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マネジメント経験を活かしつつ“インターナルワーク”で領域を広げる──30代PMの志

テクノロジーを駆使し、持続可能な組織と事業づくりを進めるKeepAlive。withコロナ時代の変革管理コンセプト『>>switch』とコンサルティングを柱に、顧客のDXを推進しています。ITコンサルタントを志してKeepAliveに入社した多良雅也が、同社ならではの業務やその魅力について語ります。

課題解決に強い関心。ITコンサルタントを志しSEとしてキャリアをスタート

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▲顧客案件のPMと社内業務で情シスの仕事に携わる多良

入社前後の印象的なエピソードや仕事の取り組み方等を思い思いに伝える、この社員インタビューコーナー。様々な立場の社員が登場しました。今回は顧客案件のPMと社内業務で情シスの仕事に携わる、30代前半の中堅である私に白羽の矢が立ちました。入社3年目を迎えた私が感じる「なぜKeepAliveなのか」を伝えたいと思います。

宮城県で生まれ、転勤族だった父について青森・秋田で幼少期から少年期を過ごしました。元々、「課題を抱えて困っている人を解決に導くサポートをしたい」という気持ちが強い性分。大学で市民と行政が抱える共通課題について海外の事例をもとに解決する手法を学んだこともあって、より“課題解決”に強い関心を持つようになりました。
そのため、就活にあたって真っ先に浮かんだのはコンサルタントでした。しかし当時はリーマン・ショックの直後で、就活は厳しい状況。まして自分は文系出身で、システム構築未経験者。いきなりITコンサルタントになるのは難しい現実がありました。
そのような背景があって、基幹システムの開発を行うベンチャー企業にSEとして入社しました。開発、テスト、運用、詳細設計、基本設計とひとつひとつステップを踏みながら開発経験を積みました。3年半が経ちITエンジニアとして一般的な能力値に達したと感じたタイミングで、目標であるITコンサルタントの道を模索するため転職を決意。

「お客様に近い場」を探して、CMSを開発・提供している会社を選びました。そこでは主に要件定義から基本設計までを上流部分を担当し、出来上がったものに対して検証を行い、納品するというものづくりの一連の工程を経験しました。
当初はSEという肩書でしたがPM的な内容をやるようになって、入社2年目という早いタイミングで課長を経て部長に昇進しました。営業のような新規の顧客開拓をしながら、部長としてマネジメント業務もこなし、システムを作るということを3年間ほどやりましたかね。

顧客に近い所へ行きたいという思いで転職した会社でしたが、用意されたRFPで言われたままのものを作るSIerに近い動きが多かった。もっとユーザに近いところで仕事をしたいという、元々持っていた思いが再び強まりました。6年ほど在籍して「やりきった」満足感がありましたし、会社が上場することになり、次のステップへ移行するタイミングだと再び転職活動を始めたのです。

大手外資と同等のレベル感、圧倒的スピードで成長できる感触が入社理由

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▲柔軟で小回りが利く環境の中で、スキルを磨く楽しさを知った

IT・Web企業に強い転職サービスにプロフィールを登録して、早い段階でメッセージを送ってくれたのがKeepAlive共同代表の西田でした。会社の紹介記事を読んで、最初は多少興味を持っただけというのが正直なところです。しかし自分のプロフィールをとても良く読んでくれているのを感じたのと、ユーザーにかなり近い位置にいる感触が伝わり、徐々に関心が高まっていきました。
そこで、西田と共同代表の成田に会いにいくことにしました。大手の外資コンサルファームにいた成田の話は、面接の時からすごく興味深かったです。会社規模こそ大きくないものの、やっていることは大手外資と変わらないレベルだと感じました。
「ここなら多くのことが学べて、圧倒的なスピードで成長できる。」確信に近い感覚を覚え、採用通知をもらった時は即決に近い形で入社を決めました。

こうして2019年5月にKeepAliveに入社。最初の仕事は、ある顧客企業の基幹システム刷新という既存案件のPM補佐でした。その時のPMはコンサル経験者で、業務整理や要件整理等、そのPMから基礎的な部分を学ぶことが出来ました。
その後、このPMからプロジェクトを引き継ぐことに。古い技術が使われ周辺システムが複雑に絡み合った状態で、メンテナンス性が悪く保守費用がかさんでいました。
そこで、軽量なコンテナ型仮想化環境Dockerを使った統合を提案しました。お客様の理解もあり結果採用され、2020年末に無事カットオーバーできました。KeepAliveが得意とする最新スキルセットでの提案が活きた事例です。
現在は、大型ショッピングモールのECサイト再構築プロジェクトにユーザー側のPMOという立場で携わっています。ユーザーサイドに入る仕事は今回が初めてなので、経験値を高め市場価値も高めたいと思っています。

ユーザーに近い位置で仕事をしたいとという願いは叶ったのですが、目標であるITコンサル業務はまだできていないのが現状です。しかし不満があるかといえば、それはありません。
なぜかというと、今まで扱ったことがない最新技術がポンポン入ってくる。使ったことのない言語やリソースが使える。これが楽しくて仕方ない。前職までは縛りが多かったのですが、KeepAliveは適材適所の最新技術やツール、外部リソースを使ったり、パートナーと共創したりと基本として自由に動くことができ、ビジネスマンとして成長できる場だと思えるからです。

