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少年ジャンプ2024年1号感想

新連載2つ目も始まる1号!!!もう2024年号!?
先週も同じことに驚きましたが、未だに新鮮に驚くことができます。


2023/12/04発売
表紙:累々戦記
巻頭カラー:累々戦記
センターカラー:グリーングリーングリーンズ
センターカラー:あかね噺
センターカラー:ウィッチウォッチ
新連載:累々戦記

累々戦記

第一話 累成る影

2023年新連載最後の1つ、累々戦記!!!

内容以外の部分、マンガのジャンル的な印象を言えば、既に退魔ものが2つ(呪術廻戦、鵺の陰陽師)連載されている状況でこのテーマを持ってきたのは挑戦的だな~という感じ。もうちょっと大きな枠で見るとカグラバチともちょっと通じるところがありそうです。ただ、ジャンルが被っていてもおもしろければいいというのがジャンプだと思うので、私はいいと思う(個人的に退魔ものが好きなのもあります)。どんどんやって欲しい。

ストーリーとしては退魔ものの1話!!!って感じで、2話以降の展開で作品の方向性が来まりそう。眼鏡の男子が狂言回しとして今後もバディみたいになるのか、1話だけの役割なのかも気になります(重要そうな人物と会ってたり「体質」の話をしてるから前者かな……)。

「敵」が人間の心の影に集まる異界の化け物という設定も、次回以降は「依頼引き受け型」の物語として進みますよ~という方向性の提示もわかりやすくていい。

1話にしては作品固有の言葉が多かったのでやや煩雑な印象もあるんですが、ストーリーラインがベーシックなので混乱することはなく読めました。ただ、退魔ものは過去から現在に渡って類似テーマが多いジャンルではあるので、ストーリーの型がわかりやすいだけだとこのまま埋もれてしまう可能性もあるのでこの作品ならではのいいところが早めに出てくるといいな~と思います。

ここまで絵に全然触れていませんでしたが、きれいで見やすい絵柄で、1コマごとの絵の切り取り方もお洒落なので私は好きです。次回のセンターカラーにも期待してます!!!

夜桜さんちの大作戦

作戦205. 六実の面接

当主として任務に連れて行けるかどうかの面接、というカジュアルな回だと思っていたら『選択』という重い課題を課せられた回でした。当主としての仕事が『選択』であること、その『選択』には正解がないこともあるということをこの年の子どもに!?と思わないこともないんですが、これが当主となる者への言葉なんだなあ……と思うと切なさと同時に心強さがあります。

だからこそ当主ではなく母として「必ず二人が生き抜く道を選んでね」という言葉に重みがあるんだろうなあと思います。

スタンプカード、完成してみてみるとスタンプにも兄弟の個性があってかわいい。

ONE PIECE

第1100話 “ありがとうボニー”

ここのタイトルが「さようならボニー」じゃないのが幸いなのか不幸なのか、もう私には判断できない。つらい。毎週こんな気持ちになっているせいで逆に情緒が安定してきた(悲しみで)。

くまもボニーもつらいけど、ベカパンクもつらいし、今回みたらなんなら黄猿のことを考えるとこれもつらい。黄猿、なんで自分だけこっち側なんだろうって思わないことある!? 海軍の大将にまでなっても大切な人全然守れないことある!? なんかもう自分がなんで黄猿に感情移入して泣いてるのかもわからないくらい爆泣きしてしまった。本当になんで?

あとなんかこのシーンにドレーク(多分)もいるの、ONE PIECEの世界観の作り込みは相変わらずすごい。こういう細かいところでそれぞれのキャラクターにそれぞれの歴史があるということを実感させてくれるのは「技」だなあと思います。

そしてくまはくまで「ボニーは助かるが自分は実質死ぬ」という事実に直面して最初に出てくる言葉が「ありがとう」なのが本当につらい。黄猿もちょっと何とも言えない顔になっちゃってるし……。これはくまが聖人なのもあると思うけど、そもそも奴隷としての暮らしでは「それすら」叶わないことが多すぎたんだろうな……とか考えてたらまた涙が出てきた。涙腺が壊れたのかも。

その後のシーンでも旅行の話をするボニーに対して、くまは「行く予定の場所」ではなく「行きたい場所」という言葉を使っているんですよね。ボニーに対して嘘をつかないよう徹底しているところが優しくて残酷すぎる。惨い。

しかし、ここで出てきた「CP8」のアルファ、名前と所属的に元CP9、現CP0のカリファとなんか関係ある人なんでしょうか。時期的に本人ではないと思うので、姉妹とかかな……。今更ですがさっきから感想と伏線のメモが入り交じってめちゃくちゃなことになっていてすみません。

そして来週に続くラストシーンですが、ここから明かされるくまの過去が「出航前のルフィがいる東の海」だなんて誰が予想した!?

