『横浜を駆ける』
みなさんこんにちは!
ゴールデンウィークも終わり、新社会人の方々はそれぞれのお仕事や新しい環境に慣れてきた頃でしょうか😆
競馬ブックにも多くの新入社員が入社しました!
そこで、「自分と競馬」をテーマにしたnoteを書いてもらいましたので読んでいただけますと幸いです✨
トップバッターは増田いぶきさんです😊
ではでは、お楽しみください!
2024年5月24日。
映画「あぶない刑事」8年ぶりとなるシリーズ最新作『帰ってきた あぶない刑事』が公開される。
「あぶない刑事」は、横浜を舞台に、舘ひろしさん演じる鷹山敏樹(タカ)と柴田恭兵さん演じる大下勇次(ユージ)という港署の刑事バディによる破天荒な活躍を描いた作品だ。
私が「あぶない刑事」シリーズに出会ったのは、2016年、中学3年の時に公開された『さらば あぶない刑事』である。
当時の私は(今もだが)吉川晃司さんが好きで、彼が敵役として登場する本作も、実は彼を目的に観に行った。
ところが、始まってみれば、ふたりのスマートなやり取りやキザでクールな世界観に魅せられ、見事にハマってしまった。
特に、映画作品では恒例の、ユージが犯人を追いかけるために横浜の地を全力疾走するシーンは、熱く心が躍ったことを覚えている。
そこからの、映画を全作品見て、テレビシリーズにも手を出し、ロケ地を調べて聖地巡礼し…という流れは実に早かった。
もちろん、最新作『帰ってきたあぶない刑事』も観に行くつもりである。
少しでも興味のある方はぜひ観に行っていただけると非常に嬉しい。
名作は昭和、平成、令和と3つの時代を超えても、色褪せることなく、燦然と輝きを放ち続けている。
さて、自分の趣味の宣伝はここまでにしておいて、ここからは本職である競馬と絡めつつ話していこうと思う。
前述したとおり、「あぶない刑事」シリーズは主に横浜を舞台とする作品である。実際に横浜で撮影しているシーンも多く、映画やテレビシリーズなどにおいて、様々な横浜の名所が登場する。
そのうちの一つが、テレビシリーズ第6話『誘惑』で登場する「根岸競馬記念公苑」である。
根岸と聞くと、競馬ファンの中には「根岸ステークス」が思い浮かぶ方もいるのではないだろうか。
根岸ステークスは、東京競馬場で行われているダートの重賞競走(GⅢ)である。
現在JRAで行われているダート重賞としては3番目の歴史を持つ競走で、1987年に創設された歴史ある一戦である。
また、近年ではフェブラリーSの前哨戦に位置づけられ、ここからダート戦線の主役になる馬も輩出している。
競走名の「根岸」とは江戸時代末期、1866年に神奈川県横浜市(現在の中区根岸台)に日本初の近代競馬場が設置された根岸(横浜)競馬場に由来している。
同競馬場では、1905年からエンペラーズカップ(現在の天皇賞)、1939年から横浜農林省賞典四歳呼馬(現在の皐月賞)などの大レースが行われ、1942年まで競馬が開催されていた。
その後、1977年に同競馬場の跡地が整備されたものが、「根岸競馬記念公苑」であり、「馬の博物館」が設置されるなど、競馬が行われなくなった後も、馬と競馬の文化を広く伝える役割を果たしている。
横浜の地を多くの馬が駆け、人々の心を熱く躍らせていた時代があったのだ。
ここで行われたレースに出走していた有名な馬というと、1941年に日本競馬史上初のクラシック三冠を達成したセントライトだろうか。
1941年3月15日、横浜開催初日でデビュー。2週間後の同30日、クラシック初戦の横浜農林省賞典四歳呼馬(のちの皐月賞)に出走し、見事優勝を果たした。
彼の史上初三冠達成という偉業への道は横浜から始まったのだ。
横浜を駆ける者たちは、今も人々の心に残り続け、横浜から始まった伝説は、今も熱く人々の心を躍らせる。
なんとなく、通じるものを感じるのは、ファンの贔屓目であろうか。
なにせ8年ぶりであるため、なにかにつけて「あぶ刑事」について考えてしまうのである。
また、まさにクラシックシーズン、2冠目の日本ダービーを月末に控えた今だからこそ、その始まりたる横浜の地に、ほんの少しでも思いを馳せてほしく、ここまで語らせていただいた。
さて、もう一点別の視点から競馬と絡めていく。
改めて、今月末は5月26日に開催される日本ダービーだ。
前述したとおり、映画『あぶない刑事』シリーズは、1987年に第1作が公開されて以降、30年以上にわたって映画が製作され、本作で8作目である。
公開は、5月24日。日本ダービーは5月26日。
少々無理やり感もあるが、同じ週末に控えるのも何かの縁。
傾向を見出していこうと思う。
1987年『あぶない刑事』 優勝馬:メリーナイス
1988年『またまたあぶない刑事』 優勝馬:サクラチヨノオー
1989年『もっともあぶない刑事』 優勝馬:ウィナーズサークル
1996年『あぶない刑事リターンズ』 優勝馬:フサイチコンコルド(2着ダンスインザダーク)
1998年『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』 優勝馬:スペシャルウィーク
2005年『まだまだあぶない刑事』 優勝馬:ディープインパクト
2016年『さらばあぶない刑事』 優勝馬:マカヒキ
2024年『帰ってきたあぶない刑事』
過去作の公開年とその年のダービー馬を並べてみた。
こう見ると、弥生賞1着馬の好走が目立つ。
1987年と1989年は不出走だが、それ以外の5年は
と、あぶ刑事公開年の弥生賞1着馬が日本ダービーに出走した場合、連対率は100%だ。
弥生賞1着馬に照準を合わせると馬番は5、3(ダンスインザダーク)、5、5、3、となる。
3と5が相性が良いように思えなくも…ない。
さて、今年の弥生賞馬は皐月賞2着のコスモキュランダ。レコード決着だった皐月賞ではジャスティンミラノにクビ差の2着。
実力は間違いなく日本ダービーでもトップクラス、皐月の雪辱を晴らすチャンスは十分だ。
これで3、5、13、15あたりだったら…。個人的には軸決定である。(5/22時点)
また、調教師は加藤士津八師(美浦)である。
ここまで来ると、苦しいことは自分でも承知しているが、「あぶ刑事」は第8作目、士津八師の名前には八が…というところで何かの縁があってほしい。
長々と、苦し紛れな部分も多かったが、私の今月末の楽しみについて語らせていただいた。
どんな映画なのか、どんなレースになるのか、楽しみで楽しみでたまらない。
ぜひ、みなさまも盛大に心躍らす月末にしてほしい。
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