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【電気工事チャンネル】 良い現場代理人(担当者)ってどんな人?

電気工事に関する専門知識ついて発信しています。

現場では、現場で作業する職人さんと管理をする現場代理人(担当者)がいます。

現場代理人の仕事がイメージできないと思うのでいくつかあげますと、
新築工事の場合
・設計図から施工図を作成する。
・現場竣工にむけて危険リスクを掘り起こし対策を行う。
・他業種との連携をとり現場でのバッティングや出戻り作業を防ぐ。
・工事の追加や変更に対応しながら予算の管理を行う。(増減の見積もり)
・現場の施工要領を計画し実際現場で行われているかをチェックする。
・作業完了したものが正常に使えるか動作確認試験をする。

改修工事の場合
・お客さんからの要望を聞き、見積もり作成
・現場の調査《天井高いと高所作業車や足場が必要だったり配線のルートや機械の容量、作業する回路ブレーカー、作業スペースや第三者の数(人通りの量)など細かいところまで調べます。》
・工程表の作成
・人員の手配
・客先との調整(作業日時や停電の有無、作業エリアの明示)

どうでしょうか。どれも重要でヘビーな内容(苦笑)

さてここで良い現場代理人(担当者)の条件をあげていきます。

■準備ができる
現場では、「段取り八分」という言葉があるように現場を上手く進めるためには準備が大切で材料が無ければ仕事ができず、人員が少なければお客さんとの約束を守ることができなくなります。
現場で起こることを想定してしっかりと準備ができる人

■交渉できる
現場での作業が楽に進めるためには、客先や建築への要望が必ず出てきます。材料を移動してほしいだったりこの部分を先行してほしいなどです。
これをできるかどうかで職人さんの作業効率が1.2倍、1.5倍にもなります。
交渉には、自分にあるメリットばかり押し出してしまいがちですが、相手にとってどんなメリットがあるのかを伝えなければ引き受けてもらえる確率が下がります。少し勇気がいることもあります。考えて資料(言葉)にして伝えに行きましょう。

■コミュニケーションがうまい
現場代理人という仕事は、客先や建築、設計の要望や計画を現場へ伝える橋渡し役的な存在でもあります。
剛速球を速球くらいにして渡したり、危険球を見極めて跳ね返したり。
現場をやっていくと理不尽な依頼。作業完了したものを変えてくれ!みたいなことがあります。その時に伝え方や日々の人間関係が大きな影響を与えます。コミュニケーション力はとても重要です。

■豊富な知識と経験
現場をスムーズに進めるうえで、これはチート的なものになります。
というのも客先や建築、設計からこの人に任せておけば大丈夫といった信頼を得ることができれば、自分の都合がいいように現場を進められるようになります。(信頼を得るにな個人だけではなく全体的に良くなる行動が必要)
そうすることで、職人さんが伸び伸びと作業ができ、効率も上がります。
あの人が言うならと頑張ってくれるでしょう。

現場は、職人と担当者がお互いにシナジーを起こすことで良し悪しが決まると思います。いい仕事をすれば、また仕事が来ます。いい仕事をしてくれるところにまた頼みたくなります。

いい担当者の元で仕事をすることで良い職人さんの腕が発揮され、良い品質を気持ちよく受け取ってもらえる。また新しい仕事をもらえてまた一緒に仕事ができる。そんな現場があちこちに増えるといいなと思います。

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