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楽しいことについて

普段のリーダーライブとはまた違った、私の中の企画モノポジションであったイベント『音楽実験室presents Live&Session』が終了しました。

まずはまだ気の許さないこの情勢の中参加していただいた方々、出演者、お店の皆様、本当にありがとうございました!!


堂々と出歩くことが難しくなって早一年半、この期間に自分で何かを動かすということは本当に悩みます。
リスクはある。
人が来てくれるかもわからない。
万が一のこともある。
正直考えると胃が痛くなるし、家に閉じこもりたくもなります。
それでも動こうと思えるのは、今回のような瞬間があるからだと思います。

♪-♪-♪


今回のテーマは《初めてのジャムセッション》
参加してくださった方はほぼ全員が、初めてのジャムセッションでした。
月に一度セッションホストをさせてもらっていますが、やはりそういった場所にはなかなか来にくい初心者の方はたくさんいます。そんな方の「やってみよう」の第一歩の手助けになったのなら嬉しいなぁ。


1人一曲ずつ、演奏中は皆さんの表情をずっと見ながら演奏していました。
あぁ、私もこういう目をしていたんだろうなぁ、と思いながら。
キラキラして、ドキドキして、怖くて、楽しくて、
そんな表情の方が沢山いてくれて、「あぁ、やってよかったなぁー」と純粋に思えました。



今はライブで歓声をあげたり、大声を出したりはあまりできません。
でも、その表情と、拍手と、身振り手振りで「楽しい」がこちらにひしひしと伝わってきました。
こんなに肌で感じれたの、久しぶりだなぁ。


音を聞き返すと、私の音はまだまだ未熟だと痛感します。
それでもあんなに楽しい空間になったのは何故なんだろう。
数年ぶりに演奏できたパートナーと、信頼している相棒と、ようやく会わせられて、音を出せたことも大きいです。かなり。
でも、それと同じかそれ以上に、あの空間にいた人々が「音楽楽しんでくれてる」と思えたのが1番だと思います。


何度振り返っても、

あぁ、楽しかったなぁ
いいライブだったなぁ
音楽って、やっぱり私には必要だな

こんな言葉ばかり出てきます。



『音楽は、楽しいんだよ。
音を出すって、楽しいんだよ。』


この先の言葉を、もっと強く、たくさんの方に、堂々と言える日が早く来ることを願って。


そして今は、この「楽しい」を少しでも多くの人に感じてもらえるように、試行錯誤しつつ、少しずつ動き続けたいと思います。

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