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Fedが重視する4つの指標
今の金融政策の最終的な目標はPCEデフレーター上昇率を2%以下に抑えることだが、そこへたどり着くまでの金融政策(利上げのスピード、到達点=ターミナルレート、その金利の据え置き期間など)を決める大きな指標は以下の4つ。
(1)求人倍率(失業者数に対する 求人数の割合)
パウエル議長が講演会や記者会見でたびたび言及する。
2022年11月の求人数は1045.8万件。一方、同月の失業者数は601万1000人。失業者1人に対し求人が約1.7件ある計算だ。依然として米労働市場は逼迫している。
高賃金上昇率⇒賃金コストが物価を押し上げる という図式を抑えるためには、労働市場を緩ませる必要がある。Fedは明確には言わないが、求人倍率を1倍近くまで低下させる必要があると考えているのではないか?
勿論、求人倍率が高いことだけが物価上昇要因ではないが、FRBが重視している指標の一つではある。
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二つ目の指標は、
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