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愛しき裸ん坊

こんばんは。

毎晩のお風呂上がり、パジャマ着るのを嫌がって、キャッキャと裸ん坊のまま走り去るわが子を追いかけ回しているのですが、なにか簡単に捕獲する策はないでしょうか。

さて、そんな裸族と化したわが子に溜め息をついていたところ、ある先輩から「小さな子供には、まだ社会性が備わっていないから、恥ずかしいという概念はないんだよ」と教わりました。

へー、そうだったのか。じゃぁ、「裸ん坊のままじゃ恥ずかしいよ!」と諭したところで、何の意味もないのだなと気づく。その日から、子供が社会性を身につけるというのは、どういうステップを踏むのだろうかと、興味津々。

もちろん、親が教えていかなければならないこともあるのだろうけれど、保育園や幼稚園、学校生活を通じて身につけていくことも多いのだろうと推察する。そして、この裸ん坊との追いかけっこには、いつか終わりがくるのだと切なくなる。

子育ての喜びと切なさは、いつも裏腹。この気持ちは、たぶん母親の方が強いのではないかと勝手に思っている。だって、うちのイクメンに「切ないね」と語りかけても、たいてい「なにが?」という返事しかかえってこないのだから。

と、話は逸れましたが、とにかくこの裸ん坊との追いかけっこは、期間限定のものであり、溜め息ついてる場合ではないことを知りました。そうとわかれば、こちらも腹をくくって、いま全身ありのままで楽しさを表現し、逃げ回りながらも「ママー!」といって自分の腕に飛び込んでくる小さな天使との時間を、精一杯楽しむほかないでしょう。


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