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「匿名は卑怯だ」の言葉を聞いたのは…

そう教えてると、某商業学校の先生がおっしゃった。
と言っても、これは20年以上前のこと。巷にパソコンとインターネットが普及してきたものの、まだスマホはなかった時代です。HPを制作したというだけで、すごーいと言われていた頃。当時は、パソコンをネットに繋げるのだってけっこう大変で、その速度も遅かった。映像見るなんてとんでもないって感じでした。すぐ、画面が固まってしまった…。
某商業学校ではHPの簡単なプログラミングを生徒に教え、各自のHPも作らせていた。ネット上の匿名による悪口が問題視され始めていた頃で、そのことについて伺ったときに、指導している先生が、「匿名は卑怯だ、と生徒に強く話してる」と言っていたのだ。
様々な問題点があろうともこのネットという便利な道具は、今後ますます重要になるから積極的に取り組まなくてはいけない、という、意欲に満ちた先生でした。
今、どう教えておられるんだろう。
匿名は卑怯。と言うより、卑怯なことをするために匿名にしている人がいる。
素性を明かしていれば、どんなトンデモ発言をしてても、そういう主義なんだな、とわかってよいのだけれど。素性がばれてる状態なら、絶対やらないような物言いをする人が少なからずいて…もしかして自分の身近にも誰か?と思うと、気持ちが暗くなるね。
先日、Twitterで、ある人気コラムニストが、匿名さんに絡まれてる~と心配したけれど、同じように感じてひやひやしていたファンの人に向け“自分から話しかけたの”と答えておられた。気持ち、強いな。有名人なら、ものすごく失礼なコメントもいっぱいきてるだろうに…その多くは、素性を隠して失礼な態度を取る。
映画や本のレビューやコメントでも…批判はあって当然だけど、基本的な、創作者へのリスペクト…というより、人間に対するリスペクトがないものは、読んでるほうがうんざりする。こんな繊細?じゃ、生きていけない世の中なんだけれども。
失礼な匿名発言者について、これが誰なのか知りたいと思ったら、誰でも簡単に知り得る仕組みがあったほうがいいんじゃないかと思える。危険すぎる? 個人情報の保護や個人の安全よりも、その方が、健全な社会になりそう。
匿名でないと言えないこともあるか…。ううううむ。
なるべく、心を健康に保ちたいから、酷い発言には触れたくない。でも、つい目に入ってしまう。今のことろ、心に残さないようにして自己防衛するしかないのです。
良識ある人々の心を削る公害。卑怯者を後悔させる有効な対策方法がないものか、と思います。

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