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悪い仕事で稼いでも、お前は幸せにはなれない

どうも、KEIです。

20代前半の頃、グレーな仕事をしていた。

クラブの黒服、キャバのスカウト、出会えない系のサクラ、特殊詐欺などだ。

特殊詐欺はグレーな”仕事”じゃないな、間違いなくブラック。

一度でもグレーな仕事に手を染めると、段々と 悪いことをしてお金を稼いでる という自覚が薄れてエスカーレートする。

平凡な若者だった私でさえ、特殊詐欺に手を出していた頃は、人を騙すことへの抵抗が薄れていた。

むしろ 俺の生活のために騙されろ とさえ思ってた、本物のクズだ。

最終的に逮捕されるのだが、釈放される頃には前科がついた。

懲役2年6ヶ月、執行猶予4年

当時、24歳だった。

刑務所行きをなんとか免れた私はアルバイトで生計を立てつつ、就職活動のため職業訓練プログラムへ参加した。

まぁ、時間は掛かってしまったが、半年後には無事就職することができた。

そして、今はなんとか更正して、社会復帰できたと思う。(多分)

この記事は 悪い仕事でも稼げればいい と、当時本気でそう思っていた私のような若者へ向けたメッセージだ。

当時の私と同じように、こんな浅はかなことを考えている奴はどうか思いなおしてほしい。

悪いことで稼いでも、お前は幸せになれない。お前の周りで悲しむ奴がいることを思い出せ。

よし、それでは始めよう。


悪い仕事で稼いでも、お前は幸せにはなれない

断言する。

悪い仕事を辞めないと、お前は不幸になる。


マインドが崩壊するぞ

悪い仕事は他人に言えない。

自分のやっていることを口にできない。

たとえ悩みがあっても、誰にも話せないんだ。

悪い仕事に手を染めているんだから、批判されるのも仕方ない。


そこはとてつもなく孤独な世界だよな。


相談できるのは、お前と同じように悪いことをしているヤツらだけ。

悪い仕事を正当化しているヤツら。

そいつらと長い間の時間を一緒に過ごすことになる。

するとどうなると思う?

勝手にお前のマインドが崩壊していくだろう。

悪いことでも大金を稼ぐことが正しい、サラリーマンとか無能。

このマインドになる、そして戻ってこれない。

誰からも感謝されず、何も残らない

仕事は大切だ、綺麗事ではない。

人生の三分の一は仕事をしている時間なんだよ。

正直、その時間を有意義に使えないのは不幸だよ。

仕事は他人を感謝させること、感動させること。

その対価としてお金がもらえる。普通に働く人は、それが当たり前に手に入るんだ。

そして、充実感や自己肯定感という喜びも得られる。

自分は誰かの役に立っているし、日々成長できていると、目的意識を持って生きることができる。

これは素晴らしい喜びだ。

反対に悪い仕事をしているやつは、誰からも感謝されない。

誰も感動させられない。

たとえ大金が手に入っても、それは他人を不幸にして得たお金だ。

いくらお金を持っていても、誰もお前のことをリスペクトしない。

被害者に恨まれて、充実感とほど遠い「罪悪感」とともに生きることになる。

いいか、

お前が儲かれば儲かるだけ、不幸になる人が増える

小金をポケットに入れて、喜んでんじゃねぇ

で、悪い仕事していくら稼げたんだ?

50万か60万か、稼ぐ奴は100万以上稼ぐだろうか。

それがどうした。

忘れるなよ、それは他人を不幸にして得たお金でしかない。

よく聞けよ。お前は間違いなく逮捕要員だから。

たかだか数十万で悪い仕事をさせられて、

  1. 雇用保障なし(おまけに逮捕リスクもある)

  2. 保険適応なし(国民保険を自分で申請)

  3. 税金控除なし(確定申告必要)

  4. 表稼業より厳しい労働環境(休日はほぼない)

  5. 精神的な消耗(毎日怯えて過ごす)

この待遇で犯罪に手を染めるメリットはあるのか・・?

ちょっとばかりの小銭が入ればいいのか?


税金を払って、保険加入したら手取りから「-20万」ぐらい減る。

ひょっとすると、もっと減る。

計算してみろよ。お前が馬鹿にしているサラリーマンはボーナスが貰える、定休がもらえる、有給がもらえる、退職しても退職金が貰える。病気をしても補償金が出るんだ。

どっちにメリットあるだろうか・・。

おい、思考停止して小学生レベルの引き算ができなくなってしまったのか・・?

いま一度、よく考えてみてほしいんだ。


「俺はオーナーレベルに出世して、突き抜ける」だと?

ハハ。

カッコよく見えるんだろ・・?

タワーマンションに住みフェラーリを乗り回して、キャバクラで豪遊する姿がイケてるように見えてしまう。

実は悪い仕事に手を染めるヤツのうち、1パーセントぐらいはお金に困らないぐらい稼ぐヤツがいる。


知り合いにそんな奴がいた。

自分のカンパニー組織の被害者名簿からターゲットへ電話を掛けまくって、「騙されたお金を取り返しましょう。」と持ち掛けた。

自分のカンパニー組織に返金請求をおこなって、示談交渉のマージンを抜いて荒稼ぎしたヤツがな・・。

もちろん組織にバレたらタダでは済まないが、ヤツはそれを何件も繰り返し、1000万ほど荒稼ぎして詐欺オーナーとして独立した。

一見、計画通りに思えた。

タワーマンションに住みBMWとキャデラックを所有し、毎晩キャバクラで飲み歩いて成功したように見えたが、決してヤツは幸せではなかった。


なぜか・・?


