開始したタスクを止める練習【ユタカジン】
こんにちは、Keiです。
皆さんは「1分着手」実践していますか?
「先送りゼロ」を読んだ方や「タスクシュート100日チャレンジ」に参加している方なら、既に1分着手の強力な先送り防止効果を体感されたのではないでしょうか。
また、1分着手といっても必ず1分で終了するわけではありません。
一度着手さえできれば、その後は長時間作業を続けられた、そんな経験をした方も多いでしょう。
一方で、1分着手したことで以下のような経験をした方もいるのではないでしょうか?
「他のタスクを放置して、一つのタスクだけに時間を使いすぎてしまった」
「寝る時間を過ぎても真夜中まで作業を続けてしまった」
これは開始したタスクを止めることができないために発生します。
一つのタスクに想定より長い時間を使ってしまうのは何も悪いことではありません。後悔する必要も一切ありません。
それだけ作業が進んでいるのですから、それは良いことです。
とはいえ、開始したタスクを止められるようになると、より自由に時間を使えるようになります。
特に、先に予定があると時間超過が気になってタスクに着手できなくなる方や、睡眠時間を削って翌日の可処分時間を減らしてしまいがちな方にとっては、単純に使える時間が増えるので、それだけ時間が豊かになります。
そこで本記事では、開始したタスクを止められない方の特徴と、開始したタスクを止める練習方法についてお伝えします。
開始したタスクを止められない方の特徴
私がそうでしたが、開始したタスクを止められない方は「毎日少しずつタスクを進める」というのが苦手です。
また、「タスクを終わらせよう」という意識が強いです。
そしてこの二つの性質が組み合わさることで「たまに着手できたタイミングで一気にタスクを終わらせようとしてしまう」のです。そうしないと終わらないのです。
これが開始したタスクを止められるようにならない理由です。
そして逆説的ですが、タスクをいつでも止められるようになれば、長時間を確保することなく、毎日少しずつタスクを進められるようになります。
また、一気にタスクを終わらせる必要も無くなります。
開始したタスクを止められないとは、原因であり結果なのです。
では、開始したタスクを止められるようになるにはどうすればいいのでしょうか?
開始したタスクを止める練習
開始したタスクを止められない方は、止める練習をしましょう。
目的は、毎日少しずつ着手するだけでもタスクは終わると認識すること、そして切りの悪いところでタスクを止めるのに慣れることです。
まずは準備として、「完了までにある程度長い時間がかかるが、時間さえかければ終わるタスク」を用意します。
オススメは読書です。他にはブログ執筆や作成系の趣味でも良いでしょう。
タスクを決めたら練習を行います。やることは一つです。
遅れてはいけない予定の10分前から決めたタスクを開始し、10分経ったらタスクを止めてください。
本記事を読んでいる方の多くはタスクシュートを実践されているでしょうから、例えば出勤で家を出る10分前に「読書」というルーチンタスクを設定し、それを毎日実践してください。
そして中途半端なタイミングであっても、予定の時間になったら読書を止めてください。というか止めないと遅刻します。
出勤でなくても開始時間が固まっている予定の前なら何でも構いませんが、可能なら朝〜午前中の予定がオススメです。
また、タスクシュートで見積もり時間を設定しておくと、終了までの残り時間がわかりやすくなって便利です。
練習時の注意
ここで注意してほしいのは、10分間タスクを実行するのが目的ではないということです。
予定の都合で実行できる時間が8分や3分になっても構いません。
目的は、遅れてはいけない予定の直前までタスクを実行することです。
「10分確保できないから今日はやらない」というのはしないようにしてください。
練習の効果
この練習を続けていれば、自然とタスクを止める習慣がついてきます。
また、1日10分でもちゃんとタスクが進むことや、中途半端にタスクを止めても問題が無いことを体感できるでしょう。
この「体感」が重要です。
頭で理解していても、実際に体感するまでは中途半端にタスクを止めるのには抵抗があるものです。
また、「短時間だけ着手して意味があるのか?」「効率が悪いのではないか?」という疑問を解消できます。
この体感ができる頃には、自分の意思でちゃんとタスクを止められるようになるでしょう。
「1分着手」+「開始したタスクを止めるスキル」
=時間が豊かになる
本記事では、開始したタスクを止められない方の特徴と、開始したタスクを止める練習方法についてお伝えしました。
開始したタスクはいつか止まります。しかし、自分の意思では意外と止められないものです。
「開始したタスクを止める」のは一種のスキルです。自然にできる方もいますが、できない方は練習が必要です。
練習と言っても努力はほとんど必要ありません。本記事で紹介したような方法をゆるゆると続けていれば、十分に訓練は可能です。
自分の意思でタスクを止められるようになれば、「先に予定が入ってしまうと時間超過が気になってタスクに着手できなくなる」、「睡眠時間を削って真夜中まで作業し続けてしまう」といった状況を回避できます。
そして、ちょっとした空き時間でも使えるようになるので、「今日は時間がないからやらない」といったタイプの先送りも解消できます。
「1分着手」と「開始したタスクを止めるスキル」を組み合わせれば、どんなときでもタスクを実行できるようになります。
言い換えれば、自分の意思で使える時間が増えます。
自分の意思で時間を使えたという事実は、強く時間の豊かさを実感させてくれます。
1分着手に慣れてきたと思ったら、ぜひネクストステップとして開始したタスクを止める練習をしてみてください。
本記事は以上です。ありがとうございました。
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