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ほうれんそうの使い方

こんにちは。ITコンサルタントのKei(ケイ)です。

どんな業界でも必ずと言っていいほど新人研修で学ばされる「報・連・相」ですが、これ深堀したことってあります?

数年前に「最近の新人は報・連・相ができてない。何とかしてくれない?」と当時勤めていた会社で相談され、その時作成した資料をシェアします。

ちょっと独特な考え方かもしれませんが、この機会に「報・連・相」を見直してみませんか?

※なお、本Noteの元ネタはシステム開発会社にいた時に作ったものですので、シチュエーションや用語がIT用語になっています。馴染みのない方もいるかもしれませんが、きっとフィーリングでわかります。

ほうれんそうの意義 ~「考えて」みる~

まずは、報告・連絡・相談の「前提」、「目的」、「ゴール」を明確にしましょう。"ほうれんそう"はそれらに対する「方法」です。
ですので、「考えて」みましょう。

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それぞれの「前提」、「目的」、「ゴール」、「方法」を私は下記のように定義しました。

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ほうれんそうの意義 ~前提の深堀~

ここからさらにそれぞれの項目を深堀していきます。
まずは「前提」です。

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ちょっと横道にそれますが、私は「責任」を下記のようにとらえています。

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なので、リカバリができないならそもそも責任なんて取れません。
メンバーが「責任取って自分ががんばります!」と言いたくなる気持ちもわかりますが、その「責任」をとるのはリーダーです。
「責任感」を持つのは大切ですが、「責任を取る」ことと混同すると、いろんな人に迷惑がかかると思います。

ほうれんそうの意義 ~目的・ゴールの深堀~

次は「目的」と「ゴール」を深堀します。

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ここでは、システム開発プロジェクトを例にしていますが、どんな仕事であっても、組織で行動しているのであれば、自分の目的・ゴールの先には組織の目的・ゴールがあるはずです。

先ほどの「責任」もそうですが、これは「組織の歯車」というネガティブな考えではなく、「自分ひとりじゃなくて周りがいる」というポジティブな意味でとらえてください。
(「自分がなんとかしないとだめなんだ!!」と自分を追い詰める人たちをよく見るので・・・)

ほうれんそうの意義

以上から、ほうれんそうは

"自分が自由に使える資源は限られている"、"メンバーだけでなくリーダーもそのタスクの完了に「責任」を持つ"という「前提」のもと

"自分1人ではなく、チームとしてタスクをこなす"という「目的」のため

"チームとしてのタスク完了"を「ゴール」として目指すための

「方法」である、と言えます。

回りくどく説明しましたが、一言でいうと「ほうれんそうとはチームが効率よく動くための方法」だと考えています。

ほうれんそうの具体例

ここから先は、当時作成したほうれんそうの具体例をシェアします。
ほうれんそうはチームを成功に導くため、つまりはリーダーのタスクを円滑に進めるために実施します。なので、リーダーはどんな情報を欲しがっているのか常に意識して見ていただけると、うれしいです。

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ほうれんそうのコツ

リーダー(上司)っていつも何を考えているのか。それを整理することがほうれんそうのコツだと思います。

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それらを踏まえて、私が考えるほうれんそうのコツをまとめてみました。

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まとめ

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さいごに

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https://twitter.com/Kei_basic_skill

Kei(ケイ)

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