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不祥事と有名人

たかまつななさんに注目しています。お笑いをされていたときはまったく知らないのだけれど。初めて知ったのはYoutube番組。若者の圧力団体になりたいっていう志を応援したい、政治を気軽に笑顔を交えて話そうという感じとても好き。彼女が、もうTVに出られなくていいやと書かれた、note「セクハラ・パワハラについて私が見たこと、反省したこと」には、今でもそんなことあるんだ…とショックでした…諸々勉強になる。
で、たかまつさんが様々な方と対談されているYoutube番組、よく見ています。昨日は、薬物依存経験者…舞台やTVで活躍されていた方…との対談を見ていて…。改めて感じた。
不祥事を起こしたタレントが、その後「更生した人」のイロを超えて、のびのび活動していくのってかなり難しいことだな、と。
60前後の方はよくご存じのはず…昔はタレントが麻薬で逮捕されても、その後一定の自粛期間を経たら、以前と同じノリのタレントとして復活していたこと。留置所や刑務所に入っても、反省の意を示したらその後は不問に付されていた。
40年くらい前、“クスリをする”って一般人には無縁の世界ではあるけど…怖いがちょっとかっこいいかも、という見方があったように思う。海外では、マリファナが禁止されていなくてけっこう学生もやっているとか…そういう情報も入ってきていたし。若者の海外旅行が盛んだった時代で、“海外で(クスリ)やった”と、ポロッともらした人もいたな。
大昔のことでなくても…。大手事務所のものすごい売れっ子なら、いわゆる不祥事があっても自粛と反省の弁があったら、何事もなかったように扱われる。
そういうのって、TV局や大手事務所のいろんな思惑が絡んでのことでもあるんだろうなあ。ということは、“いつまでもなかったことにしてもらえない人”というのは、芸能界に守ってくれるドンがいないということが大きく関係しているんだろうか…。
そんなことを想像してしまう。知らんけど。
以前、TVでスポーツ選手のドーピング問題のドキュメンタリーを観たことがあります。多くのドーピング体験者が、その経緯と教訓を語っていた。その中の一人、ベン・ジョンソン。ドーピングによりオリンピック金メダルを剥奪された過去がある。ドーピングがいかにいけないことか理路整然と語った彼は、今も陸上の世界にいて若手の指導をしているという。反省し後悔もしていることを踏まえた上で、堂々と生きている。
彼のように日本でも、不祥事を起こした人が、もとの世界でのびのび活動出来たらいい。
事件そのものが隠蔽されてはいけないけれど、その才能を叩き潰しても誰得? 過ちを犯したものをとことん追い詰める…そんな陰湿さはなくなってほしいと思う。

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