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【旅行記】紅葉を見に那須塩原へ(その3)

こちらの記事は、【旅行記】紅葉を見に那須塩原へ(その2)の続きになります。

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今回の那須塩原で選んだ宿は、板室温泉大黒屋でした。とても久しぶりの旅行でのんびりしたかったので、塩原温泉などの有名どころではなく、街から少し離れたところに行きたかったのです。

板室温泉はお湯がぬるめという点も良かったです。あまり温度が高いと長い間浸かることができないので、すぐに温泉を出ることになってしまいます。

大黒屋はアートをコンセプトにしている旅館でして、ご覧の通り宿全体が古い日本的な作りをしているのが特徴です。このコンセプトが大変気に入りまして、また行きたいと思っています。

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今回は一人旅用のプランできまして、松の館のシングルルーム(洋室)に泊まりました。洋室でありながら、コンセプトは日本的な文化そのものでして、empty(空)の美を感じられます。

emptyとは決して悪い意味ではなく、空間の余白を使うことでどこか寛げるような素晴らしい客室になっています。

東京などの都会では、どこを見ても大きくて派手な看板だらけ。その真逆に位置する部屋のコンセプトは大変脳に優しく、情報量の暴力で疲れた心を癒やしてくれました。

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また、宿には図書館が併設されており、本を借りることができます。図書館と行っても、本は写真に写っている棚にあるくらいの量ですが、主にアートや日本文化に関する本が並んでおり、部屋で読むこともできます。

電子と情報の海に溺れている都会人にとって、大変な癒やしになる工夫がされていると思います。

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宿の庭も工夫をこらしていて、波面のような模様をあえて付けている様子が見て取れます。このような細かいこだわりというのは、やはり満足感に強くつながってきます。

Apple製品やLeica製品に強い信者がいるのも、このような細かい部分までこだわっているからではないでしょうか。それと同じような気がします。

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夕食前に宿の周辺を少しだけ歩いてみました。10月下旬にもなると夜は10度以下に冷え込みます。東京に比べると5〜10度ほど低いですね。風もそこそこ吹いていたので、すぐに退散しました。

板室温泉は1日に数本だけ那須塩原駅とつなぐバスが運行しています。なんというか、このバス停の寂れた感がとてもいいですね。

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こちらはチェックイン時に頂いた夕食のメニューです。野菜や魚、肉などさまざまな食材を用いた高級な料理がたくさん出てきました。

ぼくは普段、食にこだわるタイプではないので久々に食べた質が高い食事が本当に幸せでした。

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料理は二回に分けて運ばれてきました。最初はごま豆腐やお吸い物、大根の煮物や小鉢に入った料理(大雑把)、それとお刺身ですね。

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次に、しゃぶしゃぶのお肉、鮭の焼き物、おしんこ、白米(栃木産こしひかり)が運ばれてきます。

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特にお肉が絶品で、大変柔らかくジューシーでした。胡麻ダレにつけて食べるのですが、これが本当に美味しい。さっぱりとしたポン酢も好きなんですが、これほどお肉が柔らかいとゴマダレのほうが口の中で優しく溶けていく感じがして良いんですね。(飯テロすいません)

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食事が終わったら、急須でお茶を入れて一服しました。部屋に急須がおいてあり、自分で茶葉を入れてお茶を入れることができます。そのような細かい気遣いがとても嬉しいですね。

この日はこれで就寝し、初日終了です。2日目は滝を見に行ったり、お寺に行ったりします。

その4へ続く

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