多くなかった!?

こうやってギリギリのラインを麻痺させていくのが目的の回なのかもしれん……、とか思ってしまうくらいに楽しめました。5億の世界線に戦い挑んでるのも懲りてなくて好きです。

アスミカケル

Round20 水の怪

サブタイトルからしてもう不穏。
「この」二兎はMMAの二兎ではなく「明日見流」の二兎で、一狼が期待していたのも「これ」だったというのがきれいに繋がる気持ちよさがあったし、ここで「必殺技名」がドンっと出るのもやっぱかっこいい……。火ノ丸を途中までしか読んでいないのに言うのもアレなんですが、火ノ丸でいいなと思った表現がまた出てきた!って感じで盛り上がりました。

ただ、二兎自身は「これ」を望んではいない気がするので、ここからどうやってMMAの二兎になっていくのかというのも気になるところ。アンケ……入れるか……!!!

アイスヘッドギル

第19話 回転!!

今回の話は終盤にさしかかっているだけあって、最初から決めていた展開に持って行っているんだろうな……という感じでした。なので見せ場としていいシーンが多かったです。グレイティストとオーネストのシーンもそうですが、やっぱり決め手はギルの「英雄狩り」。今までで一番強い技が父(の体)を倒すこの技って言うのが切ない。

これでボスを倒してしまったようなものなので、そろそろ終わりなのかも……というのも切ないです。

一ノ瀬家の大罪

最終話 一ノ瀬家の大罪

サブタイトルがタイトルと同じになって、最終回らしい最終回って感じでした。

細かい伏線的なものは残ってしまっている気がするんですが、それでも全体を俯瞰して見てみれば、大きな流れとしてはまとまったように感じます。

また、家族が急に最高になることはなく、でも家族だから完全に離れることはないまま、それでも生きていくというラスト自体はタイザン5先生らしい哲学で個人的には好きです。

連載お疲れさまでした!!!

少年ジャンプ2023年50号 予告

2023/11/13発売
表紙:あかね噺
巻頭カラー:あかね噺
センターカラー:夜桜さんちの大作戦
センターカラー:ツーオンアイス
センターカラー(読み切り):小羊虎を成す

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