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第1章~競馬の魅力について(競馬初心者・未経験者必見)

初めまして。
育む競馬脳ライター@りょうと申します。

競馬と共に20年以上生きてきました。いまだに競馬について興味が尽きません。

競馬はとても素晴らしい魅力的なアミューズメントです。きっとこの記事を読んでいる皆さんは、keibaの魅力に気づき始めているのかもしれません。だからこそ今皆さんに伝えたことがあります。競馬を初めて何年も経つ中級・上級者の方々には必要のない内容かもしれませんので、途中で読むのを止めて頂いて構いません。
私がこの記事を書いた目的は、多くの方に競馬の楽しみを知ってもらい、ダークなイメージを変え、そして競馬ファンを増やすと言うことです。この記事をきっかけに多くの方が更に競馬に興味を持ち、楽しみ、新たなアミューズメントとして皆様に根付くことを心より願っています。

それでは始めていきたいと思います。
最初に皆さまに大事なことをお伝えします。これから競馬を始めるにあたって一番重要なことですので、これだけは肝に銘じていただきたいと思います。

一番重要なこと、それは・・・ 


お金儲けは考えないということです。


この記事を見ている方の半分、いや大半の方はお金を儲けたいから競馬をやってみたいと考えているかもしれません。私がお伝えしたいのは、あくまで競馬を楽しむということであり、お金儲けではありません。そして現実問題、競馬でお金を稼ぐ・儲けるということは非常に困難なことであり、もちろん必勝法などありません。1番人気の馬でも一日の半分以上のレースでたいてい勝てません。1つのレースで平均すると2~3秒以内に全馬がゴールします。時速60キロで走る馬が1キロ、2キロ走ってこれだけしか差が付かない実力差の馬を順位予想するのは至難の業です。落馬等の事故もいつどの馬に起きるかもわからないというとても不確実なものです。お金のために始めたいと思っている人は、競馬はやらない方が無難ですし、お金を増やしたいのなら株などの投資を勉強するほうが良いです。私も競馬歴約20年ですが、マイナス収支の年の方が多いです。毎年毎年いろいろな傾向やデータ、知識が増えてもそれに比例して的中率や回収率が上がるわけではないのです。このことに関して、もちろん反論する人もいるかと思いますし、毎年プラス収支という方もいるでしょう(自信のあるレースしかやらないと決めている人や、大穴のような大きい払い戻し金額を元手にマイナスにならないように遊んでいる人はプラス収支で終わる確率は高くなります)。でも今競馬をしている方のほとんどは、私と同じ結果の方がほとんどではないかと思います。一般的なギャンブルというダークなイメージから、賭け事であるという認識が強い今日では、そのような考え方になるのも無理はありませんし、現にお金が欲しくて競馬をしている方が多いのも現実です。ただ競馬の魅力はお金儲けだけではないということを皆様に知ってもらいたいのです。競馬には知れば知るほど色々な要素や楽しみ方があります。この記事を通して、競馬の面白さを知って競馬ファンが増えることを期待しています。

第1章~競馬の魅力について

これから競馬を始めるにあたって、皆様がどこにスポットライトを当て、楽しみを見出せるかということもまた、すごく重要です。まず第1章では、競馬という大きなジャンルの中から、10個のセンテンスに分けてポイントを紹介していきます。

1、  馬券を買う
2、  予想をする
3、  レースを見る
4、  情報収集をする
5、  馬を見る
6、  友人と競馬トークをする
7、  競馬場へ行く
8、  勉強になる
9、  競馬とアパレルの繋がり                     10、 グローバルなHORSE RACING

一見すると、どこに競馬の面白さや楽しさがあるの?と疑問を抱かれかねないおおまかな項目ですが、この中に多くの魅力的なポイントがあります。まだ競馬を始めたことのない方でも、競馬というのはレースの結果を予想して、お金を賭けるものだ!ということぐらいはわかるかと思います。まずは1、「馬券を買う」から説明していきます。