このシーン、エース出港後~ルフィ出航の間の出来事って今回初出になるんじゃないかと思うんですが(私の思い違いだったらすみません)、TBでルフィ側はくまを知らないけどくまはルフィを知っていたっぽい辺り何か重大そうな話がありそう。途中で語られた「エースが七武海を落とした」話なども含めて公式で年表出して欲しいです。切実に。

来週は表紙&巻頭カラー!!!本当に楽しみ!!!なんか無理矢理テンションあげてる人みたいになってしまった。

グリーングリーングリーンズ

第2話 もうちょっとだけ

1話でゴルフに興味を持ったもののそれからどうなるんだろうという感じでしたが、ここでめちゃくちゃ大きいイベントがあるわけではなく、ただ純粋に「上手くなりたい」という気持ちでゴルフを始めるって流れが好みでした。

何らかの外部的な動機付けがあることが悪いわけではないですが、純粋に「ゴルフ」という競技そのものに心を掴まれるというまっすぐさがスポーツマンガとしてのよさに繋がっていると思います。あまり身近とは言えない競技なので(学校に部活などがあまりないとかそういう意味で)、主人公と一緒にゴルフの良さを知っていく感じの方が感情移入とかもしやすくていいのかも。

ゴルフはお金がかかる競技(らしい)ですが、そこは「臨時バイト」という形で解決。夏スタートにこういう意図があったんだな~と思えてよかったです。

SAKAMOTO DAYS

DAYS 146 おばけ

このまま3対1で戦うのか!? 流石にORDER相手とはいえ男3対女1のバトルは絵面大丈夫!? と思っていたんですが、大佛側が引いてくれた(追ってこなかった?)のでほっとしました。しかし実際のところ、シン・夏生・真冬が束になっても大佛に確実に勝てるビジョンが浮かばなかったあたり、ORDERの強さのイメージってすごいなと思いました。氷結も自力で解除しているので、結局はフィジカルなのかもしれません。

その理由が「透明化した夏生をおばけだと思った」なのもかわいい。かいじゅうVSおばけはおばけに軍配が上がったって感じかな。この組み合わせもちょっと映画を意識していそうです。

また、途中で加耳も拾い(途中で拾った加耳という表記がかわいい)、シン・夏生・真冬・加耳と続々味方陣営(?)が増えて一安心。とはいえ真冬はここで戦線離脱かな。爆弾を摘出する必要があるとはいえ、こんな状態で手術始めたからちょっと怖かったです。

夏生の印象的な武器である透明スーツのルーツが明かされ、クソ親からは逃げるつもりだと言うこともわかって兄弟の関係は一件落着。落ちついたところで加耳にも謝ってやってくれ。

爆弾は真冬から摘出しても停止せず。爆発のトリガーがなんなのかは不明ですが(一番確率が高いのは体内から摘出=死亡判定で爆発だったのを夏生が先に爆弾の解除をしていただと思うんですが後述の理由で違うかも)、とにかく展示場で爆発させるわけには行かないため、シンが身を挺して会場外へ、そして爆発。爆発に巻き込まれたシンが会場外まで吹っ飛んでるけど大丈夫!? というところで次回へ続く。爆発が直撃してるわけではなさそうに見えますが、結構な高さに吹っ飛んでいるので落ちたら普通に死にそう。誰かなんとかして欲しい。

さて、ここで爆弾の爆発トリガーの話に戻りますが、爆弾の爆発トリガーが鹿島の思っている状態と違っているため、虎丸の爆弾が「虎丸が死ななくても」爆発する可能性が出てきました。このままだと虎丸が逃げ得になるのでどうするんだろう……、というところでこの爆弾の話がでてきたので、爆弾がらみで一悶着あるのかもしれません。

×が「美術館で爆発が起ることが重要」と言っているのも多分まだなにか仕込みがあることを匂わせているため……というかこれは単に騒ぎに乗じて美術館に乗り込むって話のような気もしますが、どんどん全面戦争に近付いているのでハラハラします。それにしても×(有月)、もっと「殺連の被害者」感を出してきて、一時共闘路線に入るかな~と思っていたんですがこの様子だとそういうのはないような気がしてきました。ないとわかっていても坂本と有月の共闘、もう一度くらい見たかった~~~!!!でもギリギリまで諦めずにいようと思います。

そういえば夏生のクレープ屋の件、もしかして単行本でしか出てない?

