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#4 日本の「農地」はややこしい!

 こんにちは、ゆう也です。
今回は予告どおり、「農地」について少し詳しく書いてみようと思います。
これは、今まさに僕がキャンプサロンを作る上で直面している問題でもあります。

 前回、土地には「地目」というものがあると書きました。そしてその中でもなどのいわゆる農地というものは、その扱いが非常にやっかいだということでした。今回僕がキャンプサロン予定地としている土地、その土地はもう何十年も使われていない土地なのですが、調べてみるとありました。。。畑が、田が。。

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 予定地は、全体で約20000㎡あるのですが、そのうちの約1割が上の写真の書き込みのとうり、農地になっていました。しかも、一番大切な、町道からエリア内に進入するための接続道路を作る予定ポイントが農地になっていたのが痛い。なぜなら、基本的に農地は農業目的以外に使うことができないのです!当然道路なんかもNG。もし農地以外の用途に使用したい場合には、「農地転用」という手続きが必要になります。だったら農地転用すればいいじゃん、と思うんですけどこの「農転」がまた非常に難しいときた。もともと農地法には日本の農地を保護する目的があって、「農転」が簡単にはできない仕組みになっているのです。このこと自体は納得のいく話で、日本の食料自給率の低さなんかを見ても、もっと日本の農業が栄えればいいなあ、とは思うんですけど、僕が交渉中の土地に関しては、もう40~50年は農地として使ってないんですよ。もうね、本当にただの森(笑 これを農地といわれても、、、のレベルです↓↓↓

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農転するには農業委員会に諮問して認めてもらい、それから県に申請を出して許可してもらわないといけないのですが、それを申請することができるのは地権者のみ。ちなみに農地は農家以外の人が買うことはできません。。。ではどうするのかというと、まずは地権者の方に「非農地証明」という制度でその土地が”農地ではありません”ということを証明してもらい、その後、「地目変更」で山林などにしてもらう。そうすることでようやく他人である僕がその土地を購入することができるようになります。現状僕がいる位置もココです。今後、段階的に地目変更された土地を購入していく予定です。(本当は「農業振興地域」(=農振)というただの「農地」よりさらに制約の厳しい土地もあり、そっちに関しては、現状お手上げ状態なのですが、それについてはまたいつか書きます。。)

それではまた次回!
難しいお話がつづいたので次回は楽しい話題にしまーす!

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