ゼロベース思考とChatGPT、問題解決にAIを活用する
問題の解決アイデアを考える時に、ゼロベース思考を使うと効果的です。
でも、問題解決にゼロベース思考を取り入れることにはデメリットもあります。
そのデメリットを解消して、ゼロベース思考を使うメリットだけを得るためにAIを活用することを考えます。
ゼロベース思考
ゼロベース思考とは「これまでの前提条件や思い込みをなくして、ゼロからものごとを考える」ことです。
社会や経済の環境が複雑化しています。そのような状況のもとで、製品やサービスの差別化を図るうえで、ゼロベース思考は特に必要とされる思考法といえます。
問題解決にゼロベース思考を使う
問題の解決アイデアを考える時に、ゼロベース思考を使うと効果的です。
問題解決にゼロベース思考を取り入れることで、次のようなメリットが得られます。
新たな視点を得ることができる
ゼロベース思考は、従来の前提や慣習にとらわれずに考えるため、新たな視点によるアイデアを生み出すことができます。
隠れたコストやムダを発見できる
過去の判断や予測に頼らずに、現在の情報に基づいて考えるため、隠れたコストやムダを発見することができます。
深い洞察力が得られる
問題や課題をゼロベースで設定することで、より深い洞察力を得ることができます。
問題解決にゼロベース思考を使うことで、上記のようなメリットが得られます。しかし、ゼロベース思考を使うことにはデメリットもあります。
ゼロベース思考のデメリット
問題解決にゼロベース思考を取り入れることには、次のようなデメリットもあります。
時間がかかる
ゼロベース思考では、あらゆることをゼロベースで考えます。そのため十分な分析や調査を行い、深く考える必要があります。それで多くの時間が必要になります。
リスクを伴う
従来のやり方や既存の枠組みにとらわれず、全く新しい解決アイデアを考えるため、一定のリスクを伴うことになります。
例えば、新しいアイデアがうまく機能しない、予期しない問題が発生するといった可能性があります。
問題解決にゼロベース思考を使うことには、上記のようなデメリットもあります。
上記のデメリットを解消して、ゼロベース思考を使うメリットだけを得るにはどうすればよいでしょうか?
問題解決にAIを活用する
問題解決にAIを活用すれば、ゼロベース思考を使うデメリットを解消するうえで効果的です。
ChatGPTに次の質問(プロンプト)をしてみました。
『あなたChatGPTは、ゼロベース思考で問題の解決アイデアを考えることができますか?』
ChatGPTからの回答を要約すると、次のようになります。
ChatGPTはゼロベース思考を適用して問題の解決アイデアを考えることができる
ChatGPTは大量の情報や知識を持ち、それを組み合わせて創造的な解決アイデアを提供することができる
問題の背景や詳細を具体的に伝えれば、それに基づいてゼロベース思考を適用した解決アイデアを考えることができる
ただし、提案した解決アイデアの実現性や効果を判断することはできないので、最終的な判断は人が行う必要がある。
上記の回答から、ChatGPTを活用すれば、問題解決の生産性を向上させることができそうです。
特にゼロベース思考を使うデメリットの「時間がかかる」に対しては、それを解消する効果が期待できます。
ただし「解決アイデアの実現性や効果」の最終的な判断は人が行う必要があります。
つまり、ChatGPTを使う側(使用者)にも、知識や思考力が要求されます。
この点をよく認識したうえで、問題解決にAIを活用することが大切です。
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