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信念貫くことは簡単?

「この気持ちだけは絶対に変わらない」
そう言っている人を見て、皆さんはどう思われるでしょうか?

自分自身そう言っている方も、あるでしょうか。
私はそんな信念ないな…と落ち込む方も、いるかもしれません。

気持ちを持ち続けるというのは、よくよく考えてみると、難しいことだと思われます。

身近なもので言えば、好きなゲームや歌手など。
どハマりして、1日5時間6時間と熱中していても
数ヶ月半年1年経つと、いつの間にやら冷めている。

あの人の歌声が好き、容姿が好きと追っかけていても
昔に比べたら今は落ち着いたなぁということ、ないでしょうか。

己や他の姿から、心は移ろいやすいと知らされます。

とはいえ、趣味や娯楽であれば、大したことでもないかもしれません。
では、もっと大事な、将来の夢や目標の決意であれば、ずっと続くでしょうか。

「中学の時に憧れた、あの先生のようになる」
「絵のコンクールで優勝する」
決めたその時は、真面目な気持ちで、本当に実現したいと決意したと思います。

しかし、時が経つと、種々理由はあるのでしょうが
気持ちが薄れたり関心が移ったり、諦めてしまったり。

思い返すと、消えてしまった夢目標は多いなと知らされます。

皆さんも、一つや二つ、三つ四つ、そういう経験はないでしょうか。

親鸞聖人は
「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は、万のこと皆もって、空言たわごと真実あることなし」
"この世のことはすべて、そらごとたわごとであり、まことは一つもない"
と仰っています。

よく噛み締めるほどその通りで、信念を貫くのは難しいものだなぁと感じます。

そしてさらに聖人は
「弥陀の本願のみぞまこと」と、言い切られています。

その不動の信念は、90年のご生涯、全く変わることはありませんでした。

なぜ、そんなことができたのでしょうか。
まことと言い切られた、弥陀の本願とは、どんなことでしょうか。

簡単に移ろう私たちの心からは、いずれも想像もできませんが
不動の信念、憧れ魅了されます。

親鸞聖人の教えを学び、理解納得していきたいと思います。

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