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くも膜下出血発症から半年後、急性期病院退院

夫は発症から寝たきり状態が続くと予想されていて、3ヶ月経ってからの主治医の説明でも様子の変化がないとのことでした。
それなので、出来るだけ家から近い療養型病院を探してもらっていましたが、療養型ではないけど自宅からすぐの病院に見学に行き、そちらに転院しようと決めました。

しかし、4ヶ月以上経った頃、ソーシャルワーカーさんから、リハビリを進めているところ、伸び代が出てきたのでリハビリを受け続けた方が良いとアドバイスを受け、急遽リハビリ病院を検討しまして、約半年後に転院となりました。

急性期病院に入院していた約6ヶ月の内、残りの1ヶ月で気管切開していたチューブは外され、経鼻管も取って、経口栄養に切り替わりました。着座の姿勢も少しずつ慣らして車椅子にも乗れる状態にまで身体の方は回復していました。

4ヶ月くらい全く動きがなかったのに著しく回復し始めたことは病院の先生にも予想できないことで、脳の仕組みは複雑で人工的に回復を促すこともできない。回復の度合いは個人によって差があり、いつ頃にどんな状態まで回復するのかも不明。

私はただ、本人の生きる力を信じる。その当時、生きていることだけでも心の救いでしたが、回復し始めたら、いつか私の目を見て笑ってくれるかもしれないと期待もしました。

もし病院側からアドバイスがなければ、転院先ではリハビリを受けることなく一生寝たきりだったかもしれないと思うと、諦めずにリハビリを続けてくれたことに感謝です。

夫が救急搬送され入院するという、初めての経験で不安な事もたくさんありましたが、急性期病院の対応はとても良く、オンライン面会(予約の取りやすさや看護師さんの対応含め)、ソーシャルワーカーさんとの頻繁なやり取りは安心感がありました。

夫も居心地が良かったと思います。

でも急性期病院だから、退院は仕方ない。
コロナ禍ということもあり、通常より長い6ヶ月お世話になることができたことは幸せでした。


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