1. 馬券を買う

競馬とは大雑把に言えば、馬に人が乗り、決められたコースで決められた距離を競って走り、馬の着順を当てる遊びです。私たちは予想をして着順を当てることで競馬を楽しみます。そして予想した結果にお金を払って投票するのが「馬券」です。馬券は20歳以上であれば誰でも買うことができます。日本で開催されている競馬は通常土日(地方競馬は除く)で、一日当たり24~36レース開催されています。地上波のテレビで競馬観戦できるのは、たいてい土日の15時から16時各1時間に限定されますので、そこで放送されるレースに狙いを定めて馬券を買うというのが、簡単に楽しめるポイントです。
では、まずどうやって馬券を買うのか?ということですが、方法は大きく分けて2種類。
直接、競馬場や場外馬券売り場等に行き買う方法と、インターネットを通して買う方法です。
手っ取り早いのは場外馬券売り場(WINSやJ-PLACE)です。ある程度の都市にお住まいで、車を持っている方であれば、比較的簡単に行くことができます。出来れば最初は第11レースを買う目的で行って下さい(おおむね15時30分頃レースが始まりますので、30分前には着くように)。用意するものは、今の段階ではお金とスマホがあれば十分です(umacaというキャッシュレスサービスもありますが別の機会にお話しします)。
場外馬券売り場に着いたら、まず専用の投票用紙を1枚取ります。最初は単勝(1着を当てる)を買ってみましょう。どの馬を買えばいいのか最初はわからないと思いますが、インスピレーションで構いません。まずは買って、実際にレースを見ることが一番重要です(まずやってみること)
直接手に馬券を握りしめて観戦する競馬を是非体感して頂きたいと思います。

2. 予想をする

馬券を買うにあたって、重要になってくるのがこの「予想をする」です。私自身はこの「予想をする」ことに競馬最大の楽しみを感じています。競馬というものは、見れば見るほど、予想する上で参考にすべき色々な要素がわかってきます。始めたばかりの頃は、なんとなく買っていたり、気に入った馬名の馬を買ったりしていたものが、次第に馬や騎手の実力を考えて買うようになり、そしていつの間にか馬の調子や当日の天候を加味して考えて馬券を買うようになっていた、というように色々な要素を取り入れて考えられるようになってきます。競馬のレースは、数分走ってハナ差・首差を争う均衡した、接近した実力の馬同士が走ります。人間界では100メートル走で桐生選手が五輪で金メダルを取ることは難しいでしょう、大迫選手がマラソンで金メダルを取ることは難しいでしょう。しかし競馬の世界では、実力の拮抗から大どんでん返しが起こりえます。だからとんでもない万馬券や高額配当が出ます。みんなが予想してないことが起こるのも競馬の醍醐味です。予想が競馬の一番の肝といっても過言ではありません。自分なりの予想の軸を見つけましょう!

3. レースを見る

予想をして馬券を買ったらいよいよレース観戦です。楽しさのポイントはレースが始まるまでのドキドキ・ワクワク感です。この「ドキドキ感・ワクワク感を感じる」ことこそが、競馬にのめり込んでいく重要な要素といえます。人間は競馬に限らず、人生の様々なシチュエーションで同じような「ドキドキ感・ワクワク感」を感じているはずです。例えば、入学試験。学生時代、志望校に入るために一生懸命勉強しました。勉強して勉強して、試験当日そして合格発表まで・・・ ドキドキしませんでしたか? 好きな人に告白するとき、告白を決意してから告白までの時間・・・ ドキドキしませんでしたか? 基本的に人間はリスクや失敗の可能性があるときに「ドキドキ」を感じ、うまくいくことが想像できれば「ワクワク」を感じます。志望校に入れないかもしれない?ふられるかもしれない? このようにリスクがあるからこそ「ドキドキ」し、志望校に入れる!あの人と付き合える!と思えるからこそ「ワクワク」するのです。そしてこの「ドキドキ・ワクワク」が混在する場合には中毒性があります。競馬には、「レースが始まるまでのドキドキ感・ワクワク感」、「レース観戦中のドキドキ・ワクワク感」、「ゴール後のドキドキ感」を感じることができると思います。

4. 情報収集をする

少し、2の「予想をする」に共通する部分もありますが、競馬に慣れてくると「なぜこの馬が人気なのかな?」とか「なんだかこのジョッキーがよく勝つな~」とか「レース前に馬体重が発表されるけど関係あるのかな?」とか疑問が湧いてきます。最初に「お金を儲けは考えない」と言いましたが、お金を賭けるのなら外れるより、当たった方がいいに決まっていますし、馬券を買う人はみんな当たることを夢見ています。ライトな気持ちで楽しみたい方には、情報収集は必要ないかもしれませんが、競馬には結果を左右するような要素がいっぱいあります。もちろん私自身も把握できないほどに。少し例を挙げると、レース展開やコースの状態、馬の調子、枠順の優劣などです。競馬の知識や情報を増やすことで、競馬の見え方がガラッと変わってきますし、予想にも根拠が出来、納得した馬券が買えるようになってきます。競馬の情報収集には、競馬の魅力が際限なく詰まっています。この情報収集に興味を持てば、競馬がきっとあなたの人生の一部となることと思います。