僕のヒーローアカデミア

No.408 努努!!GANRIKI

前回から引き続きAFOの話。これを読めばAFOが弟に執着する理由がよくわか……わかるか!?という回でもあります。

マンガのストーリー、キャラクターの思考として「そう」であることはわかりますが、その執着は常人には理解できない領域に達していると感じました。本人だけではなく、弟を「奪った」相手の血縁、血縁と思われるもの全てを消すって尋常じゃない。そしてその相手(駆藤)に空似しているという理由で爆豪にまで憎しみを向ける姿を見る限り、この人はずっと狂気の中で生きてきたんだな……という寂しさすら感じました。

全因解放の絵、すごすぎ。週刊連載で描いて良い絵じゃない。すごい。

ラストの爆豪の「勝てるわけねーだろ」は「こんなのに勝てるわけねーだろ」ではなく、「こんなの出したところで俺に勝てるわけねーだろ」であって欲しい。

あかね噺

第90席 狸の噺

今週90席になってるけど、先週88席だった気がする……。

ここで新風会から1ヶ月後……、今度はあかねの話。たぬき作戦はかわいいしSNS向きというのもそうだな~と感心していたんですが、それだけではなくちゃんとその着ぐるみに合わせた噺を披露することでちゃんと落語そのものにも繋げていく奇妙な、ある意味での真面目さがよかった。それを通してあかねとしての噺の方向性も広げていて一石二鳥なところも天才。

ちゃんと今後の伏線も張りつつ、ついに(?)父とちょう朝の繋がりを見せてくれてこれからの盛り上がりを期待させてくれるスタイルが上手い。あかね噺は1話1話の作りが上手い回が多いので、読み始めるとどんどん次を読みたくなるマンガだと思います。

アオのハコ

128 兵藤さんと

想像の10倍清らかなバドミントン練習会だった。倍率が低いのはそもそも健全だろうと思っていたからです。

ちょっと不安要素だった千夏先輩の嫉妬に関しても、嫉妬はしても大喜のことを信頼しているため、「大丈夫か」と納得できる範囲で済んでいる。お互い真面目で、それをお互いに知っているのがあまりに堅牢なカップル過ぎる。これ以上片想い被害者を出さないためにも早く周りに公表して欲しい(なかなかできない理由もわかりますが……)。

呪術廻戦

第244話 人外魔境新宿決戦⑯

タイトルが高羽時空から帰って来た。おかえり。

こんなところ深読みする意味はないと思いますが、このタイミングで「人外魔境」とか見ると、先週の「高羽さんに人は殺せませんから」と合わせて高羽はあくまで「人間」だったのかなとか色々考えてしまいます。そりゃこんな人外魔境で術式展開してもらうわけにもいかないよ。

宿難戦の作戦会議、こんな感じだったんですね。確かに五条が死んでから作戦を立てていたらなにひとつ間に合っていないと思うのでやってただろうとは思っていましたが、このタイミングで元気な鹿紫雲を見るとなんだか切なくなります。

そしてこのタイミングで虎杖・日車を同時投入した理由ってなんなんだろうという疑問がここで解決。単行本読んだときに日車のところは監修つけてもらったって話をしていたのを思い出しながら読みました。術式そのものも癖があるし、その上「法」に則ると言う部分で更に複雑化している状況を整理しつつ作戦を練っているのはおもしろかったです。

ただ、この作戦会議で虎杖がこんなに冷静なのがなんかもう、つらい。友人が死んで、もう一人の友人は宿難に乗っ取られた状態で、五条が負けた場合の話し合いにこんなに冷静に参加できるくらい心が摩耗してるのかも……とか思ってしまった。別にここで泣き喚いたりキレて話を聞かないで欲しかったわけでもないですが、この話って渋谷での自分の罪と向き合う話でもあるため……、虎杖……。

ただ、日車は多分この辺結構同情的だと思うのできっとフォローしてくれるだろうと信じています。日車が犠牲になって虎杖が更に傷つくようなことになりませんように!!!!!(五割くらいあり得そう)

ウィッチウォッチ

135 使い魔サモン委員会

この家でダラダラする感じ!!!おかえりウィッチウォッチ!!!(ずっといたよ)

自分がウィッチウォッチの家でダラダラする回がめちゃくちゃ好きなことを再認識してしまいました。本当にウィッチウォッチのコメディ回が大好きです。今回奇跡的に夜桜さんちの大作戦と面接回が被ってるのも笑ってしまった。

幻想動物の使い魔は人型になれる……、からのこんなに好みのお姉さん出てくることある? 是非契約してこのお姉さんを次週以降もバンバン出して欲しいし、できればしばらくコメディ回が続いて欲しい。ウィッチウォッチのコメディ回を求めすぎて感想じゃなくてウィッチウォッチへの要望コーナーみたいになってしまう。

