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休日になるとタスクシュートが使えなくなる【ユタカジン】

こんにちは、Keiです。
ゴールデンウィークが始まりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

10連休の方もいれば、いつも通り仕事という方もいらっしゃるでしょう(私はいわゆる"カレンダー通り"です)

さて、今回は連休ということで休日にちなんだテーマにしました。
ズバリ「休日になるとタスクシュートが使えなくなる」です。


平日はタスクシュートが使えるのに!

「休日になるとタスクシュートが使えなくなる」身に覚えのある方も多いはずです。

平日は問題なくタスクシュートに記録を残しながら先送りゼロを目指せるのに、休日になると途端に記録すらできなくなるのです。

第7期のタスクシュート100日チャレンジからタスクシュートを使い始めた方にとっては、初めての大型連休ですので実感しやすいかもしれません。

「平日にはタスクシュートが使えるのに、休日になると途端にできない」
これは結構辛いものです。

「平日は使えているんだから良いじゃん」と言われればその通りなのですが、タスクシュートを始める方の中には「休日こそ記録したい」という方も多いはずです。

また、休日に発生する小さな挫折が、せっかく続いていたタスクシュートの習慣を途切れさせるきっかけになってしまうこともあります。

ではなぜ、休日になるとタスクシュートが使えなくなるのでしょうか?

ここからは、その理由と対策について考えてみます。

休日にタスクシュートが使えなくなる理由

平日から休日に変わるときに発生する以下の変化が、タスクシュートを使えなくさせる原因だと私は考えています。

①タスクシュートの使用状況が変わる
②タスクの性質や生活習慣が変わる
③休日を重視しすぎている
④平日の睡眠不足

ひとつずつ見ていきましょう。

理由① タスクシュートの使用状況が変わる

一つ目の理由は「タスクシュートの使用状況が変わる」です。

例えば、普段は職場のデスクでPCを使ってTaskChute Cloudを使用している方が、休日になるとスマホでタスクシュートを使うようになったりします。

しかし、普段PCで使用しているのと同じ感覚でスマホでもタスクシュートを続けるのは意外と難しいものです。

私も平日はPCでTaskChute Cloudを使用していますが、それと同じ感覚でスマホアプリ版TaskChute Cloudを使えているかといえば、実は使えていません。
明らかに入力するタスクの粒度や頻度が変わっています。

この変化を認識せず、平日と同じ感覚で休日もタスクシュートを続けようとすると、使用感や入力のしやすさのズレによって(自分でも気付かない程度に)ほんのちょっとだけ、タスクシュートを使うのが面倒になってきます。

つまり、タスクシュートを使うのにちょっと頑張らなければいけなくなるわけですね。
そして、人によってはできない(頑張れない)自分を責めてしまうでしょう。この自責は挫折の大きな原因になります。

そこで対策としては、できるだけ休日のタスクシュートの使用環境を平日の使用環境に近づけるか、休日のタスクシュートの使い方を割り切ると良いでしょう。

例えば、平日にPCを使っているなら、休日もPCを使うのは有効です。普段と同じ感覚でタスクシュートが使えるので、これだけでもタスクシュートを続けられるようになったりします。

もちろん休日にデスクに張り付いているとは限りませんので、平日同様にリアルタイムでタスクシュートに入力できないことはありますが、そこは後からまとめて入力しても構わないと思います。

そしておすすめなのはもう一つの方法で、休日のタスクシュートの使い方を割り切ってしまうことです。

休日はどれだけ記録に空白があっても良いし、記録の粒度がいくら大きくなっても良いし、記録しない時間帯があっても良いと許容するのです。

本当は平日だって、記録に空白があろうと記録数が少なかろうと構わないのです。
しかし、平日に空白なし、記録も細かめ、といった記録ができている方こそ休日に失敗しやすいので、自覚がある方は意識的にゆるい使い方を許容しましょう。

私自身、休日の記録はあえて「ざっくり」にすることにしています。特にスマホでの記録が中心になる外出中は「ざっくり」です。「外出」で半日記録とか平気でやります。
でもそれで困ることはありません。自宅に帰ったらPCでいつも通りの記録を再開するだけです。

「タスクシュートはガチ勢になるほどゆるくなる」という意見もあるくらいなので、進んで「ゆるさ」を許容しましょう。

このあたりの話は、私のブログ記事(下記リンク先: 失敗事例2: 正確な記録を残そうとしすぎる)でさらに細かく触れているので、よろしければご覧ください。

理由② タスクの性質や生活習慣が変わる

2つ目の理由は「タスクの性質や生活習慣が変わる」です。

平日の仕事タスクを記録しやすいのは、それがルーチン化しやすいタスクであったり、ある程度の強制力が働き習慣化しやすいことが理由です。

タスクシュートを継続する上でルーチンタスクの活用は必須です。

ルーチンタスクへの登録を進めることで、タスクシュートは使うのがどんどん楽になっていきます。自動でプランタスクが記録されるようになりますし、習慣化も進みやすくなるからです。

