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電気工事のイノベーションについて その2

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この記事の続きになります。
前回の記事はこちら⇓⇓⇓ 電気の仕事についての説明がほとんどです。

結論から言わせていただきますと、自分の会社の存続を脅かすようなイノベーションとは、『電力の無線化』です。

えっ?それだけ?と思われる方がいるかもしれませんが、どのような変化をもたらすのか。説明していきます。

■思いついたきっかけ
携帯の電波やwifi・Bluetoothなどすでに無線化が進んでいます。とても便利で豊かにしてくれています。
主電源の無線化ができれば、だれもが電気を扱いやすくなり、日本だけでなく世界的にも活用されていくと思いました。
近い技術といえば、携帯の充電器で専用の板の上に置くだけで充電ができる程度です。接触させる必要がある段階。
今後、数十年で技術が進み可能になってもおかしくはありません。

■電気工事に与える影響
電気の仕事というのは、電気配線のルート(道)を作ったりケーブルが損傷しないように保護したりする作業が多く、これらがなくなります。

無線化の距離にもよりますが、数mか十数mくらいだとしても分電盤や部屋の中に入るまで配線すればOKになれば、コンセントの位置や数量は、内装が仕上がった時に決まっていればいいのです。

細かいミリ単位の寸法や高さを何か月も前に1つ1つ決めて図面に落とし込む必要もなくなります。図面も簡略化でき、設計図そのままでも施工ができてしまうかもしれません。

照明器具の点滅についても、無線の電源と無線LANによってネットのクラウド上で設定すれば、意図する照明のON、OFFが可能になることが想像できます。

仕上がってから位置関係を考えて取り付けるだけなら、誰でもできます。今まで現場の経験などが不要になるのです。

■電気工事の仕事が減る。
施工が簡単で安全になれば、特殊な技術や知識が必要なくなります。そうするとコンセントや照明器具の取り付けが電気屋さんの仕事である必要がなくなります。有線で電力を飛ばす側と照明などの調整のみ電気屋さんで行えば済んでしまいます。
元請けである建築さんからの発注が確実に減ります。

■現在の蓄積された経験、人材育成、教育の一部が無駄になる。
作業員の能力や知識、担当者側の図面を書く能力、配置を検討する能力などこれまで積み上げてきたものが必要なくなり、また新たに無線化の調整方法を身につけなければいけなくなっていきます。
仕事が減ってしまう状況でこの影響は、企業にとってとてつもないダメージになると思います。
昨今、建設業界は人手不足と言われており、新卒採用も多くなっています。
電力の無線化が進むと必要な労働力が減るので、リストラにもなりかねません。

■この状況を打開するには・・・
先に気が付ければ、対策が立てれます。この電力無線化を後押しして進めることです。無線化に伴う新製品の機器が大量に売れるようになります。ここに絡むことができれば、新たな収入につながります。
自分たちがピンチになるということは、同業他社にとっても同じことが言えます。この時に、新製品の機器の開発・生産に絡むことができていれば、楽々追い抜いていくことになります。
簡単により安全に電気を使えるのであれば、海外でも需要が出てきます。
世界シェア1位も夢ではありません。

■私には何ができるだろう。
まず、会社の上司に聞いてみたいと思います。「研究開発がどこまで進んでいるのか。」「うちの会社がどこまで本気で取り組んでいるのか。」
今後、電力の無線化についての知識を収集していきたいと思いました。

あなたも現在の仕事や会社の存在を脅かすイノベーションを想像してみてはいかがでしょうか。

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