5. 馬を見る

「馬を見る」つまり生で、テレビ越しではなく目の前で見るという意味です。馬を見る方法は大きく3通り。1つ目はレース前のパドック(小さなトラックをレースに出る馬が周回する品評会みたいなもの)。2つ目は競馬場でレースを生観戦。3つ目は、競走馬を繋養している牧場を見学するという方法です。
競走馬を自分の目で見ると、想像以上に感動します。まず雄大な馬体でとてもスマート、そしてとても優しい目をしています。見ているだけでも飽きないぐらい美しいです。またコース内に入って、馬が走る音を聞いてください。俗に言う「パカパカ」という音が鮮明に聞こえます。そしてレース中の馬のスピード。巨体が繰り出す時速約60キロで走る迫力は鳥肌ものです。また牧場では、余生をゆっくりと過ごす引退した競走馬や、生まれたばかりの子馬をゆっくり見学するのもまた楽しいです。牧場によっては、馬と直接触れ合えるイベントもあり、競走馬の魅力を肌で感じることもできます。お金を賭ける競馬とは少し違った楽しみをもたらせてくれます。

6. 友人と競馬トークをする

競馬をすることの楽しみとして、友人とする競馬談義があります。皆様には、是非一人で競馬を始めるのではなく、2人以上の友人と一緒に始めてほしいと思います。競馬は、レースが始まる前は、予想することを楽しみます。そしてレースが終わった後は、友人とレース結果について話し合ったり、どんな馬券を買ったかを聞きあったりして楽しみます。競馬をしていると、歴史的名馬に出会えることもありますし、話題の競走馬が出現したりします。例えば、ディープインパクトという馬は聞いたことありますか?とてつもない強さで時代を彩った、日本競馬会の結晶ともいえる名馬でした。また、キタサンブラックやオグリキャップと言った、日本全土を巻き込んだ名馬の出現や、いつまでも勝てないけど、それでも一生懸命走る姿が社会現象になったハルウララという名馬。私も競馬をする友人とは、直近のレースの話だけでなく、昔の競馬の思い出話に花を咲かせることが多いです。競馬を肴にお酒を飲む。これがまた楽しい時間なんですよね!皆さんにも是非、一緒に競馬を楽しめる友人を作ってほしいと思います。

7. 競馬場に行く

住んでいる地域によって、競馬場に行くことが難しい方もいると思いますが、可能であれば年に1回でも競馬場に足を運んで頂きたいです。
現代の競馬場は、アミューズメント性をとても重視しています。例えば札幌競馬場では、毎年有名芸能人のトークショーがありますし、遊具やポニーと触れ合える施設もありお子様連れでも楽しめます。飲食店等も豊富にありお祭りに来ているような気分にもなります。当然生で競馬を観戦することもできるので、臨場感も楽しめます。いまや競馬場は親子やカップルのアミューズメントスポットに変貌を遂げています。

8. 勉強になる

競馬を見てきたことで、自分の身になった感じることがあります。ここでは3つ紹介します。
1つ目は、「地名を覚えることができる」です。競馬には必ずレース名があります。天皇賞とか有馬記念は聞いたことがある人も多いかもしれませんが、レース名はほとんどの場合何か意味があって付けられています。その中で、日本の地名が付けられたレース名がかなり多くあります。日本のJRAが運営している競馬場は全部で10場ありますが、各々の競馬場ではゆかりのある地名等が付けられたレース名が数多くあります。札幌競馬場では、定山渓特別や積丹特別等があります。北海道人ならわかりますが、関東の人は上記の地名を聞いても、わかる人は少ないと思います。鷹ケ峰特別や紫野特別と聞いて、どこの地名だかわかりますか?地名以外にもさくらんぼ特別(福島競馬場)のような特産品レース名や、五頭連峰特別(新潟競馬場)という山を冠にしたレース。雲雀ステークス(東京競馬場)という東京都府中市の鳥に指定されていることを記念したレース等様々です。
2つ目は、日本の月の旧暦及び月の英語読みです。競馬は毎週開催されますが、大体のレースは毎年同じ時期に開催されます。毎年3月には弥生賞というレースがあり、またマーチステークスというレースもあります。毎年同じ3月に開催されるので、自然と弥生とマーチは3月と覚えることができます。12月には師走ステークスとディッセンバーステークスがあります。
3つ目は、少し憶測も入りますが、頭の回転が良くなったり計算が早くなったりします。
色々な要素を組み合わせて頭の中でミックス・整理して買い目を決める思考回路は、考える力を養います。またオッズを見て見込み配当を計算する癖がつくことによって計算が早くなります。無意識に頭を使うので頭の運動にもとても効果があると感じています。

