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30歳と11ヶ月

花粉症で、目が開かない季節がきました。
ほぼ半目で生活をしております。

半年ほど前から資格試験の勉強をしているのですが、先日、ついに試験本番を終えました。
そのため、若干の燃え尽き症候群です。ふぅ…。

ここ数ヶ月は、毎週末図書館やカフェで勉強をする日々でした。学生時代ぶりの勉強だったのですが、あの頃とは全然違う感覚。新しいことを知ることが嬉しくて楽しくて…!
自分が興味のある分野を学ぶことって楽しいのか!と、ようやく気づいた三十路の春でした(遅い)。

来月、結果が分かります。どきどき。


この資格試験の勉強にあたり、ちょいと小話を。

この資格試験には学科試験とは別に実技試験の面接もあるのですが、試験対策ということで、お金を払って、試験直前に外部のスクールの対策講座を受講しました。

正直、実技試験の練習はほとんどできていなかったのですが、ネット情報やyoutubeの関連動画を見て勉強した気になっており、「なんとかなるっしょ〜」という謎の自信がありました。

んが…!!!対策講座のベテラン講師のマダムから、思いっっっきり、ダメ出しを喰らったのです。模擬面接の質問に答えられず、タジタジ…。痛いところをつかれて、頭が真っ白。反論したくても、マダムの指摘が正しすぎて、ぐうの音もでず。

見事にポキッと鼻を折られました(伸びた鼻を折って頂きました)。
久しぶりに人前で泣きそうになりました(ぎりっぎり、うる目で堪えました)。

ううう…三十路にもなって人前で半べそになるなんて…

中身のない上部だけの知識で「できてる風」に装っていることを、完全に見抜かれたのです。そりゃ、自業自得でございます。

帰り道、できなかった悔しさと、試験直前での自信喪失と焦り、盛大にダメ出しを喰らった恥ずかしさ、今までの自分へのやるせなさ、などなど色んなマイナス感情が出てきて、灰になって消えてしまいたい気持ちでございました。

ただ、家に着いて、お風呂に入ってる時にふと思ったのです。こんなに面と向かって、ちゃんとダメ出しを喰らったのは何年振りだろうかと。自分のできていないことを、ズバッとはっきり指摘してもらったこと、最近無かったなぁ、と。

自分も相手も、嫌われないように気を遣っていて、みんな優しい。ぬるま湯でぬくぬくした環境。ちょっと違和感を感じても、指摘せずにやり過ごす。
そんな日常の中、突如現れたマダム。

あぁ、あれはありがたい経験だったんだ。
すごく凹んだけど…

このマダム講師との出会いがあったからこそ、その後しっかり対策ができ、落ち着いた状態で試験本番に臨むことができました。
ありがとう、マダム…!

マダムはきっと「仕事ですから当然でございます(キリッ)」とおっしゃるでしょう。

自分の間違いをずばっと指摘してくれる人の存在って貴重ですな。

と、そんなことを思った30歳と11ヶ月でした。

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