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YouTuberとして成功するための戦略 [Googleトレンド編]

自己紹介 

松尾慶一朗といいます。現在はイギリスのKing's College Londonという大学で哲学を専攻しています。今年の7月に仲間3人と出版社を立ち上げ、ちまちまと仕事をしています。
なぜ令和の時代にオールドファッションな出版社を立ち上げたのかはこのnoteで説明しておりますので、興味を示した方は是非ご覧になってください。
(「なぜ今更、出版社を立ち上げることにしたのか?」のリンク)

また、YouTubeの動画の翻訳業務も承っておりますのでTwitterにてご連絡いただけると幸いです

前回の記事で、エンタメ系YouTuberになることはもう遅いんじゃないか?ということを主張しましたが、今回の記事ではそもそもどう言った戦略を取ることがYouTuberとして成功するのに近道なのか?を考察しました。

答えはGoogleトレンドにあり

YouTubeとは2006年にGoogleによって買収された事業のうちの1つで、Googleアカウントを使用して動画の閲覧・投稿をしているのでご存知かもしれませんが、YouTubeとは広告事業が大得意なGoogleのサービスなのです。

世界一の検索エンジンを持つGoogleですが、「Googleトレンド」と検索するとこのようなものが出てきます。

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このサイトでは、キーワードごとの”人気堂の動向”、”小区域別のインタレスト”、”関連トピック”、”関連キーワード”そして急上昇ワードなどを見ることができます。

具体的な使用例としては、紹介する商品名の検索ボリュームの多い方はどちらかなどを検索するなどです。
これは、タイトルを決定する際にとても重要な役割を持ちます。
多くのエンタメ系YouTuberが企画していたウーバーイーツで〇〇頼んでみたを例に挙げて取ると、「Uber Eats」という英語表記でタイトルを制作するか「ウーバーイーツ」とカタカナ表記でタイトル制作するかで迷った時に2つのキーワードを入れてみると明白になります。

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検索のボリュームとしては、確実にカタカナ表記の「ウーバーイーツ」が多いのでここはカタカナ表記でタイトルを制作した方が良さそうです。
ボリュームが拮抗している場合は、タイトルに両方入れてみるのもいいですし、多い方をタイトル、少ない方を概要欄に記載するのも1つの手です。

また下のグラフを参照しながら読んでいただきたいのですが、「てんちむ」さんなど早い段階からウーバーイーツ企画をしていたYouTuberは2020年の2月頃から動画を投稿していたので、これからの流行りを見越して投稿できていると考えるとそこらへんは、さすが人気YouTuberだなぁと実感させられますが、実際YouTubeでウーバーイーツ企画が流行りだしたのは2020年の4月から6月頃です。6月にウーバーイーツブームに動画投稿始めたてのYouTuberが乗っても知名度も再生回数も得られないかもしれませんが、検索数が急激に増幅しているのが3月頃だと考えるとブームの先駆けをすることは可能だと思います。これは、予備知識なのですが「スライム」や「メントスコーラ」、「ウーバーイーツ」のように流行りを作ったり流行りを先駆けしたYouTuberは化けることが多いです。「スライム」の代表例は「はじめしゃちょー」さん「メントスコーラ」は「ヒカキン」さんや「ボンボンTV」さん etc.です。さらにそう言った今までになかったエンターテインメント系のジャンル・キーワードはYouTubeのアルゴリズムがゴリゴリにプッシュする確率が非常に高いです。どのサイトでも見られるエンターテインメントジャンルよりもYouTubeでしか見られないジャンルを作り上げることはYouTube側にとってとても重要になりますから。

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逆算して考えるYouTubeの企画

テレビタレントやお笑い芸人がYouTubeに進出してきてもう勝ち目がないと思われる方が多いかもしれませんが、実はまだまだチャンスはあります。
根拠として、テレビ番組とYouTube番組との性質の違いが挙げられます。まずテレビ局は、作家型だということです。放送作家が”面白いとは何か?”をとことん追求しそれを放送しています。つまり企画の主体が作り手の最深部にあるということです。反対にYouTube番組は視聴者型だと言えるでしょう。動画に対してのインタレストを集めるためには、必然的に大衆のインタレストに媚びる必要があるのです。

優しいGoogleさんは、大衆のインタレストが何かをオープンソースとして公表してくれているので、それを使わない手はないわけです。

Googleトレンドの左側のバナーを開くとこのような画面が出てきます。

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ここの急上昇ワードを開きましょう。
そうすると、その日・時間で検索数が著しく伸びているものを見ることができます。
その検索ワードを組み合わせて企画を作ることも可能なわけですが、これには少しコツがいります。
この急上昇ワード一覧を使ってどう企画を練っていくかは、また別のnoteにて紹介しますので、ぜひフォローをお願いします。