9. 競馬とファッション

2022年の春衝撃のニュースが飛び込んできました。日本の中央競馬会所属の現役最高のジョッキーと言っても過言ではないクリストフ・ルメール騎手が、自身のアパレルブランドC-LEMAIREの立ち上げを発表しました。「ジョッキーになって一緒に走っているような楽しい錯覚を着用者に感じて欲しい」との思いから立ち上げに至ったそう。サイトを閲覧すると、確かに競馬に関連するロゴ等が施された服になっており、普段着としても着用可能な素敵なデザインです。まだまだ男臭い競馬というコミュニティに、競馬をもっと大衆化したいというルメール騎手の思いが、新たな競馬ファンを生み出すかもしれませんね。
 北海道の砂川市にソメスサドルという革製品の製造・販売を行っている会社があります。
東京の銀座や青山にも店舗を構える有名なお店ですが、この会社の原点は馬具です。先に挙げたルメール騎手を始め、武豊騎手や川田将雅騎手などそうそうたるメンバーがこの会社の馬具を使用しており、日本競馬の馬具のトップメーカーです。店舗を構えているように、一般人の私たちでも鞍などの馬具も買えちゃいます。もちろん財布や皮ベルト・バッグなどの製品がたくさんあり、競馬ファンに限らずとも一般の人向けのプレゼントにもお勧めできます。リンクを貼っておきますので、是非一度製品を見てみて下さい。
ソメスサドル【日本の革鞄と馬具】 (somes.co.jp)
また、世界的な高級ブランド「GUCCI」や「HERMES」も創業時は馬具の製作会社でした。これらのブランドの製品には今でも馬具に由来するデザインが使われており、創業当時のアイデンティティを引き継いでいます。
馬娘人気や競馬女子の増加で競馬は明るいイメージへと変貌しようとしています。これからは「競馬+ファッション」という新たな楽しみ方が定着するのではないでしょうか。

10.  グローバルなHORSE RACING

2022年9月8日 イギリスの女王エリザベス2世が崩御が発表されました。このエリザベス2世は競馬を愛していることでとても有名でした。もともとイギリスは競馬発祥国で、王室や貴族が所有している馬同士どちらが速いかを競わせて、勝った方が掛け金をもらう形式が始まりとされています。エリザベス女王はイギリスのビッグレースである英1000ギニーや英2000ギニーと呼ばれるクラシックレースを勝った馬の馬主でもありました。所有馬の中にハイクレアという馬がいて、上記の英1000ギニーと英オークスというビッグレースを勝った名馬なのですが、実は日本にもゆかりがあります。かの有名なディープインパクトの曽祖母なんです。また、日本にはエリザベス女王杯というレースもあります。これは1975年にエリザベス2世が来日した際に記念して翌1976年より創設されました。創設に際してイギリス王室へ許可を申請したところ、ぜひにと快諾してくれたそうです。競馬そしてサラブレッドというのは世界中で繋がっているのです。最近は海外の大きなレースも日本馬が参戦しているケースであれば馬券を買うことが出来ますし、日本の馬も積極的に海外のビッグレースに挑戦しています。日本代表として海外で戦うスポーツ選手のような感覚で応援することも現代の競馬の楽しみ方の一つです。世界にはイギリスやフランス等のヨーロッパやアメリカやオーストラリア、中東のドバイやアジアの日本や香港等様々な地域で競馬が行われており、毎年のようにスターホースが誕生しています。先に述べたようにKEIBAは世界中で繋がっています。今はインターネットで情報をすぐに手に入れられる時代。ぜひ新たなHORSE RACINGを感じて楽しんで頂きたいなと思います。

いかがでしたか?
競馬には多岐にわたる魅力が溢れています。
第2章以降では、各10項目を更に深堀りしていきます。随時投稿いたしますので、興味のある方やこれから競馬を楽しんでいきたい・もっと知りたいと考えている方は、フォローして頂けると幸いです。
競馬脳を一緒に育みましょう!

この度は最後までご熟読誠にありがとうございました。
また皆様にお会いできる日を心待ちにしております!

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