それは悪い仕事では「承認欲求」と「自己実現欲求」が満たされなかったからだ。

悪い仕事では、心が満たされないんだよ

いくらお金を稼いでも、本当の意味では心が満たされないんだ。

綺麗ごとではない、まぁ聞け。

ここでは マズローの5大欲求 を例に解説する。

堅苦しくならないよう説明するから安心してほしい。

アメリカの心理学者”アブラハム・マズロー”は人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されていると提唱した。

引用:https://studyhacker.net/maslow-hierarchy


つまり、人間は 5つの段階から欲求を満たす ということだ。

その①:「生理的欲求」
生きていく為に必要な欲求だ。喉の渇き、空腹、性欲、睡眠などを指す。

ステージとして一番下の欲求だ。

その②:「安全の欲求」
健康、住居、経済的な安定などを指す。

病気を持っている人、お金がなくて不安を感じてしまうのはココの領域。

その③:「社会的欲求」

学校・職場などの居場所を指す。
人間はコミュニティへ所属することを好む。

独立したての起業家とか、友達がいなくて孤独なやつとかはここだな。

その④:「承認欲求」
誰かに必要だと思われたい、尊敬されたいという欲求を指す。

その⑤「自己実現の欲求」
「自分にしかできない何かを成し遂げたい」という欲求を指す。
株式を上場させるとか、自伝書を執筆するとか、まぁそんなもんだ。

ヤツにとって、悪い仕事では「埋まらない欲求」があった

社会的欲求までは満たせる。

しかし、
悪い仕事から「承認欲求」と「自己実現欲求」を埋めるのは難しい。

承認欲求をパートナーで埋めるヤツもいるが、それは健全ではない。

私から言わせれば依存関係だ。そんな関係性がDVやモラルハラスメントを呼び起こす。

健全な関係性とはお互い成長し合えること、傷の舐め合いではないんだ。

さらに自分を「嘘で塗り固めて承認欲求を買うヤツ」がいるのだが、
実は自尊心を傷つけていることを知らないようだな。(整形・経歴詐称など)

よって、
私としては承認欲求とは、まったく自分とは関係のない他人に必要にされること、感謝されること、認められることこそが、正しい欲求への享受だと思う。

これは自分が積み上げてきた「努力・仕事」の他、代替えすることはできないのだ。

悪い仕事で得られるのもではないのだ。

ヤツは「承認欲求」と「自己実現欲求」が止まらなかった

悪い仕事をしているヤツが「承認欲求」と「自己実現欲求」を埋めるのにてっとり早いのが、表稼業への投資とボランティアや寄付だ。

ヤツは表の稼業に投資したり、承認欲求を得るために必死だった。

もちろん資金洗浄や、逮捕リスクを逃れるためではあると思うのだが、根底には「承認欲求」があったはずだ。

しかし、投資した事業はことごとく失敗に終わった。

当然だよな。今まで何の努力もしたことがない、ただの詐欺師なのだ。

また、コロナ禍でマスク不足になった際、近所の小学校に寄付をしていたようだ。

なんと、自分で買い占めたマスクを。

そうだ、マッチポンプのように、自分で買い占めた物を寄付に充てていた。

もはや、気味が悪い。

そこまでしないと、承認欲求が満たされないのか。

ウルフ・オブ・ウォール・ストリートなんて虚像だ

引用:https://www.amazon.co.jp/


実在の証券詐欺を描いた映画「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」では、ハリウッド俳優のレオナルド・ディカプリオが証券詐欺師のジョーダン・ベルフォートを華やかに演じた。

どんな手段を使っても金を稼ぐことが「正義・素晴らしいこと」かのように演出するあの手の映画に騙されてはいけない。


実際の詐欺師は華やかにお金など使えない。


銀行には出どころの分からない大金は預けられないからだ。


タワーマンションを借りるのにもアリバイ会社を使う。

海外の口座にお金を移して、架空の名義をつかって、休眠会社を買い取って、やっと自分の身分を明らかにするしかない。

まさに、嘘を嘘で塗り替える人生なんだ。

他人に言えない、誰からも感謝されない、尊敬されない状態でいくらお金を持っていても虚しいだけだ。

他で使うことができないお金を毎日キャバクラやフィリピンパブで豪遊して、

自分はIT系の社長なのだ・・。

と鼻高々に名乗り、お金目当てのキャバ嬢におだてられることを求める。

それが唯一、他者から認められることだからだ。


これから悪い仕事をしようとしている人へ

君は賢いつもりだが、ただの無知な若者。

正直、軽い気持ちで始めたのだろう。

しかし、これから君が進もうと思ってる道は間違っている。

これ以上、自分の人生を悪いものにしなくていい。

このアカウントでは、
私が過去に「悪い仕事をしていた時代」、「逮捕されてしまった時代」、「更正するためにもがいた時代」、「現在から起業するまでの経緯」を書き綴る予定だ。

ぜひ、フォローをして続きを楽しみにしてくれ。

あなたの人生の役に立つはずだ。

何歳からだってやりなせる。俺が保証する。



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