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光と闇。意識とエゴイズム。

キリストの教えによる真理の道における最初のステップはエゴイズムに気づき、理解することであり、最後のステップは完全にエゴイズムを取る事と言われています。

エゴイズムというのは前世から引き継いできたエレメンタル(自ら作り出した想念)と、今生で作り出したエレメンタルによって形成されている人格のようなものであり、あたかも私たち自身であるかのように私たちの思考、行動、感情を誘惑する存在です。

エゴイズムをやっつけることは不可能であり、エゴイズムを取り除くにはそれを構成するエレメンタルを弱らせていくしかありません。

エレメンタルは私たちの欲望と興味によって私たち自身が生み出したもの。

弱さから生み出したエレメンタルは私たちに執着、依存を囁き、憎しみや怒りから生み出したエレメンタルは私たちに暴力や暴言、力によるコントロールが当然であるて囁き、悲しみや絶望から生み出したエレメンタルは未来や希望など存在しないと力と自己肯定感を奪い、嫉妬や羨望から生まれたエレメンタルは私たちを物欲やお金、賞賛を得るために行動するようにと働きかけます。

天地創造において神が「光あれ」と言い、この世に光が存在し、その後で光と闇は分けられたように、人間も最初は意識としての光そのものでした。

エレメンタルもエゴイズムも後から私たちの中に発生したものであり、これらは光ではないものです。

私たちが本当の意味で自分自身の光を感じるようになるには何度も何度も転生が必要な程に時間がかかります。

しかし、私たちは新たに学ぶのではなく、覆われたベールを剥がすように少しずつ自分の本質を思い出しているだけです。

光と闇があって初めて光の美しさが理解できるように、エレメンタルもエゴイズムも私たちに新たな体験と理解を与えてくれる闇なのです。

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