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3つの体、3つの世界

人間には三つの体があります。
しかし、私たちこのうちの肉体しか見ることができず、他の二つの体に気づくことはなかなかありません。

人間は肉体の生命力の循環がストップすることによって死を迎えます。
死について「エソテリック・ティーチング」の中でダスカロスは『「死」よりも「他界(pass over)する」という言い方を好みますが』と言っています。

死とすなわち次の体のある世界への旅立ちを意味するのです。

それを意図してなのか、日本語では死ぬことを他界すると表現します。
昔の人々は死の意味を知っていたのかもしれません。

他界とは【ここでは無い別の世界への旅立ち】を示めします。

肉体が死を迎えた時、肉体から大天使ミカエルと共に現在のパーソナリティである《わたし》はサイキカル界へと旅立ちます。
サイキカル体とノエティカル体の二つの体を使った学びが始まるのです。

そして、サイキカル体の死を迎えると、今度はノエティカル体のあるノエティカル界へと旅立ち、ノエティカル界での生を終えて、永遠の原子と呼ばれる永遠のパーソナリティの一部に戻ります。
そして、時期が来ると再び三つの体をまとってこの世界に生まれ落ちます。

永遠のパーソナリティは転生の中の記憶の全てを持っていますが、転生した現在のパーソナリティである《わたし》はカルマがあるために全てを忘れています。
全てのカルマを解消し、永遠のパーソナリティとひとつになること。
そこに至るまで学びは続きます。

この三つの体で三つの世界を生きることがワンセットとなってひとつの人生となります。

肉体を離れて、あの世に行ってお終いではなく、肉体を離れた後にもまだまだ命と学びは続くのです。

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