タスクシュートは使いはじめが一番大変で挫折しやすいのは、これが理由です。

このルーチンタスク化を順調に進められるかどうかが、タスクシュートを継続できるかを左右するといっても過言ではありません。

平日のタスクはこのルーチンタスク化をやりやすいのです。
同じ様なタスクが続きやすいというのもありますが、なにより平日の生活は5~6日連続で続きますので、毎日ルーチンタスクを実行しながら、自分のやりやすい形にルーチンを調整していけます。

また、この毎日タスクを実行しているという自分に対する「コントロール感」も、タスクシュートを続けるモチベーションを上げてくれます。

多くの仕事は1日の中で行われる時間が決まっているために生活習慣を確立しやすいのも、タスクシュートの継続やルーチンタスクの実行がしやすい理由です。

一方で、休日のタスクは習慣化、ルーチンタスク化が難しいです。

生活習慣が平日と異なる、平日の仕事と違ってプライベートのタスクには強制力が無い、家族からの依頼タスクが増える、といった違いも大きな理由でしょう。

しかし何より、休日はタスクの試行回数を稼げないのです。

平日の生活習慣は週に5~6日連続で続きます。
つまり毎日試行錯誤できるわけですから、習慣化やルーチンタスクの調整が非常にやりやすいのです。

ですが休日は週に1~2日しかありません。頻度が平日の2割程度です。

そして休日が終わってから、次の休日が来るのは5~6日後となります。あいだが空くので習慣が途切れやすいです。

N=1の体感ですが、休日のみ行うタスクの習慣化スピードは、平日の20分の1以下だと感じるくらいです。

それくらい、休日はシンプルに習慣が根付きにくいのです。

原因はあなた自身にあるのではありません。

それなのに、休日にタスクシュートを使えないことを気にして反省したり、自分を責めていては、いつまでも事態は変わらないどころか、むしろ悪化していきます。

そのため、対策として休日専用のルーチンタスクを作っても良いのですが、それが続かなくても気にしないくらいの方が良いでしょう。

むしろ、下手に習慣化されていないルーチンタスクを休日に詰め込むよりも、平日と同じ習慣タスクは継続しつつ、それ以外のタスクは事前に決めず、ありのままの行動をただ記録する、という方がオススメできます。

特に平日朝イチに実行しているタスクを休日にも実行するのはおすすめです。

毎日実行した方が習慣化はしやすいですし、1日のはじめにタスクシュートを使い始めるきっかけにもなってくれます。

「休日にもタスクシュートを使用する」という目的を達成するためなら、事前にやることを決め過ぎず、ただありのまま休日の行動を記録するようにした方が、結果的に「休日にもタスクシュートを使用できる人」になるまでの期間は短縮できるでしょう。

理由③ 休日を重視しすぎている

3つ目の理由は「休日を重視しすぎている」です。

言ってしまえば、人に話せる立派な休日を過ごそうとし過ぎているのです。

「休日をダラダラ過ごすなんてもったいない」
「貴重な休日こそ有意義に過ごしたい」
「平日にできなかったアレコレを休日にやりたい」
「他の人みたいに休日をフル活用できるようになりたい」
「休日くらい自分の時間がほしい!」
「また週末を無駄に過ごしてしまった…」

こういった考えを持つ方は危険信号です。

「理想的で立派な休日」において、「タスクシュートを使うこと」ってそんなに重要じゃないですよね?

「タスクシュートってツールで休日に24時間の行動ログ取ってる」なんて人にも話しにくいですし。認定トレーナーとしてあるまじき発言かも?

