5月28日の日記　死にたい貴方にできたこと

半年前、幸せをお裾分けしてもらった日記です。
それは本当に貴重なお裾分けだったのです。

5月28日の日記　死にたい貴方にできたこと

昨晩いいことがあった。

長いこと死にたいと言っていた、ある女の子から「おかげさまで今幸せです」と連絡が来た。（高校演劇部のずっと下の後輩）

僕は聖人ではないので、死にたいという君に、全てを捧げるなんてことはしなかった。
常に自分が一番大切だったし、普段の友達や、仕事仲間やクライアントの方が大事だった。

今も、「命を粗末にするな」なんて自信を持って説教できない。
正しそうに聞こえるけど、本当に死にたい人にとって、それはただのエゴだ。別の死にたがりだった友達に、逆に説教されたこともある。

でもそれしか言えなかったから言った。
「君が死んだら俺は困る」と言った。

それでよかったと証明できるのは君だけで、そして君は証明した。
俺しか頼れないと言っていた君に、今にも死にそうに見えた君に、ほんの少しできたことがあった。

それが今の幸せな君に繋がっていて、よかった。
お裾分けされた。

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長く、何もできなくても長く、相談に乗っていたので、本当によかったなあと思ったのを覚えています。

自分の怪我のことを忘れて日記を書いた日でした。

ではまた。