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写真の理由#1 UKIBOKU


出来事:発見~撮影

鳩が羽ばたいて、木から飛び立っていく瞬間を狙ったり、くちばしを水面につけて水を飲んでいる瞬間を狙ったりと、自分にしては珍しく、ひとつのものを何枚も撮りました。
ですが撮れた写真を見返すと、なんの見どころもないものばかりでした。
「なぜこれを撮ったのだろう?」と疑問に感じ、頭の中で時間を巻き戻しました。そうして思い至ったのが下のツイートに書いた内容です。

旅行者の真似をして、自分はこの場所において異端ではない、と安心したかったんだろうなぁと思います。

撮影後

ここまで自覚してしまったものを放っておくのは精神的にしんどいので、せっかく撮れた不純で空虚な写真をベースに、「場違い」「浮いている」「落ち着かない感じ」「一人だけ向きが違う」を表してみようと思ってできたのがこの「UKIBOKU」です。
浮いているように見える木(き・ぼく)と、あの場で完全に浮いていた僕(ぼく)をかけたタイトルです。

ところでみなさんは一緒に旅行する人はいますか?遊ぶ友達はいますか?
ぼくはいません。こういうやつもいるんです。
だから大事にしてください。引っ越して遠くに行っちゃうとか、結婚して遊ぶ時間がなくなるとか、病気をするとか、何があるかわかりませんから。
連絡だけでもしてみてください。

おわりに

以前に投稿していたnote記事はすべて非公開にして、新たにこういう内容やほかにもちゃんと一本筋を通したZINE的な内容を書いていくことにしました。
どうか読んでもらえたらと思います。

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