子どもの問いとは

ここ数年、「子どもの問いから学びを創る」ということばをよく見るようになりました。私自身が小学生だった頃から言われていたのかもしれません。

教師になってから数年経った頃、所属していた研究会で「子どもの問いを基に物語を読む学習」がよく話題になりました。
当時は、漠然と授業が活性化しそうだと思って自分もやっていました。
やり続けている内に、確かに子どもたちは自分の問いを基に授業が展開していくことを楽しんでいるように感じ始めました。
小学生は、「問いは先生(または大人)から与えられるもの」と、どこかで思っているのではないかとも感じました。
もちろん、教師が問いを出す(いわゆる発問)ことも必要だと思います。「国語が嫌い」だという子が、少しでも国語に興味をもってくれればと思いながら、発問を考えることもあります。
どちらが絶対に良いということはないと考えています。
「問いを考える」「問いについて考える」「考えた問いについてふり返る」こういったことを続けていくと、自分の生活について問いをもち、考え続けることもできるようになるのではないか、とこれまでの経験から思います。

国語は、どこかで日常生活とつながっていることを子どもが実感できるのも大事かなと考えています。


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