#9.検査で分かったこと
こんにちは、カッカと申します。
小さなことを気にしながら39年間生きてきたら、昨年乳がんが見つかりました。
病気を受け入れた今だから言える、知ってよかったことや気がついたことを残して行きたいと思います。
乳がんにもタイプがある
乳がんとひと言で言っても、人によって性質が違ったりします。私の場合は、女性ホルモンを餌にして増殖するタイプで、進行速度は中間くらい。しこりが2cm以下でしたがリンパ節への転移がありました。
遺伝性の乳がん
30代での癌の発症ということで、遺伝性があるかどうかも調べることにしました。(遺伝性乳がん症候群(HBCO)と呼ばれるやつです)
この検査は実は国内で調べることができないそうで、採取した細胞を一度海外へ送って調べてもらうことに。
よって、時間がかかる!そして費用が高い!
私の治療方針がなかなか決まらなかったのは、この検査の結果を待っていたからでした。
この検査を受ける前に看護師さんから言われたのは、「あえて検査を受けない方もいる」ということ。
もし遺伝性乳がんであることがわかったら、自分の家族にも影響かあるかもしれない。ただ、この細胞を持っていても発症しないかもしれない。
知っていることがプラスとなるのかマイナスとなるのかは、受け取る側次第ということでした。
『もし、遺伝性乳がんだったとしたら、しばらくは娘には告げないでおこう。』
事前対策を打ちたい性格の私は、検査を承諾しました。その上で、家族でできる限りの対策をしよう!そう決めてのぞみました。
ポジティブ変換
結果としては、今の状態で遺伝性乳がん症候群であるといえる明確な変異は見つかりませんでした。ただ、今の段階では何者なのか断定できない変異が1つ見つかったのでした。
私の中によくわからない何かがいる。でも何かわからないなら、今考えても仕方ないよね。
「100%悪性のものがありますよー」という告知を一度経験しているだけに、悪じゃない可能性があるだけでありがたい。
そんな自分の気持ちの変化に、自分でも少し驚くのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?