気候変動との戦い⑤

第5回目になりました。引き続き、NewsPicksの「大富豪 VS 気候変動
」を読んでその内容と感想をまとめていきたいと思います。今日はブルームバーグ が立ち上げた気候変動メディア"Bloomberg Green"についてです。

気候変動や地球温暖化というワードがニュースなどで問題になることはもちろん多いですが、気候変動がメインのメディアというのは、少なくともメジャーなものはこれまで存在しなかったようです。もちろん、気候変動と一口に言ってもその関連分野は多岐に渡るため、それらをすべて包含した形で描くことは難しいです。しかし、気候変動について今後も考え続けていく中で、気候変動というキーワードでつながった分野横断的な内容に一つのプラットフォーム上で触れることができるというのは、実はとても需要があることのようにも思います。実際、気候変動とその背後にあるサイエンスやビジネス、テクノロジーについて興味がある人は多いようで、今年1月に創刊したばかりにもかかわらず、編集者は手応えを感じていました。

Bloomberg Greenでどのような記事が読めるのか、「大富豪 VS 気候変動
」でも一部が紹介されていました。例えば温暖化が進むことを見越して、現在は寒すぎてブドウの栽培に向かない土地に投資してワインを生産しようとしているワインメーカーの話や、クリーンな発電方法と言われる風力発電の風車の羽が実はとてもリサイクルしにくいという話などです。わざわざ気候変動メディアで取り上げなくてもいい話と言えばそうかもしれませんが、関連していなさそうで実は気候変動というキーワードにおいて関連している様々な事象をつなぎ合わせると新たな視点やアイデアが生まれるかもしれません。また、情報が錯綜している中で、気候変動に興味がある人々にとっては、一つのメディアでほとんど事足りるというのはかなりの利点でしょう。

さらに、これは実際にアクセスしてもらえればわかるのですが、大気中のCO2濃度がリアルタイムで算出され、増え続ける様子を見ることができます。こういうデータに簡単にアクセスできるのはとても画期的なことだと思います。そのほかにも多くのリアルタイムのデータや刺激的な記事の数々に出会えるはずです。ぜひ一度試してみていただきたいです。

今日はこの辺で終わりにします。5回で終わると以前書きましたが、終わらなかったので明日まで書きたいと思います。明日は天気と気候変動ということで、ウェザーニュースについて取り上げます。