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英語学習は無くなるのか 英語学習の未来予想図

昨今のグローバル社会に伴い、世界中で英語学習の需要は増加しています。日本国内でも、英会話教室の広告をオンライン、オフライン問わず、至る所で目にするようになりました。

一方で、現在は第3次AIブームの真っ只中です。英語学習においては、機械による自動翻訳や自動通訳がめまぐるしい速度で発達しています。この事を理由に、「AIを使えば英語学習は要らない」という声もよく聞くようになりました。

そこで、双方の考えを踏まえた上で、私なりの考えをまとめました。今後英語学習は存続するのか、あるいは無くなるのか、英語学習の未来予想図をお伝えします。

※この記事では、日本国内においての英語学習を前提とします。


近い未来

東京オリンピック

現在、世界のグローバル化に加えて、東京オリンピックに向けて、国内の英語学習の需要は急激に増加しています。

「オリンピック終了後には、英語学習を止める人たちが多くいる」というのも事実だと思います。しかし、英語学習に面白味を感じた人や、サンクコストを生み出したくない人など、多くの人たちがオリンピックをきっかけに英語学習を継続する事が予想出来ます。

また、過去のオリンピック開催地では、オリンピック後も観光客が増加する傾向にあります。その理由は、オリンピックによって開催地の魅力が周知された事と、海外旅行者そのものが増加している為だと考えられます。

このように、世界のグローバル化と東京オリンピックの影響を受けて、近い未来は英語学習の需要が増加すると考えられます。


中期的な未来

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近年、AIによる自動翻訳や自動通訳が急激な速度で進化しており、スマートフォンや専用端末の活用も様々なシーンで見られるようになりました。

それにも関わらず、英語学習の需要が増加しているのは、まだAIの機能が不十分だからです。観光客との簡単な会話や飲食店での接客などはあまり問題ありませんが、ビジネスやアカデミックなシーンでは、AIで対応しきれない事が多々あります。

現在、AIの研究は急激な速度で進められています。今後はAIで対応出来る事が増えていき、英語学習の必要性は薄れるでしょう。中期的な未来では英語学習の需要は減少すると考えられます。


遠い未来

AIが進化し、高い精度でも自動翻訳や自動通訳が出来るようになった世界では、英語学習の需要はどうなるでしょうか。私は2つの理由から、需要は低下するものの、一定の需要は残ると考えています。

AIに苦手な分野がある

人とロボット

1つ目の理由は、AIによる自動翻訳や自動通訳は非常に難しい為です。言語は文化と密接に関係しています。その為、言葉の通りに訳したとしても、意味が伝わらなかったり誤解を与えてしまう事があります。

言語を訳す際には人間の感情、文脈、双方の文化を理解している事が重要です。AIが苦手なこれらの分野を補填出来るのは人間です。AIが出来ない事をカバーする為に、一定の英語学習の需要は残ると考えています。


娯楽になる

農業

私が「遠い未来に英語学習の需要は低下するものの、一定の需要は残る」と考える2つ目の理由は、英語学習は娯楽になると思うからです。必要なものほど需要が高まる傾向にありますが、人が何かに取り組む理由はそれだけではありません。

例えば、農業が発達した弥生時代、人々は生きる為に農業を営んでいました。その頃と比較すると、現在生きる為に農業をする人は激減しています。しかし、農業を趣味で行う人たちは一定数います

あるいは、スポーツに似ているとも言えます。移動効率を優先するのであれば、ランニングではなく乗り物に乗るべきです。それでもランニングをする人がいなくならないのは、健康に良い、面白い、上達したいといった理由がある為です。

このように「過去には必要があるから行われてたけれども、現在は娯楽として楽しまれているもの」は沢山あり、遠い未来の英語学習もこのようになると考えています。


AIに仕事を奪われる

失業

ここまで「近い未来」「中期的な未来」「遠い未来」の英語学習の未来予想図をお伝えました。AIの進化と共に英語学習の必要は徐々に無くなっていくでしょう。言い換えると、AIに仕事を奪われるとも言えます。

私は英語学習を続けてきました。そして、英語は私が仕事をする上での強みになっています。最後に、そんな私が「AIに仕事を奪われる」についてどう感じるかをお伝えします。


価値が低下するのは残念

私は仕事の為だけに英語学習を続けてきたわけではありません。しかし、それでも英語がビジネスにおいて重宝されるのは事実で、英語の価値が低下してしまうのは素直に残念に感じます。


AIの発達は楽しみ

その反面で、AIによる自動翻訳や自動通訳の発達を楽しみにしています。その理由は2つあります。

1つ目の理由は、英語学習に繋がる点です。私はある程度の英語力身に付けましたが、それでも知らない表現や理解出来ない事が沢山あります。自動翻訳や自動通訳を利用する事によって、そこから新しい表現や訳し方を学べる事を期待しています。

2つ目の理由は、英語を話せない人たちと意思疎通をしたい為です。私は英語以外の外国語は出来ません。その為、相手が英語も日本語も出来なかった時に、意思疎通で苦労した事が何度かあります。AIによる自動翻訳や自動通訳が発達し、そうした人たちと密なコミュニケーションが取れようになる事を楽しみにしています。


最後に

近未来

この記事では、将来英語学習は無くなるのかというテーマで、時代毎に異なる「英語学習の未来予想図」をお伝えしました。

私自身は英語学習を続けてきた為、AIに仕事を奪われる事は残念です。しかし一方で、AIの発達によって世の中がより便利になっていく事を非常に楽しみにしています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。これからも良いコンテンツが提供できるように、頑張ります! サポートして頂けたら、自分へのご褒美にコンビニでアイスでも買おうと思います^^