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【甲状腺がん】カルシウム不足による痺れ⇒全身硬直

こんにちは!
keiです。

9/26に甲状腺全摘、頚部郭清、縦郭部郭清の手術を無事終えました。
「術後も順調!元気です!」なんてnoteを先日更新していました。

ところが昨日(9/30)、大変なことが起きました。
全身(正確には首から下)が硬直し全く動けなくなりました。

時系列は下記の通りです。




4:00 
起床。手がピリピリする。

5:00 
足もピリピリしてくる。
弱めな痺れなのでどうしようか迷ったが念のためナースコールし、カルシウム補充の点滴をしていただく。

6:00 
なんだか嫌な予感がする。
ピリピリが足先からぞわーっと上がってくるのを感じ、ナースコール。
看護師さんが到着したころには硬直していた。(ここでナースコールを押せて本当に命拾いしました。押せなかったらしばらく誰にも気づかれないまま失神したと思います。。。)

ここからはもうパニックでした。
体が固まるという経験を生まれて初めてしました。
しかも痛いんです。
無意識に力が体中に入っていて、ありえない自分の力が自分の体にかかっている。
両足先がつま先立ちのようにピンと伸びておりつりそうでした。
両手は肘を内側に曲げていて、拳があごの下にくるような形で固まりました。
呼吸が荒くなり、汗が全身から吹き出しました。
意識して動かせるのは目と口だけ。
看護師さんに「楽にしていいですよ」と言われますが、「できない!動かせない!」と必死に答えました。

この時の看護師さんには本当に感謝しています。
私より10歳くらい若い女の子だったと思います。
察してくださり、忙しかっただろうにずっとそばにいてくれました。
でも、カルシウムの点滴をしてまだ時間がたってないから追加でできない、今できることはないとのこと。
私はわがままを言いまくっていました。

「辛すぎる」
「陣痛よりつらい」
「楽になりたい」
「先生呼んできて」
「麻酔してほしい」

もう口から感情が出まくっていました。
本当に、本当に辛かったんです!!!!!
陣痛は休めるけど、この痛みは休めないんです。
エンドレスで休みなく続く痛みと力み続ける自分。
1時間くらいしたら不安に効く点滴を持ってきてくださり、なんとか落ち着いて呼吸ができるようになりました。
そこから徐々に足先がちょっと左右に振れるようになり、11時頃には下半身が動くようになりました。
手の指先が解けたのは午後2時くらい。

今はこうしてPCを打てるくらいまで復活しています。
でも腕が筋肉痛です。
それほど力んでいたんですね。

甲状腺がん、侮るなかれでした。
甲状腺を取っても、薬を飲んでるし大丈夫と思っていたので
まさかこんな事態になるとは思いもよりませんでした。

これが退院後だったとしたら恐ろしすぎます。
子供を乗せて自転車こいでる時だったら、、、
退院したら絶対こんなこと起こらないでほしい、起こらせません!!!

今は先生がカルシウムの値を定期的に見て薬を増やしてもらっています。

病院の庭園にある千日紅

こんな事件(!?)があったのですが、思うことは
看護師さんのやさしさのありがたさです。

体が辛い時、痛い時、薬が一番効くかもしれませんが、人のぬくもりとか、言葉がけも癒しになります。
手がカチコチで開けないとき、看護師さんが手を上から包み込んでくださり、温かさが伝わってきました。
私の悲鳴のような願望に対して「そうですよね」「辛いよね」と受け止めてくれました。
自分ひとりじゃない。
誰かが一緒にいてくれるありがたさ。。。
私が「足がつりそう!」と言ったら、「ちょっとあげてみる?こう?こうじゃないか?これくらい?だめ?じゃあおろすね」など、全部拾って受け止めて助けてくれました。
「違う!」「痛い!」など、わがまま言っていた私。
今猛省しています。。。
出産の時も、流産処置の時も、看護師さんが背中さすってくれたり、手を握ってくれたりしてくれたことを思い出しました。
人のぬくもりのパワーって伝わるんですよね。

忘れていたことを思い出させてくれました。
看護師さん、本当にありがとう。

退院する前にちゃんとお礼を伝えたいです。

今日で入院1週間経ちました。
こんな大変なことがあったので自分の体をゆっくり休めてあげようと思います。

今日もお読みいただきありがとうございました♡

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