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レート日記 2日目(結晶ビショップについて・レートはやってない)【Shadowverse】

Ratingsをやる時間が今日はとれないので、環境考察と≪結晶ビショップ≫についての考察を行う。

10/11時点の競技環境について

https://xn--gck7ah6dsb1hyh.game-box.xyz/rating

Tier1に≪AFネメシス≫、Tier2にエルフと≪結晶ビショップ≫をいだく構図は前週から変わっていない。
エルフ内では≪コントロールエルフ≫の立ち位置が悪く数を落とした。圧倒的な不利を取る≪結晶ビショップ≫のシェアが増えたことよるものである。エルフ=≪テンポエルフ≫と置き換えてもはや差し支えない。

≪コントロールエルフ≫が≪結晶ビショップ≫に勝てないのは、≪ダイヤモンドマスター≫と≪ジェムストーン・ウィンギー≫を≪コスモスファング≫でバウンスする行為が利敵としてはたらき、バウンスせず放置の択もライフがもたないことから採れず、要するに≪コスモスファング≫という≪結晶ビショップ≫に勝てませんと書いてあるカードに勝ち筋の大部分を依存しているデッキだからである。

先週末のRSPTの影響もあってか≪結晶ビショップ≫の2ndデッキとしてのシェアはしばらくバブル状態となりそう。そう認識したうえで、自分なりに≪結晶ビショップ≫のアーキ、相性認識についてまとめた。

結晶ビショップについて

ランクマッチ、ルームマッチ壁打ちで一定回したもののRatingsでは結果を残せていない前提で。

情報ソース


構築について

上記2ソースも加味して、デッキの確定枠は以下

このデッキで勝つためには≪ジェムストーン・ウィンギー≫や≪ジュエルシュライン≫を活かした疾走守護フォロワーの押しつけが必須であり、それらのカードがアクティブになるためには結晶した回数のカウントを早期に5回以上にすることが必須なので、結晶もちカードの採用枚数はあたう限り最大化したい。
逆に≪廃滅のスカルフェイン≫は結晶カウントの達成速度や打点の向上には寄与してくれるが、デッキの根本的なアーキ部分には実は関わっていないので、≪廃滅のスカルフェイン≫をマリガンやプレイで重視しすぎるとデッキへの認識を間違える。≪廃滅のスカルフェイン≫カウントよりも結晶カウントのほうが大事である。
よって、低コスト(かつ疾走フィニッシュを阻害しない=盤面を埋め過ぎない)結晶カード+フィニッシュカード(≪ジェムストーン・ウィンギー≫、≪ジュエルシュライン≫、≪ダイヤモンドマスター≫、≪干絶の飢餓・ギルネリーゼ≫)が確定枠となる。

≪サファイアプリースト≫はアーキを踏まえると確定枠とは呼びがたいが、≪ダイヤモンドマスター≫とのコンボが≪デウスエクスマキナ≫への牽制として威力を有し、ドロー効果によってデッキの偏差を小さくしてくれるカードなので、これよりも優先して入れたいカードはまずない。
≪結晶ビショップ≫自体、序盤に結晶カードを引き込み後半にフィニッシュカードを引き込む、その中で≪廃滅のスカルフェイン≫や≪金剛の拳聖≫もなんとなく序盤に引いておきたい、というかなりご都合構造をしており、偏差が大きいデッキである。ゆえに偏差を小さくしてくれる≪サファイアプリースト≫は重宝してあげないといけない。

次に、デッキの選択枠は以下

≪金剛の拳聖≫は一強である≪AFネメシス≫へのメタとして機能するといわれているが、筆者は採用に対して懐疑的である。

まず、上にも述べた通り≪結晶ビショップ≫自体が結晶カウントの手を進めないと勝ちまで運べないデッキである以上、間違っても≪AFネメシス≫対面とはいえ≪金剛の拳聖≫単キープなどできないし、一方ゲームの中盤に引いて出した≪金剛の拳聖≫は6種破壊を達成し≪フルブラストガンナー≫もアクティブになった≪AFネメシス≫に対してちょっとした嫌がらせ以上の仕事をしてくれない。あくまで序盤に引き込むことが求められる。

また、≪結晶ビショップ≫は見た目に反して意外と山上だけで戦うデッキであり、手を進めるにあたって山札を掘りまくれるデッキではないことを認識しておく必要がある。つまり、特定のカードで特定のデッキをメタる意志があるのならばしっかりと3枚積み込むべき。なので≪金剛の拳聖≫2積み構築に対して筆者は基本的にアンチである。
加えて、結晶カウント5回を達成した≪結晶ビショップ≫にとって結晶カード群を置く行為は基本的に、PPを埋める暇つぶし以上の意味を持たない。そうではなく、≪ジェムストーン・ウィンギー≫絡みでさっさと殴りにいきたいのである。それゆえに≪結晶ビショップ≫は構造上、ゲームの後半は数枚の結晶カードが手札で腐らざるを得ないがために、後半に引いてただ腐るカードをこれ以上増やしたくない。

