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#15 コミュニケーション能力を高める方法

人とのコミュニケーション能力が低い若者が増えてきた。廊下ですれ違っても相手から挨拶をしてこないし、目も合わせることがない。目立たないように、目立たないようにと過ごしているようなイメージだ。

その多くは、「何かを発信する、自己主張をすると嫌われるかもしれない」と思っているようだ。
その通りだと思う。自分の意見を言うと必ず敵が現れる。自己主張するとあなたのことを嫌いになる人が現れる。しかし、あなたのファンも必ず現れる。

発信も自己主張もしなければ敵は現れないかもしれない。だけど、あなたのファンも現れない。空気のような存在でしかなくなる。

現代の男たちは敵を作ることを極端に怖がりすぎている。私のこのNOTEでも強い言葉で書いているが、それを平凡な言葉で書いていたら、きっとあなたは読んでいないし、気持ちが高められることもないと思う。逆に、私の上から目線の言葉に嫌気がさしてページを閉じた人も多いだろう。それで良いと思う。自分を主張してあなたのことが嫌いになる人は、そもそもあなたと合わない人なのだ。好かれる必要はないし機嫌を取る必要もない。

何も、自分の意見を押し通せと言っているわけではない。もちろん他人の意見を尊重した上で、自分の意見を言うことも大事だ。しかし、明らかに自分の意見と合わないものに、無理やり自分を合わせて生きていて何が楽しいのか。仕事においても、他人と意見がぶつかる時は多々ある。そんな時には、相手の意見を真っ向から否定せず。自分はこのように考えますが、いかがでしょうか?というように相手の意見を聞きながらも、自分の意見を発信するイメージだ。
自分の意見が通らない時には、ものすごく悔しい思いをする。しかし、自分の意見が通った時には仕事は最高に楽しいものになる。上司や同僚の顔色ばかり伺って、自分を押し殺しているからいつまで経っても仕事が面白くならないし、やらされているという意識になってしまう。

仕事に限らず、女性との付き合いでも同じだ。女性に何が食べたいかと尋ねて「なんでも良いよ」と言われた時に「じゃあ、〇〇を食べよう」と提案できるか。そもそも、女性に「何を食べたいか」なんて尋ねてはいけない。
最初から、「お肉はどう?」「魚はどう?」「パスタはどう?」などと提案するべきだと思う。
おそらく、最近ではそういう男性は少ないのだろう。初めて知り合った女性にそのような提案をすると驚かれる。そして、「決めてくれるから助かる」と言われる。「自分の意見を聞いてよ」という女性などいない。

つい最近の話だ。知り合った女性を食事に連れて行った。その女性は人見知りが強く、向かい合った席では緊張しているように見えた。そこで、自分は店員さんに横並びで座れる席に変えてもらえないかと提案した。そのことに感動してあの瞬間に好きになったと後日、打ち明けてくれた。

この時に、「店員さんにこんなこと聞いたらおかしいと思われないかな?」などと自己防衛をしてしまい行動に移せない男は非常に多い。本当に情けない。そんな男を好きになる女性がいるはずがない。店員さんにどう思われようと、あなたの生活に支障はない。しかし、目の前の女性に「堂々としている人だな」と思わせた方があなたの人生にとって得ではないか。

私はこのように女性をリードすることが多いので、女性からは「こんなに次から次へと提案できて、ものすごく女性慣れしてる?」と言われる。こう言われれば、チャンスだと思った方がいい。他に女がいるんじゃないのかという気持ちになっているから、こういう発言が出てくるのだ。そもそも全く興味がない男が、他の女と遊び慣れていても気になることはない。つまり、そういう発言すら出てこない。

コミュニケーション能力を磨くためには、いくつかのことに気をつけていればいい。
まずは、冒頭にも書いたが、他人から嫌われることを気にしないということだ。相手が自分をどう思うか、自分を好きになのかなんて自分では決めることができない。そうであれば、嫌われても別に構わないとすら私は思う。しかし、堂々としている人を嫌う人はほとんどいないというのが私の実感だ。すれ違うときに堂々と挨拶ができる。会議では自分の意見を言える。自分の考えを伝えることができる男は好感を持たれやすい。
すれ違う時にボソッと小声で「お疲れ様です」と言ってくる男よりも、しっかりと目を見て笑顔で「お疲れ様です」とハッキリ言う人の方がほとんどの人は好きになる。
だから、こんなこと言ったら嫌われるんじゃないか。こんなことをして変だと思われないかな。そんな他人があなたをどう思うなんか気にせずに、必要なことはやるというスタンスを気をつければいい。

次に、一言付け加えるという取り組みをしてみると良い。ほんの小さなことでいい。食事に行った時に「ごちそうさまでした。」だけではなく、「ごちそうさまでした。あのお肉、ものすごく美味しいですね」など一言付け加えるだけで、相手が受ける印象は全く違う。そうすると「そうなんです、あのお肉は〇〇農家で作ってもらっているお肉なんです」というようにコミュニケーションが始まる。
ガソリンスタンドで、「今日は暑いですね」と声をかけるだけでもいい。
職場で隣の席に座る同僚に「このマウス、この前買ったけどめっちゃいいよ」と声をかけるだけでも良い。
フィットネスジムに行った時に「この機械この使い方で合ってますか?見てもらって良いですか?」
というように、なんでも良いからこちらから一言付け加える。そこから新しいコミュニケーションがスタートする。挨拶だけ、お礼だけをしていても何もコミュニケーションは発展しない。

次に、相手を褒めるということだ。日本では褒められたい人が99%で、褒める人は1%くらいしかいない。需要と供給がものすごくアンバランスだ。そうであれば、あなたが褒める人になれば、それだけであなたは周りの人にとって貴重な存在になる。
ここでほとんどの人がやりがちなのは、上司や取引先など自分に利益がありそうな人しか褒めないということだ。そうすると他人から、アイツはゴマスリ男だと思われる。しかし、部下も同僚も、お店で会っただけの人も手当たり次第に褒める。すると他人はアイツはほんと人を褒めるのが上手だと思われるだろう。
上司しか褒めないから「褒めたりして、変に思われないかな」と思ってしまう。普段から誰かれ構わずに褒める人であればそんな考えは浮かばない。
褒める内容だがお世辞でも構わない。明らかにお世辞とわかっていても、あなたは褒められると嬉しい気持ちになるはずだ。それは他人も同じだ。褒めなれていない人は、何を褒めて良いのか全く思いつかないかもしれない。そんな時には、前日とどこか変わっていないかな?という目で他人を見るといい。

髪を切った。新しいネクタイをしている。新しいペンを使っている。新しい靴を履いている。メイクの色が変わった。そんな変化を褒めるのだ。誰だって変化をした時には他人の評価が気になっているものだ。「髪を切ったけど、似合ってるかな?」「新しいネクタイ、スーツと合っているのかな?」そんなふうに、他人からどう思われているのかが気になっている。そんな時に「そのネクタイ良いね」など褒められると喜ばないはずがない。

最後に繰り返すが、他人から嫌われてもいいという意識で自己主張、発信をしていく。そのほうがあなたのファンは増える。
次に、一言付け加える努力をする。
最後に他人を褒める。
これをやって、嫌われることはほとんどない。徳しかないのだから、やらないのは損だ。

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