安定性やネームバリューを求めるならば大手企業がいいと思います。でも、柔軟で小回りが利く環境の中で、スキルを磨く楽しさは縛られた環境では絶対に味わえません。そういった意味で、私はすごく満足感があります。

DevOpsの概念に基づく社内業務「インターナルワーク」で自分の市場価値を高める

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▲攻めの情シスを目指しメンバーをリードしている

他にもKeepAliveならではの魅力があります。それは「インターナルワーク」です。
KeepAliveには、人事部や営業部といった部署体制がありません。部署で縦割りにすると、所属する人員が特定業務のみを行うことになります。KeepAliveには、すべての業務でなるべく属人化を排除・自動化しようというDevOpsの概念に基づいた考え方があります。そのため、就業時間の2割を目安に社員皆で社内業務を分担して、それをインターナルワークと呼んでいます。

私は「情報システム(以下情シス)」と「ビジネスパートナー」を扱うインターナルを担当しています。若手は様々なインターナルワークをローテーションするようですが、私は入社後の案件対応での実績が買われて指名されました。
どのインターナルワークに参加するかは、その人が望んでいるキャリア設計に照らし合わせて上長やメンターと相談したり、興味ある分野を選択したりして決めます。人によっては、あえて全く興味なかったり経験がなかったりする分野を選択することもあるようです。
というのもインターナルワークは、お話した通り属人化の排除という目的があるものの、幅広い経験を持ったビジネスマン・ジェネラリストとして、時代の変化に強い市場価値が高い人材を育てるという狙いがあるからです。

情シスとしては、テレワークが無期限に適用されている中、社員全員が快適に業務できる環境作りを実施しています。
出社しないとできない業務を0にすることを目標に、社内ファイルサーバを完全に廃止。オンラインストレージ導入準備を行っています。業務ツールに関しても、SaaSへの移管を積極的に推進しています。
SaaSへの移管が進むにつれID/Passwordの管理が煩雑になると予想されるため、ID/Passwordの一元管理はもちろん、生体認証の導入も検討中。また社内VPNを廃止しつつもセキュリティは担保して業務が回る、KeepAliveとしてのゼロトラストネットワークの構築にも挑戦中です。

私は施策を推し進める情シスメンバーを監督としてリードする立場です。大きな組織のように硬直化していないので、誰もがマネージャーやリーダーを経験するチャンスがあります。インターナルワークを通じて、事業の企画や立ち上げに携わることも可能。自分のアクションが経営にどう影響を及ぼすのかを間近で見て体感できる醍醐味があります。
幅広く様々な経験ができるのは、KeepAliveの大きな魅力です。

挑戦意欲がある人にとってKeepAliveはとてつもなくやりがいがある環境

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▲Working Base izu-itoでは趣味の釣りも楽しむ

KeepAliveは挑戦意欲がある人にとって、とてつもなくやりがいがある環境です。裏を返せば、それがないならば与えられた仕事をこなすスタイルの企業にいた方がいい。手を挙げれば基本はなんでもできるので、「こうしたい」という意志を持つ人が合っています。
コミュニケーションはフラットで、経営陣との距離が近い。素早い判断のもとで、スピーディーに物事が進みます。代表の成田は技術面での統括も行っており、テクノロジーの話も含めてとても刺激を受けています。

基本的にはテレワークですが、KeepAliveはワーキングベースプロジェクトという名のもと、本社や支社といった概念を取り払い、各拠点のロケーションを最大限に活かす挑戦をしています。
静岡県伊東市に購入した不動産を「Working Base izu-ito」として、社員がリモートワークを行うサテライトオフィスや休日を過ごす福利厚生施設として機能させています。
私は釣りが好きなので、ワーケーションを行う場としてよく利用しています。聞くところによると、社員の中でここを一番使っているのは私だとか(笑)。多忙な成田ですが、ここで会うと比較的ゆっくり話すことができるので、それも「Working Base izu-ito」を利用する理由になっています。

お話した通りKeepAliveには、部署という概念がありません。そのため、固定化された上司・部下という関係性がなく、プロジェクトによってメンバーが変わります。
現状もビジネスパートナーを含めて、プロジェクト毎のマネジメントを行っています。私のマネジメントでの心がけは、誰が上とか下とか考えないこと。共通のゴールを明示・共有して、そこへ進むためのマネジメントいう考え方で取り組んでいます。
なので、上司部下みたいな堅い空気感を作らないようにしています。指示や命令ではなく、例えばスケジュールを決めるにあたっても、「そもそもそれはいつまでにやることだっけ?」とか「どこまで決めるのがゴールなんだっけ?」と、一緒に考えて、迷っているならば導くような働きかけをします。そうすると、人は自発的に動くものです。これは前職で部を持った経験が活きていますね。

エンジニアリングでもマネジメントでもいいのですが、もしやる気やチャレンジ心を持っているのに機会に恵まれないと感じているならば、KeepAliveに話を聞きにきてはいかがですか? 自分の力を試してみたい人にはうってつけの会社です。ぜひそういう人と一緒に仕事したいです。


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