タイムキャッチは要保存
TVの放送枠は、当然の事ながら時間が決まっている。CMも15秒、30秒…と時間が決まっていてその枠をスポンサーさんに出していただくことになる。
当然の事ながら、時間には厳しい。それこそ1秒たりとも1フレ(1秒は60フレーム)だって間違うわけにはいかない。
間違った場合事故になる。TV局で言うところの、放送事故。
私は入社して2年目から、TVの監視業務であるマスター(主調整室)勤務となった。そこはまさに放送事故との隣り合わせの場所で、一番事故を身近に感じることとなった。
それが起きる時は、目の前で起きるからだ。そして放送事故の報告書などを日報に書く部署であった。
目の前のスイッチなど、1つ間違って触れば速事故になるという場所で、言い換えればそれを回避できる最後の砦でもあった。
何がかっこいいって未然事故防止。それに繋がるデータの発見。それでも、事故が無いのが当然なので、事故を救ったとしても、余りありがたがられない職場ではあり、その活躍は地味で少し虚しさも感じるところではある。
人間は、褒められるとやる気が出る生き物、出来ればたくさん褒めていただきたい。と思うのだが、なかなか難しいのかもしれない。
前置きが長くなったが、タイトルのタイムキャッチとは、原稿がアナウンサーの読みでどれくらいで読むことが出来るのか、時間を測ることであり、それを元に編集を行う。
一度とってもらったものは、捨てずに傍らに保存しておく事。放送自体が、その時間で動いて行くからだ。
もしかして、時間が入らなくなったら、原稿を削る作業が発生するし、あとから振り返って確認することも起こりうるからだ。
放送が終わるまでは、大切に保管して置きたい。
読んでいただきありがとうございます❤️
2021.12.13
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