さらに、≪AFネメシス≫に対してのメタという存在意義についてもこのカードに唯一性が担保されているわけではない。すでに挙げた≪サファイアプリースト≫+≪ダイヤモンドマスター≫の後攻4ターン目コンボが≪デウスエクスマキナ≫着地への牽制となるだけでなく、≪結晶ビショップ≫の6~7ターン目に≪ジェムストーン・ウィンギー≫展開を押しつける最大値自体が≪AFネメシス≫にとって対応に窮するものとなりがちである。

以上から、≪結晶ビショップ≫は徹底的に自らの最大値を出力しやすくするべく事故カードを極力減らすべきであり、≪金剛の拳聖≫を採用するならば、多少の事故率UPは覚悟したうえで3枚採用、かつ初手キープくらい徹底したほうがよいだろうという考えに筆者は至った。

同様の理由から≪淀みの神父≫も評価が下がり、≪カースメイデン≫と≪教皇の祭器≫はデッキの潤滑油としての評価が上がる。両者を比較すると≪教皇の祭器≫はドローしつつ結晶カウントを進める仕事をするが、≪カースメイデン≫はさらに結晶絡みのカードに絞ってドローしてくれるため、後者の方がより評価が高い。
≪信仰の一撃≫は幅広い対面で汎用性の高い処理札として機能し、≪AFネメシス≫≪結晶ビショップ≫に対しては手痛い一撃を浴びせることがしばしばできる。さらに後半に手札で腐りがちな結晶カードに、それを対象にとらせるという役割を与えることができる点も気分が良い。
≪大望のミニゴブリンメイジ≫も同様に、後半に不要牌となった結晶カードや≪金剛の拳聖≫を別カードに変換できるだけでなく、2コストカードを対象にとることでフィニッシュカードである≪ジェムストーン・ウィンギー≫を確定サーチすることができる(ただし≪カースメイデン≫を採用できなくなる)。≪結晶ビショップ≫における≪ジェムストーン・ウィンギー≫はフィニッシュにあたってほとんど確実に引き込まなければいけないので、≪秘術ウィッチ≫で≪スペリオルコントラクター≫を確定サーチしようというのとは深刻さが違い、所詮潤滑油にすぎない≪カースメイデン≫を不採用にする理由とじゅうぶんになりえる。上記の役割はいずれもデッキの偏差を下げるものとして有効に働く。特に後半に引いてしまった≪金剛の拳聖≫を処理できるという唯一無二性は見逃せない。
補足すると≪カースメイデン≫と≪大望のミニゴブリンメイジ≫は、≪サファイアプリースト≫や≪ジェムストーン・ウィンギー≫の効果付与先としても役割がある。

以上をまとめて、≪金剛の拳聖≫を3積みするなら下記の構築(YFMと40枚同じ)がよく

≪金剛の拳聖≫を積まないなら下記の構築が理に適っている。

デッキ認識について

・すでに述べた通り、結晶カウント5回を最優先で達成し、≪ジェムストーン・ウィンギー≫や≪ダイヤモンドマスター≫で疾走+守護フォロワー群を押しつけ、OTKあるいは分割リーサルを目論むデッキである。

・よって、≪廃滅のスカルフェイン≫のプレイに固執しすぎず、結晶カウントがもっとも効率的に進むように序盤の手札を吐いていくのがよい。≪荒天の雷神≫をいつまでもプレイできないのがよくある失敗形。

・≪廃滅のスカルフェイン≫+≪ジュエルシュライン≫+≪ダイヤモンドマスター≫+≪干絶の飢餓・ギルネリーゼ≫+≪ジェムストーン・ウィンギー≫による21点OTK & ≪ジュエルシュライン≫+≪ダイヤモンドマスター≫+≪サファイアプリースト≫ → ≪干絶の飢餓・ギルネリーゼ≫+2コストフォロワー+≪ジェムストーン・ウィンギー≫による分割20点 は超頻出である。
上記以外の打点パターンは結果ではなく過程で覚える。各フォロワーの攻撃力をそのまま、≪ジュエルシュライン≫があるなら各+1点、≪廃滅のスカルフェイン≫は4点+≪ダイヤモンドマスター≫があるなら4点……のような形で。実戦では≪AFネメシス≫や≪結晶ビショップ≫など守護を張りめぐらせてくるために、こちらの思い描いた通りの打点が出ないことが多いので、過程で覚えて柔軟に打点計算できるようにしておく。かつての≪ロキサスエルフ≫などと比べれば全然難しくない。

