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146 FX必須情報#013 為替相場と金利差

(1)為替相場は、「時々ファンダメンタルズを反映する形で仕切り直ししては金利差と連動」というパターンになることが多い。なので、中長期的にはファンダメンタルズが重要になるし、短期的(あるいはファンダメンタルズに大きな変化がない場合)には金利差が為替相場にとって重要だ。

(2)最近のドル/円為替相場の仕切り直しは、
(a)昨年10月21日の日本の2回目の為替介入直後の、米国で利上げ⇒景気後退⇒利下げが意識され始め、米10年金利の低下が始まった時。円高へ。
(b)昨年12月20日、日銀が10年債利回りの許容上限をそれまでの0.25%から0.5%に拡大した時。円高へ。
但し、その後、依然米国で消費が強く、物価高が続いており、利下げに転ずるのは予想より後ずれするとの見方に変わり、米金利が上昇に転じ、ドル高になった。
今の、ドル円為替相場と米日金利差の関係は後記

(3)となると、次の仕切り直しは、再び米国で利上げ⇒景気後退⇒利下げが意識され始め、米10年金利の低下が始まる時か? この時は、仕切り直しがなくとも円高になるだろう。
日本の金融政策の正常化が起きるのは、その先になると思われる。

以下、ドル/円、ユーロ/ドルとそれぞれの金利差との相関を掲載する。

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