活字店からの活字の購入

画像1 弊社では、活字が全くないところから活版印刷を始めました。廃業した印刷所から活字を譲り受ける術がありませんでした。活字店に相談したら、この見出表にある活字をまず揃えることを教えていただきました。大出張及び袖で1枚、出張で1枚半、小出張で2枚半です。五号明朝でかなは10本、漢字は5本から揃えました。
画像2 最初は句会で詠まれた俳句の句帳作りから初めました。一人5句で全員で10名の場合、50句を印刷します。俳句は、外字や季語で同じ漢字が何本も出てきます。なので、ない漢字や足らない活字を活字店に注文します。すると、2日くらいで直ぐに送られてきます。
画像3 よく、印刷所の子供は、活字を買いに近くお活字店に行かされたと聞きますが、今は全国に2店舗しか活字店はありません。
画像4 解版糸で縛られて活字が届きます。
画像5 先日作った和綴本が、あまりにも誤植が多いので、正誤表を作るにしても「正」「誤」「頁」「目」「行」の活字が足らないので注文しました。
画像6 それと、ついでに外字を少しずつ揃えていきます。こういう分業があって、初めて活版印刷が成り立つことになります。もう既に、罫線を作る会社は日本にはありません。

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