昔と今の違い。

何年か前にフェイスブックで書いた記事です。
丁度これを思い出したのでコピーしておきます。

【うなぎ屋の秘伝のタレ】※長文注意・面白くないときは読むのを辞めて頂いて構いません。

久々に、卓球指導者らしい記事を書きたいと思いました。多分このあとはしばらくそんな記事は書かないと思います。

最近自分の指導を振り返る機会があり、フェニックス卓球クラブの選手は底辺の選手レベルが高いと自分でも思います。私は指導者になって13年が経ちます。指導者になったばかりの頃、選手として東アジアホープス日本代表になったTさんが小学生5年の1月でしたので、指導者として1年目に、東アジア日本代表選手が誕生したことになります。これは私の力ではありません。

T・E・Kの三人で全国ホープスにも出場。ベスト16で敗れました。東アジア代表とそれと同等の力を持った選手がいての結果です。クラブ選手権にも初出場してみましたが、やはり予選リーグ敗退でした。僕も若かったので、かなり無理をしてましたし、選手や保護者の方はそんなアホな指導者に良くついてきてもらったと感謝してますが、その頃はあれだけ頑張ってたのに思ったほどの結果は出てません。

それに比べて、最近の選手は日本代表はいなくても今年全国ホープス3位や、クラブ選手権のランク以上には常連で入ってきてます。選手一人一人はさほど強いとは思えないのですが、結果は出てます。

では、2005フェニックスvs2017フェニックス…絶対に実現しないですが、団体戦をしたらどうだろうかと考えますが、多分2017フェニックスが圧勝するんでしょう。ただ、当の本人は同じ事を教えてるように思ってますが、強い選手がぽんぽん輩出される秘密を恵皆さん知りたがりますし、聞かれます。笑

で、この正月に冷静に考えてみました。もちろん、僕の頭の中が進化しているのは間違いないですが、年齢と共に元気はなくなってると思います。そこで出た結論が【うなぎ屋の秘伝のタレ】だと思います。

うなぎ屋の秘伝のタレはよく継ぎ足し継ぎ足しでと言いますが、継ぎ足してるタレはいつもと同じ物だと思います。そこにウナギから出るエキスが蓄積して、うまみが増していくんですよね。うちの選手も同じだと思います。

スタート時のタレ(2005)がうまみを増した(練習で強くなった)所に新たなタレ(2006)を補充する。一緒に練習してうまみを増した(2006)に新たなタレ(2007)を補充する。これを12年積み重ねてきた結果…今のタレ(2017)はかなりうまみを増しているんだと 思います。

私は13年間環境を整えて秘伝のタレを守ってきたんです。途中タレのレシピ(練習内容)を多少工夫しながら。美味くなったタレにいつものタレを入れたら美味いに決まってます。強い選手の中に普通の選手を入れて練習させると、普通の選手はまわりに引っ張られます。これは私の恩師のU先生が私に教えてくれたことです。

今フェニックスは日本でトップクラスのおいしいウナギのタレと評判です。笑
そのおいしいタレに混ぜる普通のタレを毎年探し、タレを作り続けてます。
最近は秘伝のタレを少しお裾分けする機会(講習会)もあります。笑

これからもうなぎ屋の店主を頑張って続けて行きます。
長文読んで頂いた方、有り難うございました。(o_ _)o

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