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訂正原稿〜ゆっくりと〜

 番組の中で、原稿に間違いがあったり、字幕に誤りがあったりした時に、キャスターが放送中に訂正を行う。 

それはとても大事なことだ。 
あ〜っ!間違えた〜!!と慌てて訂正してしまうと、その訂正が間違っていたり、訂正の仕方が少し違和感があったりする。

訂正の訂正をしなければならなくなったら、それはもうかっこ悪いし、訂正の意味が伝わらない。

今日はその字幕に誤りがあり、訂正を入れた。

普通は訂正を間違わないために、訂正原稿なるものが届くのだが、生放送中にどの部分に入れるか判断が迫られる。

先にも書いたように、慌てて入れても何にもならない。でもタイミングよく素早く訂正しておきたい。本当は間違ってすぐ訂正するほうが、分かりやすいしいいのだが、キャスターが気付いていなかった場合は、まず訂正することを把握して、だから訂正を入れるのだと認識してから落ち着いて入れるので、少し時間が欲しい。

落ち着いて伝えるのにも余計な気を使わせたくない。なるだけ考えることが少なくていいように伝える。 

訂正を入れる場所が決まってから、訂正原稿を渡して、正確に訂正してもらう。 

今日、常務が「間違った時はゆっくりと」と言われた。急いでいいことは無い。ととても有り難い言葉だった。

人は間違うから、間違った時どうするかで磨かれるのだろう。 

有り難かった。
読んで下さりありがとうございます❤️
2021.10.11

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