キルアオ

page 32 悟りノレン

私だけだと思うんですが、女子が髪を下ろしていると誰が誰なのかよくわからず、最終的に師匠まで女子の1人かと思ってパニックになりました。ちゃんと読んだら大丈夫だったので深夜にジャンプを読むのはやめた方がいいのかも。

十三は熟女好きであることをアピールして追求を逃れることに成功(というか原作の注釈にもある通り年相応の相手を選ぶと中学生にとっては熟女好きになる)。

ただ、この時点でノレンが「大狼君のこと好きなん?」になってしまったので今後の展開が気になるところ。しかし、ノレンも乙姫も十三を好ましく思っている理由が「性的な視線を向けてこないから」である辺り、こういう情緒をジャンプでやるんだなあ、みたいな気持ちになりました(いい意味の方です)。その上で気にしない人もいるという書き方をしているのも上手い。

乙姫の書き方1つとっても人格が違っても(この言い方でいいのかわかりませんが)、ちゃんと2つの人格で同じ人を好きになったところを重視している辺り真面目なタイプのマンガだと思います。

アンデッドアンラック

No.186 千変番花

ラーメン対決、完!!!

良くも悪くも想像以上の展開ではなかったな~と言うのが感想ではありますが、今回の話は捻って良くなるタイプの話でもなかったと思うので(強いて言えばそれは調理方法のところでやった)、結構気持ちのいいめでたしめでたし感があります。

病院で病院食を振る舞うユニオンと、そのために「法的な部分はこっちでパってしますよ」の風子、思わずリップが「怖っ」って言うのもわかる。

不燃を手に早速太陽へってマジ!? もう少し仲間集めしてからになると思っていましたが、この勢いがアンデラだと思うのでこのまま行くところまで行って欲しいです。なんなら来週既に宇宙船の中から始まっても驚かないかも(流石に太陽に宇宙船で行くのは無理かも)。

鵺の陰陽師

第29話 学郎達の父

タイトル通り大体学郎達の父の話でした。こういうまるっと回想回を挟める辺り、最近の人気が安定してきたのを感じます。

私は鵺の陰陽師は世界観の説明を出すタイミングが上手いマンガだと思っているんですが、今回も学郎達の父の話に合わせて陰陽師組織のことも合わせて語るのが上手いな~と感じました。いつもに比べるとちょっと情報量詰め気味かなとは思いましたが、組織周りの話をすると避けられないところなのでそこは仕方ないかな。陰陽師たち、結構死者も出ているし、ブラックなところもあるのは藤乃さんちだけではなさそう。内ゲバにはならなそうなのが作中的にもメタ的にも幸いかも。

父の死に関わるかもしれない「詳細不明のレベル4集団」という名前を場に出して思い出話はターンエンド。学郎と四衲に血縁はないことも発覚し、色んな意味でこのマンガはどうなっちゃうんだ!? って感じですが、縦軸の目標はぶれていないので安定感もあっていい案配だと思います。

僕とロボコ

第164話 流行語とロボコ

以前のメタバース3話打ち切りのロボコ回といい、定期的にこういうギリギリネタで攻めてくる……!!!面白いけどハラハラする……!!!

ただ凡夫の台詞はもっともだな……って納得してしまったので悔しいです。

ただの言葉じゃなくて状況や出来事が印象的だったから流行ったんでしょ?
ロボコのとは違うよ

僕とロボコ

私がロボコだったら正論パンチで致命傷になるところでした。

カグラバチ

第12話 支度

今回で神奈備の人たちの戦闘お披露目かな~~~と思っていたんですが、お披露目されたのは双城の湯上がり姿でした。なんでだよ。

ただ、この一連の流れで描かれていた銭湯の感じなどでカグラバチ世界の町の雰囲気とかが感じられたので私は結構好きな回でした。血に染まった大浴場とか派手な演出で好き。やられた方はたまったもんじゃないと思うので通報していて欲しいです。

また、妖術というものがありながら一般的には使われていない理由に関しても説明が入って、バトルマンガの序盤感があり、わくわくします。ただこの流れだとせっかく出てきた神奈備の人たちが双城にやられるかもしれないというハラハラ感もある(でも本命はシャルの奪還だから死ななければある程度やられて撤退でいいのかも)。

