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『次元の低い話』を次元の高い観点から説明してみた

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皆さん「次元の低い話だ」と1度言ってみたくないですか?

優越感に浸れそうな言葉ですよね。
ただし、その言葉を真に理解している人は少ないでしょう。

そもそもこの「次元」という言葉は数学で生まれ、物理で広く使われている言葉です。

”次元”とは英語でDimensionと言います。
ディメンション=寸法・測るという意味です。

たとえばロープの長さを測る時は1度で済みますよね。長さだけですから。

しかし、床の床面積を測る場合は縦×横を測る必要があります。
この測る=ディメンション=次元です。

ロープのような様な線は1次元、縦×横の面は2次元、となります。

では建物はどうでしょう?

縦×横×高さが変わりますので3次元ですよね。

ちなみに私たちの生活しているこの空間は3次元空間から成り立っています。

ではドラえもんのポケットのように「4次元の世界」となるとどうなるのでしょうか?

私たちの空間に何かが加わったもの…。

数学者や物理学者はこの4つ目の次元に時間と着目しました。

この発想から「タイムマシン」が生まれたのです。
天才アインシュタインの相対性理論もここから来ています。

そして貪欲な数学者たちはこの4次元では飽きたらず、5次元、6次元n次元…さらには無次元空間を生み出していきました。

しかし、その究極は”0次元”です。

さて、ここでもう一度おさらいしておきましょう。
「次元」とは図ることを意味します。

つまり”広がり”です。

4次元、5次元、6次元、n次元、
ついに無限ときました。

そして究極は ”0次元” 。
(?)ん となりますよね。(笑

”広がりがゼロ” になりました。

少し考えてみてください…何か浮かびませんか?

そうです。

数学者たちはついに「点」以外思いつかなかったのです。

こうして点が0次元、線が1次元、面が2次元、立体が3次元、と物理的な図形が完成しました。

人は物事を考える時、つい目の前のことにとらわれがちです。

凄くわかりやすくいうと今、3次元の視点(日常生活)の時に地球の裏側ブラジルのことを考える人なんていません。

普通に生活していて「ブラジルの人何してるかなぁ」なんて思いませんよね。(笑

「それはインチキだよ!」
「あまりにも考えがひねくれてる」
と言う声が聞こえてきそうですが、私は ”自分が立っている裏側にも人が立っている” と言うことをイメージして頂きたかったのです。

これが次元の高い話(? )なのでしょうか…。

さておき「次元の低い話」をしている人を
見かけたら是非、「点が線になって、線が面になっていく。もっと全体を見据えた次元の高い話をしよう! これからはグローバリゼーションの時代だから」

などと話すと、少し頭の良い人に見られるかもしれません。

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