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スターバックス成功物語 - 感想・引用

著者プロフィール: ハワード・シュルツ
ハワード・シュルツ(Howard Schultz, 1953年7月19日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク出身の実業家。世界的なコーヒーショップチェーン・スターバックスコーポレーションを成長させた人物として知られる。同社の元会長兼社長兼CEO。

ハワード・シュルツ - ウィキペディア

著者プロフィール: ドリー・ジョーンズ・ヤング
ドリー・ジョーンズ・ヤングは歴史小説、ビジネス、インスピレーション、口述歴史、子供向けの本など、多岐にわたる本を執筆しています。アジアの元外信記者として、彼女は文化や世代間の橋渡しを目指しています。

Meet Dori Jones Yang

今回の記事は、スターバックスのCEOによる成長物語です。わずか5店の小さな会社が社員本位の経営によって全米有数の企業に成長するまでの軌跡を描いています。

この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。

感想

  • 個人的には好きな本

    • 前回がウーバー戦記ではちゃめちゃだったが、今回は堅実でカルチャーも良く、良いと思った。

    • サンフランシスコにいた時は安いコーヒーで、IT Companyという印象だった。この本で書かれているスターバックスは、ちょっと違うなと。シアトルだともっと、大事にされている感があった。

      • ただ、一号店では実際に色々説明されて圧倒された記憶がある。


  • 良い言葉が多い本

    • ハワードの言葉もそうだし、引用で使われている言葉も良い。

    • 気に行った引用は、以下の引用のセクションで表示しています。


  • 心構えや価値観

    • 実行力・反骨精神

      • 出身が関係していたりもするのだと思う。

    • ひたむきさ・誠実さ

    • パートナーを大事にすることで、社員のモチベーションや貢献力を上げ、結果として会社全体が上がっていく。

    • 準備の大切さ

      • この人は成長も求めるけど、それに至るにはそれだけの器や能力が求められるというのをちゃんと理解して、先手を打っているのがすごく感じられる。

        • 経営陣がいないといけない。製造装置がどれだけないといけないのように。


  • 会社の制度

    • ビーン・ストックは素晴らしい

      • 資本主義の権化の国で、このような制度が出てくるのは画期的だと思う。

      • 従業員に配られたストックオプションはどれぐらいの割合だったのだろうか?一般的なスタートアップだと、初期は10%はストックオプションのために準備している。

    • 健康保険のカバー

    • 採用活動はどのようにしていたのだろうか?

      • Culture-fitとかはどのように見極めるのか、何かシステムがあったのだろうか?


  • カフェ・アレグロ

    • University Districtにあり、よく行っていた。

    • 物語に出てきて懐かしさを覚えた。


  • お店で実際に話すのは10%ぐらい。しかし、来る人は何かつながっている感を感じている人がほとんど。


  • 上場してどう思ったのだろう?

    • 価値観の維持はできたのだろうか?

    • イル・ジョルナーレの時のイタリアの本物思考のようなな価値観は、維持されたのだろうか?

    • フラペチーノとかは、元の価値観に沿っているのか?

    • コスト管理とか厳しくなったのでは?

引用

「人生はニアミスの連続と言ってもいい。われわれが幸運と見なしていることは実は単なる幸運ではないのだ。幸運とはチャンスを逃さず、自分の将来に責任を持つことにほかならない。ほかの人たちには見えないことに目をこらし、だれが何と言おうと自分の夢を追い続けることなのである。」

私は毎日、何百回となく自分の精神と肉体が、 すでに亡くなった人々や生きている人々の労働によって支えられていることを思い返している。 だから、私も同じように人々のために献身しなければならないのだ。 ――――アルバート・アインシュタイン

私はこの危機を通してもう一つ大切なことを学んだ。それは銀行から借金して資金をつくるのは最善策ではないということである。銀行から借金する企業家が多いのは、そうすれば資金を自由に動かせると思っているからだ。株式を発行して資金を集めた場合、自分の思い通りの経営ができなくなる危険性がある。

成功の要素にはタイミングとチャンスがある。しかし、本当は自分自身でチャンスをつくり出し、ほかの人たちに見えない大きなチャンスが見えたときには、いつでも飛びつけるように準備をしておくべきなのだ。

夢見ることは大切だが、絶好のチャンスと思ったときには、慣れ親しんだ場所を飛び出して自分自身の道を発見しなければならない。

「成功する人には、ひたむきさが感じられる」とロンは言う。「そういう人は全力でリスクに挑戦する。大きなリスクに自分から立ち向かう人は少なくなった」。

直感が物を言うことは間違いない。最高のアイデアとは、ほかの人たちよりも先に必要性を発見する鋭い感覚と心構えにほかならない。

本当の人間の価値は、すべてがうまくいって満足しているときではなく、 試練に立ち向かい、困難と戦っているときにわかる。 ――――マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

会社を組織してみれば、自分一人では何もできないことがすぐわかる。心から信頼できる協力者、自分とは違う能力を持ち、価値観が同じ人物を発見できれば、さらに強力な企業を築くことができる。

会社の草創期にどのようなシグナルを送り、いかなる価値観を植え付けるかという問題を決して軽んじてはならない。パートナーと組むときも社員を採用するときも、あなたと同じ情熱、意欲、目標を持つ人物を選ぶことが必要だ。そういう人たちと一緒に目標を追求すれば大きな力を発揮できる。

会社を支える人々が誠実であれば、さらに大きく成長できるのだ。

羅針盤は物質的財産ではなく、心に刻み込んだ価値観と株主に長期的な利益を保証する事業への意欲である。一歩一歩、約束した以上の実績を積み上げていく。長い目で見れば、それが成功するための唯一の秘訣なのである。

われわれが本当に満たしている欲求とは何なのか。多くの顧客が、長い列に並ぶこともいとわずスターバックスに足を運んでくれる理由は? テイクアウト用のカップを手にしたまま、なかなか立ち去ろうとしない人が大勢いるのはどういうわけなのか。

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