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見る機会があったら見てほしい

「質問」とかけまして、
「冷凍」と解きます。
その心は、
 かいとうしないといけません。
#回答
#解凍


都道府県や市町村といった地方議会には、「一般質問」と言われる、議員がその都道府県や市町村の一般事務に対してその執行の状況又は将来の方針、政策的提言や行政の課題などを執行者に直接質すものがあります。

議員活動の1番の見せどころでもあります。
この質問に対しては、執行部側も本気で答弁し、これによって今後の方針が決まることも多々あります。

基本的には議員からこういう質問をします、という通告があり、執行部側はそれを見て答弁を考えることになります。
その答弁書を作ることが行政職員にとってかなり重要な仕事となります。
トップの意志を確認し、法令や今の計画と照らし合わせ、できることとできないことを選別し、最終的に答弁書という形にしなければなりません。

なので本会議が始まるまでに大体のやりとりは決まっており、議場ではお互いに原稿を読み上げるだけのようなものになることもあります。
しかし、議員も再質問をすることがあり、その場でアドリブで答弁しないといけなくなることもよくあります。
職員の答弁は当然思い切ったものは言えませんが、首長の場合はその言葉の意味は大きくなります。
ということでやはり議会一般質問は、議員、首長、職員にとって結構ヒリヒリした時間になります。

こういうやりとりを議場で生で見ることもできます。
いわゆる「傍聴」というものです。
受付で簡単な手続きをするだけなので、一般質問の時は結構傍聴人が入ります。
平日の日中なので来る人は現役を引退した方が多いのは仕方がありません。
またそういった方が地域の課題に関心がある町内会長だったりします。

たまに若い人が傍聴に来ることもあります。
そんな時は、ちょっと裏でざわついたりもします。
次の選挙に出るのか?
誰かの支援者か?
などいろんな憶測が飛び交います

裁判の傍聴ほど面白くはないかもしれません。
でも地域の課題について議員と執行部のやりとりを見ることができるいい機会です。

見る機会があったら見てほしいものです。

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