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仕事人間が想定を越えてくるヤツに直面したとき

ビジネスシーンでよく聞く「想定の範囲内です」ってやつ。実は、あんまり言ったことなかったりします。そして、いつか言ってみたいと思っています。そんなサラリーマン、実は多いんじゃないかと思う今日この頃、みなさんご機嫌いかがですか。

さて、やれ想定だ、やれコンチプランだ、と持ち合わせてもいない“予知能力”のスキルアップを求められる世の中。なんて世知辛いんでしょう。

予知能力はさておき、部下のフォローが必要であろうと予測して行動に移したときの話。

Web会議が当たり前になり、社内向けの資料ですら、画面共有するなら『分かりやすさが大事だよね』なんて議論を経て、ヤレヤレと重い腰をあげ、みんなで苦労して仕上げたプレゼン資料。「分かりやすかったです」っていう社員の感想も寄せられて手応えを感じ、次もコレ使おう!ってチーム全員が思っていたはずのその最中。

とある部下がその資料を使って社内プレゼンするデビュー戦だったので、見守りついでに、最後にフォローコメントでも挟もうかな〜、なんて思いながら会議室に少し遅れて入室したら、、、


なんと、そのプレゼン資料、使われて無かった。


代わりに、すんごいプレゼンに不向きなA4縦の企画書類が画面共有され、たどたどしく説明が行われている。あれ?ZoomのURL間違えたかな?、あれ?今日じゃなかったかな?って、自分の行動を疑った。でも、合ってた。悲しいことに、間違いじゃなかった。強いて言うなら、部下との関係構築の仕方が間違っていたのかもしれない。

こういうとき、『自分の常識を相手に押し付けるな』って、先輩がよく口にしていた言葉が頭に浮かぶ。「あぁ、当然のように、今回のために作ったプレゼン資料を使うものだと思ってたけど、それは自分の常識を相手に押し付けていたのかな」と、呆然としながら思う。

でも、同じく遅れて入ってきた指導役だった部下から、「すみません、訳がわかりません」って、メッセージが送られてきたので、少なくとも、他のチームメンバーとは意識が合っていたことがわかり、ちょっと安心した。

うん、そうだよね、今回のために作った資料だもの。それ、使うよね、フツー。事前に「この資料でプレゼンするの初めてだろうから、しっかり先輩に話法を相談してね」って指示もした。私の常識間違ってないよね、って思い直す。常識的にみて、マジで訳がわからない。

フォローが必要だとは予測してたけど、えげつない角度から想定越えてきた。そして、思う、、、

『もう、勘弁して』


仕事人間だって人間だから、これまでの積み重ねもあって、つい愚痴が出る。そして、その後で、プランの立て直しを考えちゃう辺りが、仕事人間っぽくて自分でも嫌になっちゃうよね。

みなさん、こうならないように、ぜひ部下との日頃のコミュニケーションを大事にしてください。


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