ラストのページ、こんなに主人公が悪役っぽくていいんだと思ってちょっと笑いました。金魚を使った演出は相変わらずお洒落でよかったです。

逃げ上手の若君

第136話 顕家1333~1338

サブタイトル通り北畠顕家の1333~1338の話。

ただ苦労を語るのではなく、彼らとの絆を語り、最終的には自力で元気になるあたりの「格」がよかったです。この辺りは史実を元にしてキャラクターを立たせるのがだいぶ大変そうだと思うんですが、この形に落ち着けた手腕は流石。

また、手柄をあげたい理由が帝を諫めるための言葉を届けるため、という生真面目さは公家としての美しさもあり、キャラクターの立たせ方が上手い。その北畠顕家がその後も子どもたちとのふれあいの時間を求めたというところに戦の厳しさを感じて切なくなりました。

暗号学園のいろは

第五十一号 「三十六計逃げるに解けず」

最初はこのクラスメイト全員の個性が立つなんてことある!?と思っていたのに、どんどん魅力的なクラスメイトが増えて来て素直にすごい。絶対全員なんて覚えられないと思っていたんですが、そろそろ覚えられそうな気がします。フルネーム漢字は無理だと思いますが……。

今回は忍者キャラ+2文字縛り。なんで強い個性を併せ持ってるんだよ感はありますが、そのキャラクター性が今回の暗号(暗号ではないかも)と噛み合っていてよい回だったと思います。

ツーオンアイス

第11話 オムファタル

ここで「たっくん」の今が語られるの、すげ~タイミングだなと思いました。また、競技そのものに対する話だけではなく、競技の現状についても問題提起のような形で触れたのがちょっと意外でした。元々ペア競技の人数の少なさにも触れていたマンガなので、そう考えると意外ではないはずなんですが、結構デリケートな部分でもあると思うのでちょと驚き。

私の見落としだったら申し訳ないんですが、たっくんがここまで綺更を嫌っている理由って語られてた!? 今回の話だけでもなんとなくはわかるんですが、自分に呪いをかけていった相手にこんな風に思われているのって綺更がちょっとかわいそうだな……になってしまったので、最終的にはちゃんと和解なり完璧な決別なりでなんとかなって欲しいと思います。

魔々勇々

No.13 「ラルフレッド」

前回はミネルヴァ、今回はラルフレッドと各世界の勇者と魔王の過去の話を明かしていく形式はマルチバースの設定を活かせていていいな~と思いました。そもそもこういうことをするための設定だったんだと思うので、軌道に乗ってきたのかな?という感覚もあります。

それにしてもミネルヴァも結構アレな感じの過去でしたが、ラルフレッドもめちゃくちゃ重い過去持ちだな……。でもこれ、ウルビダ姫を殺した実弟の方も何か物語を秘めていそうな感じもします。こうして無限に話を膨らませることができるのが強みである反面、これが単なる悲しい百物語になってしまって1つ1つのエピソードへの思い入れが薄くなっても本末転倒だと思うのでその辺りの案配は難しそうですね。

また、今回ボロボロだったコルレオの「どんな事情があったとしても、『魔王』だという理由だけで関係のない者を殺していい理由にはならない(要約)」は正論、はっきり言ってただの正論ではあるんですが、それがちゃんと通る相手だったという理由付けもちゃんとあったので比較的気持ちのいい解決になってよかったと思います。

アスミカケル

Round24 仕事人

もしかしてそろそろ奈央さんが二兎の家に遊びに来るラブコメ回来る!? とか、ケアセンターでめっちゃモテる祖父結構かわいいな……みたいなのんきな気持ちになっていたらラストで胃にズン……とくる感じのデビュー戦が決まってしまった。胃がズン……ってなる……。

今回場合、二兎と黒沼が先に出会ってしまったことがこの胃の痛みの原因ではあるんですが、お互いの人となりを知らない状態でのこの対戦カードを見たときの印象のことを考えると、お互いの人となりを知った上での戦いになることがどうかいい未来に繋がって欲しいとも思います。

作者さんの作風的に、最終的に嫌な感じにはならないと思うんですが、丸く収まるまでの間は結構このハラハラした感じが続きそうで怖い。

あと奈央さんが二兎の家に行く回は諦めていないので近いうちに挟んで欲しい。

少年ジャンプ2024年2号 予告

ワンピースの表紙・巻頭!!!

実施回数は少なくないハズなんですが、やっぱり来る度にわくわくしますね。また、ここで魔々勇々のセンターカラーが来るのも意外でしたが、ファンとしてはうれしいです。

痩せた坂本さんがイワンコフに突っ込まれているのがじわじわくる。

2023/12/11発売
表紙:ONE PIECE
巻頭カラー:ONE PIECE
センターカラー:累々戦記
センターカラー:夜桜さんちの大作戦
センターカラー:魔々勇々

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