・序盤に結晶カウントを進めたことによる多少のテンポロスは≪ダイヤモンドマスター≫を起点に取り返せるが、≪テンポエルフ≫対面など取り返しのつかない状況に陥ることもあるため、対面によってはプレイを歪めてコンシードプランを取る。

・進化権は上記超頻出のフィニッシュ形に要求されるだけでなく、極力フィニッシュ打点や一斉面処理など効果的な形で使いたいので、気持ちEP温存めに動く。序盤のテンポロスを≪干絶の飢餓・ギルネリーゼ≫進化でごまかしたり、≪サファイアプリースト≫進化でお茶を濁すといったプレイは一旦躊躇するべきである。

相性認識について


<対AFネメシス>
微不利。≪AFネメシス≫序盤の≪人造の代弁者・ヴァーミディア≫を中心としたビートすら辛く、相手の≪デウスエクスマキナ≫着地後は無限のフィニッシュパターンがあるのに対し、こちらは決まったパーツを揃えて対抗しないといけない点で要求値のハードルが高い。相手が≪デウスエクスマキナ≫を全力マリガンして6割程度は引き込んでくるのに対し、こちらが序盤に結晶カードを都合よくプレイして都合よく≪ダイヤモンドマスター≫≪ジェムストーン・ウィンギー≫を引き込める試合は6割もない。≪結晶ビショップ≫としては最大値さえ押しつけられれば優位に戦えるが、その確率が低いことから微不利と判断している。
※ワザップ:≪ダイヤモンドマスター≫+≪サファイアプリースト≫による≪デウスエクスマキナ≫牽制は勝率を少しあげる動き。≪信仰の一撃≫を採用しているならそれによる6種破壊達成妨害を狙いたい。こちらが低アタックの守護を列挙できることから、相手の盤面に対して疑似的な盤面ロックを仕掛けることができて、こちらのパーツ完成を待てるとともに相手に特定札を要求するといった緊急対応ができる。

<対テンポエルフ>
微不利。相手の序盤のビートに対してそもそも弱く、≪ダイヤモンドマスター≫+≪サファイアプリースト≫あるいは≪干絶の飢餓・ギルネリーゼ≫の持ち物検査が多くの場合において始まる。これらを無事持っていたとしても、それらはあくまで相手へのリアクションに過ぎずこちらの勝ちの手を進める行為ではないのが×。
相手の動きが鈍くこちらの守護+疾走フォロワー押しつけが間にあった場合でも、≪凍土の女王・ピアシィ≫+≪妖精の騎士・タムリン≫で普通に貫通されたり、≪黒百合の女王・ノワリス≫ですでに取り返しのつかないクロックをかけられている場合が多い。
≪AFネメシス≫にはともかく同2ndデッキ候補である≪テンポエルフ≫に不利認識をもってしまった時点で、今度からのRatingsで≪結晶ビショップ≫を自分は握れないなと思っている。

<対コントロールエルフ>
超有利。冒頭にも述べた通り、≪コスモスファング≫に対してデッキ全体でメタが張れているため、相手に≪妖花の捕食者≫で謎のビートをかまされない限りはぬるっと勝つことができる。このような相性認識はすでに広まり、≪コントロールエルフ≫の数は激減傾向にあるため、これに有利な≪結晶ビショップ≫も今はシェアがバブルしているものの、次第に減っていくのではないかと筆者は予想している。

<対秘術ウィッチ>
有利。相手の序盤のビートが苛烈でないうえに、こちらと相手のビッグターンが概ね同じで、こちらは相手の≪スペリオルコントラクター≫絡みのリーサルを守護で跳ね返せる&阻害できるうえ、≪干絶の飢餓・ギルネリーゼ≫の疾走による回復を≪秘術ウィッチ≫はケアしきれない。


以上をまとめて、環境が煮詰まるにつれて≪結晶ビショップ≫は立ち位置を落とし、≪AFネメシス≫と同じく偏差が大きいくせにこっちのやりたいことをやっても普通に負けうるデッキとして、次第に評価を落としていくのではないかと感じている。ただし、≪コントロールエルフ≫に対して唯一超有利という独自性は見逃せない。
≪AFネメシス≫一強に対して≪テンポエルフ≫が唯一五分近くで戦えて、それをメタる≪コントロールエルフ≫とそれをメタる≪結晶ビショップ≫、それに有利な≪テンポエルフ≫という形で、理論上は2ndデッキ間でジャンケンが展開されそうであり、現状どのデッキが流行っているフェイズなのかメタレポートを日々注視する価値が高いだろう。


明日から


≪AFネメシス≫と≪テンポエルフ≫で時間をみつけてRatingsに潜る。

以上

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