ChatGPTでドラッカー書籍を学び直して気づいたこと
ドラッカーの書籍を読んで「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」を学ぶことができました。
そこで学んだ知恵を、私の仕事(研究開発での問題解決や、商品企画でのアイデアづくりの支援)に生かすことができました。
今回ChatGPTを使ってドラッカー書籍を学び直してみて、気づいたことをご紹介します。
「#私の学び直し」に応募
この記事は、國學院大學さん後援のお題企画「#私の学び直し」に応募しています。
お題のフレーズ『学びが生きた経験や、学び直して気づいたこと』に合わせて、今回の記事を作成しました。
私の仕事
私の仕事は、技術コンサルティングです。
製品の研究開発における問題解決や、商品企画でのアイデアづくりを支援する仕事です。
そのような仕事を行うためには、主に次のものが必要になります。
現場(研究開発、商品企画)での経験
アイデアづくりのノウハウ
マーケティングの知識/知恵
上記1「現場での経験」は、以前の仕事(自動車会社での設計開発など)から得られました。
上記2「アイデアづくりのノウハウ」は、コンサルティング会社での仕事から得られました。(現在は、独立して技術コンサルティングを行っています)
また上記3「マーケティングの知識/知恵」については、新たに学ぶ必要がありました。
「マーケティング」は「製品やサービスを自然に買ってもらえるようにする活動」「顧客が満足する価値を提供するための活動」など、さまざまな意味で使われます。
そのようなマーケティングに対して、私が必要としたものは「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」でした。
学びが生きた経験
「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」を得るうえで、役に立ったのはドラッカーの書籍です。
さまざまなドラッカー書籍を読みましたが、その中で特に役に立ったのは次の4冊です。
上記の書籍から、さまざまな知恵を学ぶことができました。
ドラッカーは社会の変化や、技術の発展を鋭く観察することで、それらの本質を解き明かしてくれています。
そして、どのようにすれば「社会のニーズと技術を結び付ける」ことができるかを、さまざまな事例を使って具体的に解説しています。
ドラッカー書籍から学んだ「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」を、技術コンサルティングの仕事(研究開発での問題解決、商品企画でのアイデアづくりの支援)に生かすことができました。
ChatGPTでドラッカー書籍を学び直し
ドラッカーの書籍は読み返すたびに、新たな気づきが得られます。
技術コンサルティングの仕事を行っている時にも、何度も読み返して新たなヒントをもらうことができました。
本記事の作成にあたり、もう一度読み返しを試みたのですが、ドラッカーの書籍はボリュームがあります。
それで今回は、AI(ChatGPT)の力を借りることにしました。
今回学び直す書籍は『イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】』です。(参考文献1)
それでChatGPTには、次のように依頼(プロンプト)しました。
P.F.ドラッカーの書籍『イノベーションと企業家精神』から「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」を探してください
ChatGPTからの回答をご紹介します。(要約です。わかりやすくするために一部を編集しています)
社会のニーズと技術を結び付ける知恵
『イノベーションと企業家精神』から得られる「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」のポイントは次の通りです。(抜粋です)
顧客にフォーカスする
イノベーションを成功させるためには、顧客に対する深い理解が必要
顧客のニーズを把握し、それに対応する製品やサービスを提供することが、イノベーションの基本となる
顧客の視点を大切にし、彼らの問題を解決することが重要
マーケットリサーチ
市場の変化を把握するために、マーケットリサーチを行う
市場動向や競合他社の動向を把握することで、新しいアイデアの手がかりを得る
フレキシビリティ(柔軟性、適応性)が必要
社会のニーズは変化し続ける
イノベーションを成功させるためには、柔軟性と適応性が必要
新しいニーズ、新技術が出現した場合に、素早く対応できるようにしておく
アウトサイド インの視点
社内の視点だけでなく、外部からの視点も取り入れる
顧客や市場からのフィードバックにより製品やサービスを改善/革新していく
クロス ファンクショナル チームを組織
異なる部門や専門家からなるクロス ファンクショナル チーム(CFT)を組織し、イノベーションを推進する
異なる視点や知識を結集することで、より創造的なアイデアを生み出すことができる
リスクと失敗の許容
イノベーションはリスクを伴うものであり、全ての取り組みが成功するとは限らない
しかし、失敗を恐れずに新しいアイデアを試し、学びを得る姿勢が重要
テストマーケティングを行う
新しいアイデアを試すために、プロトタイプ(試作品)を作成し、早期に市場でテストする
顧客の反応を収集し、改善していくことで、より適切な製品やサービスを提供する
ChatGPTの回答は以上です。
学び直して気づいたこと
上記の「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」は、ドラッカー書籍『イノベーションと企業家精神』からChatGPTが抜粋して、最近の言い方で説明したものです。
そのため、ドラッカー書籍には使われていない「最近の言い方(表現方法)」が使われているところもあります。
『イノベーションと企業家精神』は結構以前に書かれた書籍ですが「最近の言い方でもきちんと説明できる」のはなぜでしょうか?
ドラッカー書籍には「基本や原則」に関することが書かれているからだと思います。
「基本や原則」つまり「変わらないもの」であれば、現代の事柄にも当てはめることができます。
『イノベーションと企業家精神』から得られる「社会のニーズと技術を結び付ける知恵」を、ChatGPTは最近の表現方法を使って説明してくれました。
その説明から学び直すことで、上記の知恵が「基本や原則」(変わらないもの)に関するものであることを、あらためて認識することができました。
参考文献
P.F.ドラッカー『イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】』
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