つまり、立派な休日を過ごそうとすればするほど、タスクシュートを使うことの優先順位は下がっていくのです。

また、休日は家族と過ごす時間を大事にしたいと思う方なら、最優先は家族と過ごす時間や対応になるでしょう。

そうなればタスクシュートに手が伸びないのも当然といえます。
そしてもちろん、そうやって休日を大切にすることは決して悪いことではありません。

しかし、タスクシュートを蔑ろにしないと休日を大事にできないかといえば、そんなことはないはずです。やはり少し「休日の行動を重視し過ぎている」ように感じます。

この「休日を重視し過ぎている」というのはタスクシュートに限った問題ではなく、これによってメンタルに影響が出てしまっている方も多いと思います。

この「休日重視し過ぎ問題」を解決するために、実はタスクシュートが非常に有効な対策となるのです。

そこで、休日の過ごし方に疑問がある方は、事前プランを一切決めず、自分の休日の過ごし方をそのままタスクシュートに記録してみましょう。

記録の粒度は粗くて構いません。慣れていなければ記録が続かないこともあるでしょうが、それも構いません。

ちょっとずつで良いので、休日の過ごし方を可視化していきましょう。

注意点として、休日の過ごし方を改善しようとしなくて良いです。つまり、記録を見返さなくていいです。ただ記録だけを残しましょう。

ただそれだけで、あなたの休日の過ごし方は変わっていきます。そして何より、休日の自分の過ごし方を認められるようになります。

自分で気付いていないだけで、休日のあなたも様々なタスクを実行しているのです。
そして、そのタスクは生きるために必要なものであったりするのに、そのタスクは存在しないものとして「理想のタスク」を詰め込もうとしていたりするのです。

記録を続けていると、「休日の自分も必要なことはやっていたんだな」「思ったよりも自分は色々なことをやっているんだな」とやがて気付くときが来ます。

こうなったとき、自分の行動と理想のギャップが埋まり、休日の過ごし方に悩まなくなります。
急に休日に行動できるようになりますし、精神的にも非常に楽になります。当然タスクシュートも続くようになります。

同じ様な経験談を持つ方は大勢いますので、休日の過ごし方に悩んでしまう方は、ぜひとも「ありのままの行動の記録」をやってみてください。

理由④ 平日の睡眠不足

耳が痛いかもしれませんがお伝えしておきます。

平日に睡眠不足に陥っていたら休日にタスクシュートは続きません。

平日の睡眠不足を休日の寝溜めで解消しようとしているような生活習慣でタスクシュートを続けるのはかなり難しいです。

「一定時間の休日の寝溜め」というタスクを習慣化できているなら別ですが、起きる時間がランダムになってしまっているような状況では、タスクシュートの継続に必要な習慣が身につきません。

また、睡眠不足の状況では夜に寝落ちする確率も高くなります。

これまた寝落ちのタイミングをコントロールできるなら別ですが、いつ発生するかわからない寝落ちを抱えていては、夜のタスクを確実に実行することができません。

対症療法的な対策としては、寝坊しても気にせずタスクシュートの記録を始めるというのがあります。

昼過ぎに起きようとも、気にせず朝のタスクから順番に実行していくのです。
これができるだけでも、睡眠による脱線からかなりリカバリーできるはずです。

とはいえ、それは対症療法です。

根本的に解決するなら、ちょっとでも平日に長く寝られるようにするしかありません。

夜遅くまで仕事をしているような方であれば、睡眠時間の確保が難しいというのもわかります。

ですが、勇気を出して1時間早く切り上げてみてください。意外とそれでも仕事は回ります。むしろ日中の効率アップにもつながる可能性すらあります。

なお、別に平日に8時間以上寝ないといけないと言っているわけではありません。

8時間寝れないから無理と諦める必要はないので、今の睡眠時間が5時間になってしまっている方は、頑張って1時間伸ばして6時間寝られるようにしてみましょう。

6時間あれば、最低限の睡眠時間は確保できています。日本の成人の睡眠時間は最低6時間という目安もあるので、まずはそこを目指してみましょう。

睡眠の推奨事項
(厚生労働省: 健康づくりのための睡眠ガイド 2023 (案) より)

もちろん、既に6時間以上寝ているけれど眠いという方は、もう少しだけ意識的に睡眠時間を増やしてみましょう。

休日の寝坊や寝落ちが激しい方であれば、それだけでも休日にタスクシュートを使えるようになると思います。

少しずつ休日のタスクシュートに慣れていこう

本記事では、休日にタスクシュートを使えなくなる理由と対策について解説しました。

平日にタスクシュートを使えている方でも、休日にタスクシュートを使えるようになるまでには時間がかかるものです。

タスクシュートを使えるかどうかには、かけた時間は比例しません。
ある程度時間をかけていると、ある時期から急にタスクシュートが使えるようになります。

そのため、今は休日にタスクシュートが使えなくても気にせず、焦らずにできる範囲でゆるゆると続けていきましょう。
その際に、今回お伝えした対策が役に立ったら嬉しいです。

タスクシュートは長く付き合い続けるメソッドです。コミュニティも活用しながら、時間をかけてゆっくりと休日のタスクシュートにチャレンジしていきましょう。

本記事は以上です。ありがとうございました。

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この記事はタスクシュート公式マガジン「ユタカジン」への寄稿記事です。もしこの記事が役に立ったと思ったら、ぜひとも「ユタカジン」もフォローして、連載を追ってみてください。
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