小説という世界のジェットブラックを徒然テキトーに

こんばんは。深夜に書いてない。偉い、私。
note大賞も落ち着いて待ちの期間ですね。この度、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました!
エントリーした方々の中にドプロ作家様など見つけてイヒェ~~!となっていた私ですが、皆様の♥にどうにかメンタル支えてもらって生きております。

♥尊い。

さて、note大賞も出し終わって何を私はやっているのかと言うと、
漫画原作のお仕事をやっております。
去年から走ってたものですが、企画も通り、さあ執筆を……という時に色々と重なりまして、やっと今月から執筆に取りかかった次第でして。

web小説の書籍化は比較的早く、半年~1年で出たりするのですが
書き下ろしの場合は、軽くその倍以上の時間がかかります。
また、基本メールでのやりとりですが、どちらかの返信が遅れると
その分だけ伸びます。
ちなみに私は、初稿を送って最長4ヶ月返信されず放置された経験がありますので、1ヶ月放置程度で荒れ狂ったりはしません。

何事も経験ですね★

そう言えば、とある漫画原作者さんがとても辛い思いをされた出来事が最近ありましたね。
三年かけて用意したものが散るという。ああやって編集部了解の上、文字として出せるということは、きっと良い落とし所がみつかったのだと思います。そう願っております。

普通の会社の感覚でいると、この業界はびっくりするような事ばかりです。
特に今は、web小説という以前に比べどこからでも作品を引っこ抜きやすくなったので、本の売り上げは下がっているのに、本の発売数(not部数)は驚くほどに増えているというデフレスパイラル的なことが起きております。
そして、一人当たりにもつ作品数がふえたことえで、編集者さんは疲労過多で皆限界を迎えているという……地獄の煮こごりの様相を呈しております。どうか編集者さんお身体はいたわってくださいね。

本屋は限られたスペースしかないのに、毎日毎日何かしら発売され、
月100種類とか普通になっております。だから、発売されてもひと月待たずして撤去(返本)もあり得ます。競争率ヤバいですよね。

そして、公募の現実ですが、名のあるラノベ公募で優秀賞(仮)をとった作者様はその一冊きりで消えたという話も聞きます。
以前ほど、公募の価値が下がってきているのが現状かなという印象を受けました。

webも同じですが、聞く話によると、ラノベ系の読者はweb読書率も高いようで、ネットでまず読んで面白そうであれば買うらしいです。ラノベ系は単行本の形が多く、値段が高く、無駄買いしたくない心理なのかなと。

対して、文芸やキャラ文系は、レーベルファンや紙本読者が多く、web掲載率はそこまで大きく影響を与えないようです。(それでもwebに置いてあれば間口を広げることはできますが)

どちらかというと、私は文庫本が好きです。手の中で読める大きさなのが好きです。寝転がっても読めるし、背表紙が文字だけなのも好きです。
でも、印税を考えると、単行本が好きです!(素直)★


とまあ、小説を書くというのは常に走り続けてないとすぐに埋もれるスプリント長距離走なのだよ、ということをお伝えしたかったのです(そんなことひとつも書いてない)

夢を潰すようで悪いですが、正直なところ、小説家を単体夢として見るのはおすすめしません。副業的位置から始めましょう。
私は子供が小説家になりたいと言ったら、間髪容れず止めます。そういうものです。
知人は、わたしのことを「印税でうはうは生活なんでしょ」くらいに思っています。そんなわけあるか。福利厚生皆無で、フリーランスだから仕事がなくなれば即収入0だし、本が出るまで給料などなし。無給、つまり0円で1年以上書いたりしているものもありますよ。
もう一度言いましょうか?

0円です!!!!!!!

時給単価にするとクソブラックってか、労基がガトリング持って殴り込みに来るくらい不健康まっしぐらな職業です。私達は会社に雇われているわけではないので、最低保証もなにもないのですよ。誰にも守られない上に、今度は、インヴォイスとかわけ分からんの始まって、もっとお金むしり取られます。

では、何が小説家にあるかというと。
脳内の妄想を布教できるという幸せと、万が一ヒットが出ればサラリーマンが十年くらいかけて手に入れる収入を1年で手に入れられるという、ある意味アメドリ的なものがあります。

あと、面白ければ売れるわけではありません。
『運が良かったものが売れます!』
※世に出ている時点で、面白いのは担保されていると思いますし。

同じ著者でほぼ同じ内容の本なのに、出した時期が違っただけで馬鹿売れしたという話を見ました。そういうことです。TikTokとかのバズ動画も結局同じのを時間おいて何回も流して、そのうちのひとつがバズったりするわけで。
その運が良い時期が1発目で来る人もいれば、30年後に来る人もいます。
なにはともあれ、その運を拾えるのも書き続けた人だけでしょうが。

もっと夢見させてくれよ!と思うでしょう。
ですが、就活の時に良いことしか書いてない会社って胡散臭くないですか?

「わきあいあい、残業なし、福利厚生抜群!フレンドリーな会社です」

はい、ダウトー!!!!!!!

その職に就きたいのなら、プラマイどちらの情報も得た上で判断しないとですよね。現実はそうそう甘くないです。

とりあえず、メルカリさん。
『メルカリで買って、読んだら売って、また別の本をメルカリで買おう!お財布に優しいSDGs』みたいな広告を出すのは止めてください。

出版社潰す気ですか。


太文字機能いいね。


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